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オールド・デジタルカメラ・マニアックス(3)コンパクト編(1)

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本シリーズ記事は、「オールドレンズ」ならぬ、
古いデジタルカメラ(オールドデジタル機)を、時代と
カテゴリー(一眼レフ、コンパクト機、ミラーレス機)
で分類して、順次紹介していく記事群である。

既に「一眼レフ」編を2回掲載したが、ほぼ時代順に
沿っての紹介とする為、今回はコンパクト(デジタル)
カメラ編とする。

紹介機は、いずれも2000年以降に発売されたもので
現在でも所有していて、完全に動作する機体を選ぶ。

2016年末に「コンパクト・デジタル・クラッシックス」
シリーズ記事で、当時所有していた16台程の機種群を
紹介しているが、その後5年程しても所有機の現状は
余り変化していない。その理由は、2010年代からは
コンパクト機の市場が縮退してしまっているからだ。
ともかく、今回の記事からは、10機種程のマニアック
なコンパクト機を厳選して紹介していく事としよう。

なお、本シリーズ記事は、「オールドレンズならば
人気があるのに、何故オールドカメラは不人気なのか?」
という、状況の分析も1つのテーマとしている。

----
では、今回最初のオールド(デジタル)コンパクト機。
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カメラは、KONICA MINOLTA DiMAGE A2 (2/3型機)
(2004年発売、発売時実勢価格約14万円)
(中古購入価格 35,000円)
レンズ仕様、28~200mm(相当)/f2.8~3.5
紹介記事:コンパクト・デジタル・クラッシックス第1回
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まずは、これらの小型機のカテゴリーの名称であるが、
本ブログでは、だいたい以下のように分類して呼ぶ

*銀塩(AF/MF)普及コンパクト(機)
*銀塩高級コンパクト(機)
*APS(IX240フィルム使用)コンパクト(機)
*デジタル・コンパクト(機)
(またはコンパクト・デジタル機)
*ロングズーム・コンパクト(機)

これらは、常に一定の呼称では無く、記事内容等に
応じて変化する場合もある。また、これら以前の時代
(1930年代~1960年代頃)の、銀塩小型機は、
コンパクトという分類には当てはまらない事もあるし、
そもそも本シリーズ記事では、銀塩機は対象外だ。

で、一般的に呼ばれる「コンデジ」という呼び方は
本ブログでは非推奨である。その理由は、元々の
その言葉の由来が、差別化から生まれている(蔑称)
からだ。

具体的には、2000年代に、最初にデジタル一眼
レフが発売された時代では、それは非常に高額な
商品であった為、それを買えない層からは、わざと
”語感の響きが悪い”、「ガンデジ」「イチデジ」
「デジイチ」という、十把ひとからげ的な呼称が
使われた。(個々の機種名等は言われなかった)

対して、同時代に価格下落が大きくて、一般層に
普及したコンパクト・デジタル機を「コンデジ」
と呼び、その製品価格の差を、ユーザーにおける
差別(ヒエラルキー≒階級)にも適用した訳だ。

勿論、メーカー側や流通(市場)、専門誌等では
一切使われない呼称であり、コンシュマー(消費者)
層から生まれた言葉である。そこには、妬み、嫉妬等
の複雑な心理が明白にあった為、「これらの呼称を
使うのは適正では無い」として、その当時から開設
していた本ブログでは一切これらの呼称は用いていない。

そして案の定、2000年代後半にデジタル一眼レフ
が安価になり、一般層に普及したら、もう購入者は
「ガンデジ」などの”語呂の悪い”俗称(蔑称)で、
自身の愛機(カメラ)を呼ぶはずは無い。
「NIKON D40を買ったぞ」「EOS 50DをGET!」等
の具体的機種名で、それらに愛着を持って呼ぶ事は

当然であろう。

かくして、2000年代後半に、カメラに興味のある
消費者層の多くが、デジタル一眼レフを入手できる
ようになると、もう「ガンデジ」「デジイチ」等の
蔑称は完全に「死語」となった。
(そもそも、G/D/Z等の発音を含むのは心理学的に
「敵役」の名称の特徴である、と私は分析している)

同時代に「コンデジ」も「半死語」となったのだが、
コンパクト・デジタル・カメラでは、さすがに長い
ので、これは単に「省略語」の意味で、その後の時代
でも一般ユーザー層での会話やSNS等、あるいは
「専門性の低い」雑誌等でも、稀に使われていた。

ここで何故「専門性の低い」と書いたのかは、
業界全般で、「ガンデジ」や「コンデジ」の名称は
差別化要因があって非推奨(公式には使われていない)
事は、市場での「常識」であったから、この呼称を
使った時点で、カメラ市場の事が何もわかっていない
という状況であり、だから「専門性が低い」と書いた
訳である。私も勿論、その時代での「ガンデジ」や
「コンデジ」等の見出しがついた一般雑誌等は、全て
購入を控えていた。(何も参考にならなかったからだ)

