2018年8月19日(日)に、滋賀県大津市サンシャインビーチ
にて行われた「第28回びわこペーロン」の模様より、前編。
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本大会は「ペーロン」と称するものの、そのレギュレーション
(ルール)は、ほとんど「ドラゴンボート」である。
本大会の英語名は「2018 DRAGON BOAT in BIWAKO」と
なっている。
では、何故「ペーロン」と呼ぶのか?と言うと、恐らくだが、
以下の経緯(いきさつ)がある。
まず、滋賀県と中国の湖南省(ペーロン競技の本場)は、
1980年代に「友好県省」の協定を結んでいる。
(注:友好県省とは、姉妹都市のようなものだ)
1991年には、湖南省よりペーロン艇2艇の寄贈を受け、
同年に滋賀県のボート選手を湖南省のペーロン大会に派遣、
さらに同年1991年に滋賀県(大津市)でも、本「びわこ
ペーロン」大会が始まった、という歴史を理由とするのだと
思われる。
1991年以降、本年2018年で28回目となる歴史の長い大会である。
この回数は、伝統行事的な「長崎ペーロン」「相生ペーロン」
を除き、ドラゴン系では、かなりの古株の大会となっている。
(他には天神大会、高島ペーロン、堅田船競争も長い)
本大会は、およそ10年程前までは、地元のお祭り、あるいは
「琵琶湖の夏の風物詩」的な要素が強かったと思われる。
(いきなり余談だが、「琵琶湖の夏の風物詩」と言えば、
他に、著名な「鳥人間コンテスト」がある。
しかし本年の同大会は、逆走台風12号の影響で超強風となり、
フライト中に主翼等が折れて墜落してしまうチームが続出、
人力飛行機の部が途中中止(不成立)となった。
琵琶湖の自然の猛威は怖い、本大会でも似たような状況と
なる場合もある。そこは中編記事で後述しよう)
10年前当時の参加チームは、地元企業系チーム等が中心であり、
一種の福利厚生、あるいはレクレーション的な面もあったと
思う。勿論、殆どの参加チームは、年に1度の本大会にしか
参戦せず、事前練習なども殆ど行っていなかった。
ところが、2000年代後半より、いわゆる「専業チーム」
と呼ばれる、本格的かつ日常的にドラゴンボートの訓練や
大会参戦を行っている各地のチームが本大会に参戦を開始、
各カテゴリーでの優勝や入賞の好成績を残すようになる。
まあ、それ以前にも本大会に地元のチームとして参戦を
続けていて専業チーム化した所もある(例:池の里、龍人、
琵琶ドラ、GPO等)のだが、ここで言う専業チームは
主に他府県チームだ。
で、当初は「賞品が良い」という要素もあったのかも
知れない、入賞した他府県専業チームから、その話は
ドラゴン界に口コミで急速に広がっていく。
2010年代前半には、大阪、兵庫、京都、和歌山、静岡、
愛知、東京等より、多数の「強豪ドラゴン専業チーム」が
本大会に次々に参戦、地元ビギナーチームは、入賞すら
全く出来なくなってしまった。
かろうじて、そこに対抗できたのは、前述の滋賀県の専業
チームである(琵琶湖オールスター=池の里、琵琶ドラ、
小寺製作所、龍人)
まあ、地元ビギナーチームが勝てないのは当然である。
年間に(本大会に向け)たった1度程度しか練習しない
地元ビギナーチームは、年間に数十回の練習を行い、数回の
大会にも出場する「専業チーム」に歯が立つ筈が無い。
勿論これでは100%負けてしまう絶対的不利な状況だ。
・・であれば地元系チームも、もっと練習をすれば良い事も
スポーツ競技での道理ではあるが、なかなか環境や意識の面
等で、それは難しい場合も多々あるだろう。
「このままでは地元の人達が大会への興味を無くしてしまう」
と、私はちょっと危機感を感じていたのだが・・
2010年代後半には、そうした専業チームの戦術や装備
(例:カーボンパドル等)を、地元企業チーム等も大幅に
参考にし、地元系チームにおいても、専業チームと対等に
勝負が出来る強豪チームが一部には育ってきている。
また、自然にカテゴリー毎の自主的分類も進んでいて、
専業チームは、少しづつだが、「20人漕ぎ一般」という