まあ、その時代はデジタル一眼レフの市場普及が促進
していた為、多数の「専門性の低い」雑誌が刊行されて
いた時代だ。それらの一部では、そのカメラなど全く
所有しておらず見た事も無い、ライター(記者)等が
「600万画素機よりも800万画素機の方が良く写る」
等の、カタログスペックを見て書いただけの、根拠も
何も無い、コメントやレビューを記載する事が普通で
あった。

でもまあ、その傾向は、その後の時代でも良く見る。
スペックだけを比較してカメラの良否を語るスタンスだ。

「自身でお金を出し、かつ使っているカメラでないと
 評価情報の信頼性が低い or 評価してはならない」
「カメラやレンズの評価は、必ずユーザー個々に行う。
 何故ならば、利用者毎に機材の使用目的も撮影スキルも
 まちまちであるからだ」
という、本ブログでのルールは、この時代に、あまりに
情報価値が少なく、かつレベルが低いレビュー等を沢山
見て来た事が理由(一因)となっている。

さて、余談が長くなっているが、余談とも言い切れず、
むしろ個々のカメラの長所短所を語るよりも重要な事だ。
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話の途中だが、ここで一旦、紹介機「DiMAGE A2」の
特徴をまとめておこう。

DiMAGEは、”デイマージュ”と読む、恐らくは、
”Digital”+”Image”の合成語であろう。
1990年代迄の製品では「Dimage」表記であったが、
2000年代頃からは「DiMAGE」表記となっている。

本機は、大型2/3型CCDセンサー、800万画素。
画質に定評のある28-200mm相当のGT型番手動ズーム。
PASMからなるフルAEモード、手ブレ補正内蔵、
高精細92万ドットEVF搭載、等の多機能・高性能機
であり、発売時価格も約14万円と高額であった。

企業合併により「KONICA MINOLTA」となって、初めて
発売された本格的高級(コンパクト/ロングズーム)
機であり、市場におけるブランドイメージや優位性を
構築する為の、極めて気合の入った企画設計である。

スペック的には、当時としてはベストであり、死角が
無く、何も不満は無いが、これを実用カメラとすると、
色々と欠点が目立つ。

具体的な弱点としては・・
起動の遅さ、AF性能(速度・精度)、MF性能
(精度、操作性)等であるが、最大の課題としては
当時のCCD撮像素子および画像処理エンジンの
技術的な限界からか? 日中晴天等の高輝度環境に
おいては、D(ダイナミック)レンジが低い、のっぺり
したメリハリの無い画質に感じてしまう事だ、すなわち
屋外一般被写体への適合性が弱い。
(注:本ブログではRAW撮影を推奨しておらず、全て
JPEG撮影である。最終的に写真を掲載(や納品)する
形態がJPEGであれば、RAWからの編集は、コスト
(手間)が余分にかかるだけであるからだ)


この問題への対策だが、本機を、たまたま雨天時等に
持ち出してみると、低輝度環境で、明暗差(≒Dレンジ)
が低い被写体を撮影すると、そこそこ良い発色を見せて
くれる事が判明した。

元々、合併したKONICAはフィルムメーカーであり、
この時代(2003~2005年)は「KONICA MINOLTA」の
製品企画上で「発色」という側面に、かなりスポットが
当てられていた状況だと思われる。

しかし、KONICAの要望には、当時のデジタル技術が
追いついていない。長期に渡って改良が続けられた
高性能フィルムのような色味や風合い、と言っても、
まだ未成熟なデジタル技術では、その再現は不可能に近い。

(注:現代の初級中級層は、「フィルム=低画質」と
認識しているだろうが、それはとんでも無い誤解だ。
銀塩末期のフィルム画質は、2000年代の殆ど全ての
デジタルカメラよりも、ずっと高画質であるし、
現代のデジタル機でも、下手をすればフィルムに
負けてしまう。

フィルム写真を撮った事の無い人達が、「フィルム風」
という名目で、わざと低画質なレタッチをする事には
あまり賛同できない。そう言うならば、少なくとも、
ちゃんとした銀塩機材で、撮影の経験を積んでから、
そういう事をするべきであろう。そうでもなければ、
銀塩時代の使用機材が、トイカメラ級の、よほどの
Lo-Fi(低画質)であったのではなかろうか?)

だから、全ての(様々な)撮影条件下において、優れた
発色を得るような機器設計は到底無理だっただろう、と
今にして思えば推察できる。で、多分、その発色傾向の
チューニング(調整)は、「実験室の中」等で行われた
かも知れず、屋外晴天環境等での、想定範囲を超えた
撮影状況での発色傾向に、課題が生じたのであろう。
(どれかの性能を優先すれば、どれかが立たない、
これを「トレードオフ関係」と技術用語で呼ぶ)

しかし、それが理解できれば、もうそこまでで十分だ。
以降、2000年代後半から2010年代前半くらい迄
本機は「雨天専用機」として大活躍する事となる。
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ただし、その場合でも些細な弱点があり
「手動ズームは、傘を差したままの片手では操作困難」
「最高ISO感度が800迄と低く、低輝度ではブレ易い」
である。これらに留意しながら使えば、最大の課題
であった「絵作り」の問題点が完全回避できるので、
なかなか悪く無いカメラとなる。

ただまあ、発売後10年を超える2010年代後半からは、
さすがに本機も「仕様的老朽化寿命」が酷くなり、
「雨天専用機」の用途は、防塵・防滴性能を持った
小型軽量一眼レフや、古くて、壊しても良いカメラに
その役目を交替している。
(参考関連記事:レンズマニアックス第58回
「雨天専用システム」編を参照)

----
では、2台目のオールドコンパクト。
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カメラは、CANON IXY DIGITAL L2 (1/2.5型機)
(2004年発売、発売時実勢価格約4万円)
(中古購入価格 3,000円/500円)(注:2台所有)
レンズ仕様、39mm(相当)/f2.8
紹介記事:コンパクト・デジタル・クラッシックス第1回

(超)小型軽量で、スタリッシュなカメラである。
銀塩時代のAPS(IX240)機、IXY(イクシ)シリーズ
からの流れを汲む。
なお、型番は「L2」ではなく、「Lの2乗」が正式だと
思われるが、記載の便宜上、L2とする。
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銀塩IXYでは、IXY310のみが単焦点レンズ搭載機で
あった(注:廉価版機を除く)が、デジタルのIXY
ではIXY (DIGITAL) Lおよび本機L2のみが単焦点だ。
IXY L(2003年)とL2の差異は、さほど大きくは無く、
画素数が400万→500万画素となった事、外観色が
異なる程度が主な差異である。

IXY Lを長期間愛用していたが、2010年頃に電気的
故障に見舞われ、やむなく廃棄処分。
L2の中古を見つけたので、順次2台購入した次第だ。
(追記:本記事執筆後に、さらにIXY DIGITAL Lを
追加で購入している)

2台目のIXY L2は、充電器欠品で500円(+税)と
非常に安価に入手できた。まあ勿論、同じ充電器が
沢山は不要なので、願ったりであった次第だ。

このIXY L/L2は、晴天時に強い青味となる特徴的な
発色傾向があり、当時のいわゆる「オリンパス・ブルー」
が得られる。

これはマニア層が、オリンパスの初期4/3機の発色を
指して、こういった用語として広めた訳だ。
ただし、その青味発色はオリンパス機だけの特徴では
無く、2000年代前半の他社の多くのデジタル機でも
同様の強い青色発色傾向を持つ。
(注1:「オリンパスブルー」と言っていた人達は、
殆どが「オリンパス党」であったから、誰もその事
(他社も同様)に気づいていなかった節がある)
(注2:デジタル一眼では最後発であったオリンパス
関係者が、販売・普及戦略の一環として、オリンパス
ブルーの話を広めた可能性も無きにしもあらずだ)
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これは、当時の撮像センサーが短波長域で感度低下する
弱点があった為、画像処理エンジン側で青色を強調する
補正処理を行ったからであろう。なお、この措置を施した
機体では、青色よりも短波長の、紫色や菫(すみれ)色
の被写体のカラーバランスは大きく乱れ、現物とは
似ても似つかぬ色味となる。

という事で、このIXY L2(2台)は、現代に至るまで
長期に渡り「晴天(青空)専用機」として愛用している。
発売後20年に至るまで現役で使用できるデジタル機は
私の所有範囲の中では、もうこのIXY L2しか無いかも
知れない。(追記:さらに青色発色の強いIXY Lを
近年に追加購入している)

まあつまり、古いカメラでも使える、という訳であり
前述の話の続きに戻る。「何故オールドデジカメは
人気が無いのか?」という話だ。

そもそも、今回のシリーズ記事で紹介しているような
古い時代のデジタル機(カメラ)は、カタログ上での
性能(カタログ・スペック)は、勿論、新鋭機より劣る。

だから、一般ユーザー層においては、
「400万画素?? そんな画素数の低いカメラなんて
 良く写る筈が無いよ、今時のカメラならば、その
 10倍の画素数があるぞ、古いカメラはダメダメだ!」
と、いったように、単純に、そうした低い性能のカメラは
欲しいとは思わず、価値も無いとみなし、長期間に渡って
そうしたカメラを使うユーザーなど、一般層では皆無だ。