”花形カテゴリー”に集中し始めている。
まあ、10人漕ぎ等においては、地元系チームや中堅専業
チームに入賞の可能性を持たせてあげるという事であり、
強豪チーム同士は、「20人漕ぎでガチンコ勝負!」という
感じに、なりつつあるという状況だ。
別に現状では、本大会の参加規程において、明確に「実力別
カテゴリー分け」が制定または推奨されている訳では無い。
けど、一部の専業チームでは、「ライバルの居ない10人漕ぎ
で勝っても余り意味は無い、どうせ勝負をするならば、
20人漕ぎで、そこで堂々と優勝したい!」
という意識が芽生え始めている事も確かである。
まあ良い傾向である。自然に各々のチームが、それぞれの
立ち位置を意識して、運営や競技性にも配慮しているという
事だ。この「気配り」は重要だ。
ちなみに、近年では、各地区のドラゴン系大会では、
「実力別カテゴリー分け」を採用する事が殆どになってきた。
静岡、宇治、東京、高石、横浜、天神、関空、堅田、
スモール選手権・・ いずれも、実質的にビギナーの部
あるいは地元の部等が存在している。
他の地方大会などでも、詳細はわからないが恐らくはそんな
感じで「実力別カテゴリー分け」が進んでいると思う。
が、本「びわこペーロン」は、まだそういう明確な規定が
存在しない。これは歴史が長い大会であるが故に、あまり
簡単に、文字通り「舵を切る」事は難しいのかも知れないが、
とりあえずは、10人漕ぎの部が、ビギナーチームが対象で
あるように、ゆるやかに移行できれば良いのではなかろうか。
まあでも、本大会でも「企業の部」「滋賀県の部」の
特別表彰が近年から始まっているので、そのあたりから、
「カテゴリーにするか否か」を決めて行けば良いのであろう。
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さて、本大会のレギュレーションであるが、4カテゴリー制、
20人漕ぎ一般(オープン)、10人漕ぎ混合、10人漕ぎ一般、
10人漕ぎ女子の部、である。
10人漕ぎは専用艇を使用し、20人艇の流用は行わない。
直線レースで、距離は、昨年の400m戦から、今年から
300m戦に短縮されていて、3~5艘建てレースとなる。
タイムであるが、これまでの400m戦の過去記録は参考に
ならない。まあ、計算上の予想タイムは20人漕ぎの最速の
チームで1分20秒前後、10人漕ぎのビギナーチームでは
2分10秒程度という感じになるだろうか・・?
本観戦記事では、4つのカテゴリー中、「10人漕ぎ混合」
および「10人漕ぎ女子」についてレースの模様を紹介して
いこう。
まず「10人漕ぎ混合」であるが、近年、このカテゴリーは
強豪ドラゴン専業チームによる、超激戦区となっていた。
過去3年間の決勝進出チームと、その順位を上げておこう。
2015年
1位:吹田龍舟倶楽部
2位:すいすい丸
3位:表面張力(注:専業コラボチーム)
4位:東海龍舟
2016年
1位:吹田龍舟倶楽部
2位:すいすい丸 トレイン
3位:うみひ(注:海猿火組)
4位:表面張力(注:専業コラボチーム)
2017年
1位:関西龍舟 白鷹
2位:関西龍舟 白鹿
3位:海火とOyageたち(注:専業コラボチーム)
4位:すいすい丸 トレイン
5位:チーム未来
見事なまでに、全てがドラゴン専業チームである。
全てが専業チームになってしまっている事の是非は、
本記事冒頭に記載したとおりである。
あまりこの状態が続くと、地元ビギナーチームは大会
参戦への興味を失ってしまいかねない危惧もある。
ここではあげていないが、10人漕ぎ一般も、ほぼ同様な
傾向であり、ドラゴン専業チームとしては、上位入賞を
狙う上では、むしろこの激戦区は厳しい状況にある。
先に「専業チームは、ライバルの居ないカテゴリーで
勝っても面白く無い」と記載したが、それはまあ数年程
前の状態であり、ここ近年は、こんな状況であるから、
結局、専業チームとしても「どのカテゴリーに出ても一緒」
という感じになりつつあった訳だ。
逆に「10人漕ぎ(特に混合)の激戦区を避ける」という