まあ、最低2~3年、長くても5年程度で新鋭のデジタル
機に買い換えてしまう初級中級ユーザーが殆どであり、
これはメーカー側での新製品(後継機)発売サイクル
(テンポ/ペース)とも、ほぼ一致している(いた)。

(注:2010年代後半からは、デジタルカメラの市場が
縮退した結果、各分野での新製品の発売ペースは鈍化
又は凍結され、メーカー側では、フルサイズ・ミラーレス
機などの新分野に消費者の視線を向ける戦略を取ったが
勿論、市場縮退を受けての、高付加価値化(=値上げ)
戦略であるから、高価なそれらを買う消費者は少なく、
必ずしも新機軸の市場戦略が成功しているとは言い難い)

だが、ここで2010年代後半以降において、新製品に
魅力が無い(または発売されない)状態が発生して
しまっているので、この状態が続くと、下手をすれば、
「中古デジカメブーム」が起こってしまうかも知れない。
(過去の中古カメラブームは、そういう世情の時に
何度か発生した歴史がある)

そうなると、投機目的等により希少な機種の中古相場が
際限なく上昇してしまい、(中古)市場がぐちゃぐちゃ
に混迷してしまう。そういうのは、もうこりごりであるし
カメラを投機の対象にする事は賛同できないので、個人的
には中古(デジカメ)ブームは絶対に起こって欲しく無い。
(注:既に一部の特殊なセンサー仕様の機体で、「投機」
が起こっている様相が見られる。なお、「投機」はカメラ
市場のみで生じている訳ではなく、クルマ、バイク、時計
等での希少な中古製品で同様な状況だ。コロナ禍における
「金余り現象」(=消費する事柄がない)が恐らく主因で
あろうと思われる)

・・まあ、であれば、「古いデジタルカメラなど、今更
使い物にはならないよ」という論理で押し通した方が、
本来であれば望ましいのかも知れない。
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まあつまり、本シリーズ記事の主旨(論点)である
「古いデジタルカメラは何故不人気なのか?」という点
を考察するに当たり、「古いカメラでも十分使える」
という結論を出す事は、市場での投機傾向を後押しして
しまう危険性もあり、あまり好ましく無い状態だ。

まあ、このあたりは難しい話だ。「本音と建前は異なる」
事も、世の中には色々とある訳だ。

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さて、3台目のコンパクト機。
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カメラは、RICOH GR DIGITAL (1/1.8型機)
(2005年発売、発売時実勢価格約8万円)
(新品購入価格 75,000円)
レンズ仕様、28mm(相当)/f2.4
紹介記事:コンパクト・デジタル・クラッシックス第2回

著名な銀塩高級コンパクト「GR1」が、デジタル化
された初代機であり、歴史的価値の高い機体だ。
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ここで、銀塩GR1から脈々と続くRICOH GRシリーズ
の歴史を語ると冗長になってしまうので割愛する。
興味があれば、近年の記事では以下に詳しい。
*特殊レンズ超マニアックス第10回RICOH GXR編
*カメラの変遷第11回RICOH編

上記の記事群にも本機GR DIGITAL(Ⅰ)についての
情報は詳しいので、今回の記事では本機の特徴等の
話は、ばっさりと省略する。

本機以降、デジタル版のGRは、
2005年:GR DIGITAL
2007年:GR DIGITAL Ⅱ
2009年:GR DIGITAL Ⅲ
2011年:GR DIGITAL Ⅳ
2013年:GR (注:これ以降はAPS-C型機)
2015年:GR Ⅱ
2019年:GR Ⅲ
2021年:GR ⅢX(注:広角機では無い)

と、ほとんど2年毎に新機種が発売されているの
だが・・
私が所有して使っているのは、最初期の本機のみで
あり、後年の後継機はいずれもパス(未購入)だ。

まあ、その理由は色々とあるのだが、最大の理由は、
私は銀塩R/GR機は、最終機GR1Vを除き、派生機を含めて
全てを所有して使っていた、という「銀塩R/GRマニア」
であったのだが、そこで入れ込みすぎて、デジタルに
入った時代には、もうGRに飽きてしまっていたという
個人的な状況が、まずある。

まあ、デジタルのGRは、旧機種の中古は安価なので、
それらを買う事は難しくは無いであろう。仮に全てを
コンプリートしても、新鋭最高級デジタル一眼レフ
(や最高級ミラーレス機)を新品で1台買うよりも、
むしろ安価だ。


だが、私のケースでは、殆ど全てを所有していた銀塩
GR系(R1系含む)機体も、大半が雲散霧消してしまい、
結局現代では、3機種しか残していない。まあつまり
「コンプリート願望」はGR系機体では起こらなかった
訳だ。

その最大の課題は、GR(銀塩/デジタル)系機体は、
進化の度合いがスローペースであった事であろうか。
次世代機と殆ど変わり映えが無いならば、全機種を
揃えたい(または、次々と買い換えたい)とは、
まず思わない。

この事は、銀塩時代や初期デジタル時代においては
「美徳」でもあった。つまり、次々に出る後継機種が
あれこれと、ユーザーから見た付加価値(→これは
悪い意味だ。つまり、実際の撮影では不要な迄の
新機能を色々とつけて値上げをする戦略を示す)を、
さほど重視しておらず、むしろオーナー(所有者)が
嫌う「後継機での、大きな性能向上」をあえて避けて
来た製品企画コンセプトがあると思う。

まあ、せっかく(高価に)買ったカメラが、1~2
年で新機種の性能や機能に対して大きく見劣りして
いたら、正直、ユーザー側としては面白く無い。
だから、「そう簡単には古くなりませんよ」という
GR(銀塩/デジタル)での企画意図は、マニア層や
上級層にとっては、好評価が得られた訳だ。

さらには、デジタルのGRからは、ファームウェアの
アップデートも頻繁に行われ、新型機と同等の機能
スペックが追加される等の措置も、安心して旧機種
を使える点があり、ここもユーザーから見て好意的
に捉える事ができる(できた)

だから、GRは「通向け」「マニア向け」「玄人好み」
等の市場評価を得られた訳であり、このあたりの
製品コンセプトは、他社機や他機とは明らかに異なる。

でも、なんだか「見え見え」な点が、この初代GR
DIGITALあたりから個人的に気になって来た次第だ。
「ファームアップされるなら、新機種など買わなくても
良いのでは?」「新機種でも、旧機種とちょっとしか
性能がかわらないよ、それなら旧型で十分」等の
捻くれた意識が出てきた。

大きく変化したのは、2013年のGRに変わった時だ。
この時、それまでの1/1.7型(本機のみ1/1.8型)の
コンパクト機と同等の撮像センサースペックから、
大型のAPS-C型撮像センサーに変化した。

だから、この時点で、GR(2013年)を購入の検討を
私もしたのだが、いくつかの課題(理由)があって、
それを見送っている。具体的には、

1)GR DIGITALシリーズ(Ⅰ~Ⅳ)では、およそ1cm
 台のWDという、優れた近接撮影性能があったのに

 GRではそれが無い。(最短WDは10cm)

2)「大型のAPS-C型センサーにしたから良いのだ」
 という市場論理には、あまり賛同できなかった。
 特に前年2012年に、多くの一眼レフがフルサイズ
 化し、併せて非常に高価になった事を、あまり
 面白く無い、と思っていたからだ。
(=大型センサー機が優れている、という単純すぎる
 評価や流言が多く、それを値上げの理由にした事)

 そして、APS-C機ならばSONY NEX(-7等)等も愛用
 していたし、それに16mm~19mm程度のレンズ
 でも装着すれば、GRと同等のスペックとなる。


3)GRの発売後にGXRを購入した。
 GXRは、私から見れば「レンズ交換のできるGR」
 であり、28mm相当ユニットも50mmマクロユニット
 も合わせて購入している。だから、これでGRと
 同等以上であり、GR購入の必然性が無くなった。

という考察結果により、GR(系)機体の購入を保留
した次第だ。まあ、なんとなく「意地を張っている」
部分もあるし(汗) 銀塩GR1(系)マニアであった
事や、それに飽きてしまった事もある。


なお、これらは全て、私の個人的な理由である。
GR(DIGITAL)系機体を否定する要素は、これっぽっち
も無く、むしろマニア層であれば、必ず、いずれかの
GR系機体は持っておく必要がある、すなわち「マニア
必携の機体(シリーズ)だ」とも思っている。
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本機GR DIGITAL(Ⅰ)は、その発売の同時代には、
デジタル一眼レフが普及したが、当初の一眼レフは、
ほぼ全てがAPS-C機であった為、銀塩時代のレンズを
流用した際に「広角画角のレンズが足りない」という
切実な問題を抱えていた。その為、デジタル一眼レフ
とペアで本機を用い、「広角担当」としての役割を
ずっと持たせていた次第である。

この用法は、約10年間という長期に渡って続き、
結果的に本機の撮影枚数は5万枚を超え、コンパクト
機としては異例の大量撮影機となっている。
勿論、外観はボロボロであるし、修理も何度か出した。

現在でも勿論動作はするが、稀に動作が怪しいケース
もあり(酷使による物理的な老朽化だ)、歴史的な
価値も高い機体であるが故に、無理をさせて使う事は
もうせずに、引退扱いで、ごく稀に持ち出し、調子を
見る(=「動態保存」と、本ブログでは呼んでいる)
程度としている次第だ。