意識が一部の専業チームにも出つつある。
その結果、本年2018年の「20人漕ぎ一般」の部には、
実に5つもの強豪ドラゴン専業チーム、そして地元企業系の
新進強豪チームがおよそ5チーム、さらに準専業チームも
加わって、大激戦区となってしまっている。
だが、その分、10人漕ぎの混合と一般には、決勝枠の余裕
が出来て(=すなわち、決勝進出5チームの数よりも、
専業チームの参戦数が少ない)地元系チームが決勝まで
勝ち残れる可能性が出てきた。
仮に決勝に進んでも、地元系チームは専業チームに対して
100%勝ち目は無いが、まあ決勝に進めるだけでも現状では
「良し」と考えなければならない。
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では、「10人漕ぎ混合の部」の見所である。
最大注目は、「関西龍舟」であり、「白鷹」「白鹿」の
ダブルエントリーは昨年同様である。
関西龍舟(関ドラ)は、2010年代前半のメンバー改編期の
苦しい時期を乗り越え、2010年代後半には、かつての
2000年代後半の黄金期と同等の実力値を取り戻している。
快進撃が始まったのは、昨年2017年の堺泉北(高石)大会
である。ここで混合の部で、関ドラとしては、7年ぶりの
「ワンツーフィニッシュ」(=同一のカテゴリーに複数
エントリーし、1位2位を独占する事)を成し遂げた。
さらに、2017年の本びわこペーロン大会でも、今年と同じ
10人漕ぎ混合の部で同年2度目のワンツーフィニッシュを
実現。年間2回のワンツーは快挙である。
関ドラの勢いは止まらず、今年2018年の堺泉北(高石)大会
でも、またしてもワンツー、およそ1年間で3度のワンツーだ。
さらにこの勢いで、今年の本びわこペーロンでも、昨年に
引き続き、2度目のワンツー狙い、加えて2年で4度のワンツー
もまた前人未到の記録になるだろう。
まあ、8年前の関ドラのワンツー(天神大会)は、
20人漕ぎx2艇であり、ここ最近のワンツーは、ほとんどの
大会がスモール化(10人漕ぎ)となっている状況ではあるが、
それでも、ほぼ実力同等の強豪2チームを揃える事が出来る
というチーム力の高さは注目ポイントであろう。
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他の注目チームであるが「吹田龍舟倶楽部」がある。
こちらは、前述の通り、本大会では2015~2016年に
本10人漕ぎ混合のカテゴリーで2連覇を遂げている。
ただ、今年は見たところ育成(新人)メンバーも加わって
いる様子である。予選では、育成メンバーが乗っていた
と思われ、戦績は振るわず。しかし敗者復活戦以降では
少しづつベストメンバーに交替するなどで調整をして
きている、「決勝戦での関ドラ軍団との一騎打ち」という
戦術になっているのだろう。
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ちなみに、「吹龍」に限らず各チームで言える話であるが、
主力選手は、いつまでも主力としては現役続行は難しい。
したがって、どのチームでも「メンバー改編期」があり、
少しづつ若手メンバー等に刷新していかなければならない。
ただ、その改編期での戦略がかなり難しく、メンバーを
ごっぞりと体力のある若手に入れ替えたとしても、練習不足
であったり、試合経験が無ければ、下手をすれば惨敗して
しまう。そうなるとせっかくの新人もモチベーションを
失ってしまう。だから、様々なレースで戦績に影響が出ない
ように、若手新人メンバーを上手く「育成」していかなければ
ならない。
どのくらいの比率(人数)の育成メンバーが漕いでいるかは
そのチームに直接聞かない限りは判断不能ではあるが、
だいたい本来のチームの実力値に対して、タイムが出て
いない場合は、そのタイムの落ち方で推察は出来ると思う。
さて、以下は地元系注目チームだ。
![c0032138_19524271.jpg]()
上写真は「ゴーゴー!女性建築士★with B」のドラマーの方。
その名の通り「女性建築士会」からの編成チームであり、