---
では、4台目のコンパクト機。
_c0032138_16100590.jpg
カメラは、SONY Cyber-shot DSC-T7 (1/2.5型機)
(2005年発売、発売時実勢価格約5万5000円)
(中古購入価格 21,000円)
レンズ仕様、38~114mm(相当)/f3.5~4.5
紹介記事:コンパクト・デジタル・クラッシックス第2回

超薄型コンパクト機である、突起部を除く厚みは
9.8mmしか無く、「初めて1cmを切ったカメラ」
として、発売時には、そこそこインパクトがあった。
_c0032138_16101851.jpg
本機の後継機(DSC-T9)からは、手ブレ補正機能
が内蔵された為に、厚みは増し、本機が恐らくだが、
「史上で最も薄いデジタルカメラ」であろう。

私は、このように「唯一無二の性能(仕様)を持つ」
というカメラ(やレンズ)は好きであり、優先的に
購入・所有する事にしている。

ただまあ、本機の場合は、カメラとしての性能や
描写力は平凡であり、「並み」のカメラでしか無い。

最大の課題は、バッテリーの持ちの悪さであり、
基本的にSONY機は、この時代から現代に至るまで
バッテリーが持たない(大量の枚数を撮影出来ない)
点が共通する大きな問題点ではあるが、本機の場合は
極薄の機体に挿入する薄型バッテリーは、かなり
持ちが悪く、趣味撮影でも1日の必要撮影枚数には
届いていない。

この弱点を解消する為に私が取った方策としては、
本機を、「ビジネス・メモ機」として使う事だ。
打ち合わせ等でのホワイトボード等の撮影、
資料の撮影、展示会等での製品の撮影、出張先等
での状況記録、その他もろもろの、間接的な業務
記録(すなわち、直接的に写真を納品して報酬を得る
のが「業務撮影」であれば、間接的に写真を映像記録
として用いる事。「オフィス用途」とも呼んでいる)
として役立たせる事であった。
(注:現代においては、スマホや携帯電話の内蔵の
カメラがある為、こうした用途にコンパクト機を
使用するケースは非常に少ないであろう)

その目的においては、本機はビジネスバックを始め
スーツやワイシャツのポケットにも容易に収まる
薄さであるし、持ち運び上の負担が一切無い。
こうしたオフィス用途で、1回に撮る枚数も、数枚
から、多くても30枚程度であるから、バッテリーの
持ちの悪さは気にならない。

まあしかし、しばらく使わないでいると自然放電が
起こってしまうのも、SONYの「インフォリチウム」型
二次電池の弱点であり(他社のバッテリーは、自然
放電は少なく、例えカメラを数ヶ月間使わなくても、
ほとんど減っていない場合が大半だ)・・この為に、
オフィス用途に使おうとして、カメラを取り出すと、
バッテリー残量が、もう数%しか残っておらず、
2~3枚撮っただけでバッテリー切れとなるケースが
良くあった。この対策として、全く撮影をしない場合
でも、1~2週間に1度は充電をしてあげる必要がある。

2010年代初頭頃からは、オフィス用途での常備
カメラはNIKON S50/S1100pjに変わったのだが、
考えてみれば、この手の用途は、携帯(スマホ)
カメラでも十分である。よって、近年では、もう
常備カメラ(コンパクト機)を持つ事はせず、
GXRとか古い非EVF型ミラーレス機を、そうした
目的が予想される場合には持ち出すケースが多い。
これは、どうせ1枚の写真(映像記録)を撮るならば、
携帯系カメラでは撮った気がしないので、「少しでも
カメラらしいもので撮りたい」という気持ちもある
からだ。

本機は、長期間の使用で、レンズバリアー(カバー)
の表面塗装が剥げてきてしまった。後年のSONY製機体
(一眼レフ&ミラーレス機の2012年~2014年製の
カメラの大半)では、背面モニターの「コーティング
剥げ」の課題がつきまとっているが、この時代の
SONY製カメラでも、類似の課題(塗装剥げ)が出て
いるのが、なんだか気になる。(つまりSONY機の製造
品質が低い。あるいは、その点がわかっていて改善を
しないのであれば、もうそれはユーザーに「使い捨て」
を強要する為の、一種の「ソニータイマー」であろう)

まあ、変に中途半端に剥げていると汚らしいので
本機のレンズカバーは、紙やすりで磨いて(当然、
”番手”は段階的に用いている)綺麗にしている。
_c0032138_16101866.jpg
本機の他の弱点としては、十字キーが左側にあり、
「左手操作」を強いられる事だ。まあ、「右手は
シャッター操作に専念する」という設計思想なの
かも知れないが、その場合でも、左手はカメラを
ホールド(保持)する為に使うので、「左手操作」
は、多分「設計上でのカン違い」でしか無い。

ちなみに、1970年代のカシオの初期のキーボード
(電子楽器、カシオトーン)でも、コントローラー
やベンダー(音響的な操作子)が右手にあった
機種が存在する。当時の、モノフォニック(単音)
シンセサイザー等においては、当然ながら右手で
ソロ演奏を行い、左手で、演奏中に音色や効果の
変更を行う訳だ。他社(楽器メーカー)の場合は
コントローラー類は、全て左手側に存在する。

これはつまり、カシオは過去に電子楽器を作った
事が無く、楽器演奏に係わるノウハウを持たずに
電子楽器を設計したからであろう。勿論、数年で、
この誤まった操作系は改められている。

SONYのカメラも同様だ、左手操作は本機の直後に
改められてる(まあ、本機の翌年、2006年には
SONYはKONICA MINOLTA から「α」の事業を譲渡
されている。その時点でもカメラの事がわかって
いなかったとすれば、もうそれはヤバかった・・)

さて、本機(2005年)の時代でも、現代からは既に
軽く15年以上を経過したオールドデジタルカメラだ。
「発売後10年が、デジタル機での仕様老朽化寿命」
と、本ブログでは持論を良く述べてはいるが、
ここまで挙げてきた機体は、その仕様老朽化寿命を
超えてまで現役使用する事ができる。

その最大の理由は、それぞれの機体に固有の用途が
ある(あった)からだ。

DiMAGE A2 =雨天専用機
IXY L2 =青空専用機
GR DIGITAL=広角担当機
DSC-T7 =オフィス(ビジネス)メモ機

そのカメラの特徴(長所)を活用し、他のカメラ
では代替する事が出来ない独自(固有)の用途を
与える事。それが可能であれば、そのカメラの
実用価値を数倍、いや、数十倍に高める事が可能と
なり、「古いからダメなカメラだ」と言う必要も
なく、非常に長期に渡って、そのオールドカメラを
使用し続ける事が出来る訳だ。

まあ、これは「使い慣れた道具」という概念と
類似にデジタルカメラを捉えている訳なのだが・・
近代における一般層では、デジタルカメラを消耗
家電としか捉える事ができず、数年程度経ったら
「もう古いから・・」と、使う事すらしない訳だ。
そんな状況では、「道具」としてカメラを見る事は
まず出来ないであろう。

GR DIGITALでの5万枚とか、そこまではいかない迄も
他のいずれのコンパクト機も、2万枚や3万枚程度は
優に撮っている。
そこまでのレベルの撮影枚数を体感してこそ、初めて、
見えてくる事もあるし、千枚やそこらの撮影枚数で
次々と新鋭機に買い換えていたのでは、永久にカメラ
の本質など見えて来ないかも知れない。

なお、デジタル一眼レフとミラーレス機においては、
「1枚3円の法則」を必ず遵守するようにしている。
つまり購入価格を撮影枚数で割って、それが3円に
達しないうちは、「元を撮ったとは見なせない」
と考える(新機種を買わない、買い換えない)ルール
である。

私の所有機(本ブログでの紹介機)は、現行(現在)
使用の主力機種を除き、1世代以上前の(デジタル)
機体は、全ての機体で上記「1枚3円の法則」による
減価償却を完遂している。(さも無いと、次の機体を
買ってはならないルールだ。だが、近年の機体群で
少し例外があり、低価格機をサブ機(補助機)として
並行購入したケースもあるが、そちらのサブ機は、
全て短期間で「1枚3円の法則」をクリアしているので、
結局、現行主力機だけが減価償却対象機となっている)

「すぐに新型機に目移りしてしまう」というユーザー
で、その事について困っているならば、ユーザー個々
に、自分なりに、そうしたストイックなルールを
設けてみるのも良いであろう。別に、1枚3円で無くとも
何円でも良いし、「何年」と期間で区切るのでも良いが
自分自身で、何らかのルールを作って、それを守る事が
重要だ、という意味である。

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では、今回ラストのオールド(デジタル)コンパクト機。
_c0032138_16101885.jpg
カメラは、FUJIFILM FinePix F10 (1/1.7型機)
(2005年発売、発売時実勢価格約5万円)
(中古購入価格 6,000円)
レンズ仕様、37mm-108mm(相当)/f2.8-f5

本機は、描写性能的には、この時代の「傑作機」である。
高感度(ISO1600)が実用範囲、そしてAWB(Auto White
Balance)が大変優秀である、おまけにバッテリーの
持ちも良い。
これらの特徴から・・ そう、本機が最大に活躍した
のは(音楽)ライブ等の暗所のイベント撮影であった。
_c0032138_16101889.jpg
下手をすれば、2000年代後半のデジタル一眼レフ
でも、本機には負けていた要素があったかも知れない。
ライブ(業務)撮影等では、デジタル一眼レフも
勿論同時に持ち出すのであるが、高感度はノイジーで
あるし、AWBもステージライトに引っ張れて色味が
悪くなる。長時間の撮影ではバッテリーも持たないし
おまけに、一眼レフは、シャッター音がうるさくて
周囲の観客等から顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまう。

長所ばかりでは無く、弱点も色々とある。
まずは、その「操作系」だ。およそ、カメラとして
撮影時に、どんな操作が、いつ必要なのか? という
点について、全く考慮していない状態でUI(操作子や
メニュー等)の設計がなされている。

操作子に関しては、機体上部のレバーについては、
SP、AUTO、マニュアル、動画の4モード切替えがあるが、
「SP」は意味不明だし(実際にはシーンモードの事)
AUTOとマニュアルの差も僅かな機能制限しかない。
また「Fボタン」も意味不明だ。

操作系に関しては、例えば露出補正がしたいとする、
そんな場合、「露出補正? ああ、メニューの何処か
に入ってますよ、それが出来れば良いのでしょう?」
といった感じの設計思想なのだ。


同様にISO感度の変更も、すぐは見当たらない。
「ISO感度? ああそれはFボタンから変えれますよ、
 ほれ、そこにFボタンがあるでしょう?」

万事が万事、こんな調子である。
まるで、カメラでの撮影経験の全く無いエンジニアが、
ただ単に、要求されている様々な設定機能をメニュー
の中にランダムな順番で押し込めているだけの様相だ。

本機に限らず、FUJIFUIM社のカメラは、このように
「操作系」の概念を持っておらず、この時代はもとより
その後の時代、および現代のXシリーズ・ミラーレス機
の新鋭機ですら、メニュー位置メモリー機能すら無い、
という残念な状況だ。操作系は他社のカメラに比べて、
およそ20年以上ものビハインド(遅れ)であるが・・

問題点は、操作系の設計技能そのものでは無く、
あるいはFUJIの多くのカメラが自社開発では無くて
OEM(他社)開発となっている事でも無く・・

このように「カメラとして使い物にならない状態」で
開発されたカメラが、そのまま、企画会議、設計会議、
デザインレビュー、生産会議、最終販売会議等を全て
通過して、そのまま製品として発売されてしまう事だ。

どこかの段階で、カメラに詳しい会議参加者から
「これでは使い難い、改めるべきだ」という意見が
1つも出て来ないのだろうか?・・残念な事実である。

まあ、FUJIFILMのカメラは銀塩時代から十数台を
所有していたが、この状況は何十年経っても変わらず、
それどころか、機種毎に問題点の出方が異なっている。
つまり、機種毎に設計思想がバラバラであり、操作系
はもとより、バッテリーの種類すら統一されていない。

FUJI機の紹介記事では、毎回のようにこの課題を挙げて
いるが、書いていて嫌になってくる程、情けない状態
である。様々なユーザー層からの意見も届いていない
のであろうか? あるいは、今時のユーザー層は、
どんな高級機を買っている人でも、フルオートでしか
撮っていない模様なので(つまり、現代カメラユーザー
の大多数が、カメラ設定も何も出来ないビギナー層だ)
そういう「操作系」などは、さっぱり意味がわからない、
故に、その問題点も指摘が出来ないのではなかろうか?
_c0032138_16102391.jpg
さて、文句ばかり言っていても始まらない。
本機FinePix F10の総括であるが、発売当時としては
高性能・高描写力の傑作機ではあるが、主に操作系の
重欠点が目に付き、後年の感覚としては、実用性に
劣る印象である。

使用する記録メディアの「xDピクチャーカード」も
現代となっては入手困難(or高価)であるから、
もう完全に推奨できない機体となっている。

おまけにレア機だ、2010年代前後には稀に中古
市場にも出てきたのだが、何故か「投機的要素」が
加わってしまい、非常に高価であった。

FUJIFILM製の機体は、稀に「投機対象」となって
しまい、高価な(高価すぎる)プレミアム(不条理)
な相場となってしまう事がある。

近年の本ブログでは、カメラやレンズの入手価格を
記載しているので、相場が判断できない機材を見かけた
際には参照してもらうと良いであろう。
ちなみに本機の入手価格は前述の通り6,000円なので
この価格を超えてまで無理に入手する価値は無い。
_c0032138_16102304.jpg
どうしてもこの手のカメラが欲しいならば、本機F10
の再来とも言える、FUJIFILM XQ1(2013年、追って
紹介予定)の選択が望ましいと思う。そのカメラでは、
本機のテイスト(雰囲気、コンセプト)を残しながら、
良く弱点を改善している。


両者の差異等の詳細は、本ブログの旧記事
「名機対決 FinePix F10 vs XQ1」編が参考になる
だろう。

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では、今回の「オールド・コンパクト(1)」編は、
このあたり迄で、次回記事に続く。

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