過去は完全に女性ばかりで「女子の部」に参戦していた事も
あったが、近年では「with B」となっていて男性メンバーを
加えて「混合の部」に参戦している。
ちなみに、この命名は芸人の「ブルゾンちえみ with B」と
同様の意味で使っているのだと思うが、一説には、ブルゾンの
場合のwith Bは、Boyの意味ではなくて「ブリリアン」という
男性コンビ名から来ている、との話もある。
![c0032138_19524226.jpg]()
上写真の「ゴーゴー!女性建築士★with B」のレースだが、
今年はなかなか好調、準決勝まで進んだが、そこからは
惜しくもタイム順で決勝進出は逃している。
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上写真は、「志士の会」(全員)の集合写真。
本日は、10人漕ぎ一般に「志士の会Ⅰ号」
10人漕ぎ混合に「志士の会Ⅱ号」のダブルエントリーだ。
「志士の会」は、確か議員さんの応援メンバーの会として、
数年前から本大会に参戦しているのだが、結構ドラゴンに
ハマってきた模様であり、例年複数のチームを複数カテゴリー
に分散して、虎視眈々と上位を狙ってきている。
過去の戦績は準決勝までであるが、今年はついにチャンスが
到来、準決勝でタイム順で決勝に進める可能性が出て来た。
その準決勝では、前述の本年好調の「女性建築士」をタイム
順で抑え見事に決勝進出である。
「志士の会」としては快挙ではある。残念ながら決勝では
専業チームには歯が立たないと思うが、ビギナーチームからの
脱却の兆しが出てきている。決勝では少しでも順位を上げて
おいて、ここで戦績を残しておきたいところであろう。
![c0032138_19524398.jpg]()
ちなみに、カーボンパドルは未装備、欲しいそうでは
あるが、年に数レースしか漕がないのであれば、その購入は
コスパが悪い事であろう。
匠「”池の里”あたりから、1回1000円で借りるか、または
新型に変えた中古を、9000円位で売ってもらったら?」
とアドバイスしておいた(笑)
なお、”池の里”は、その条件でOKだそうである(笑)
さらに言えば、ここ琵琶湖ペーロンでは、地元系チームの
多くが、カーボンパドルを熱望している。
カーボンパドルの輸入代理店等は、この大会でレンタルや
販売を行ったら、結構儲かるかも知れない。
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こちらは「kenkijin」チームの美人選手。
「kenkijin」は「日立建機ティエラ」のサブチームである。
(”建機人”という意味だろうか?)
「日立建機ティエラ」は、20人漕ぎ一般の部で、専業チーム
に対抗可能な、希少な地元系企業チームとして、ここ数年
活躍をしている。ちなみに昨年は20人漕ぎ一般に決勝進出で
強豪専業チームに混じって4位であった。
ただし「日立建機」全体は大勢力であり、個々のチーム名と
その構成は微妙に毎年変わる。昨年の20人漕ぎの決勝進出は、
こちらの「kenkijin」のチーム名であったし、他に女子チーム
を別途編成する事も通例だ。
今年は、20人漕ぎが「日立建機ティエラ」であり
「kenkijin」は、10人漕ぎの混合の部だ。
聞くところによると、「今年はメンバーも練習量も少ない」
という事で、こちらの「kenkijin」は残念ながら予選敗退。
だが、メインチームはなかなかの活躍を今年も魅せてくれたし
このチームの逸話も色々あるのだが、追って別記事で紹介する。
さて、10人漕ぎ混合の決勝戦には、以下のチームが勝ち
残った(レーン順)
1:関西龍舟 白鷹
2:関西龍舟 白鹿
3:志士の会Ⅱ号
4:NIKKEN TOTAL セーリング
5:吹田龍舟倶楽部
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決勝戦では、前半に吹龍が善戦し、関ドラのワンツーを
阻止するか?と思われたが、結局最後には、また今年も
関ドラがワンツーとなり、これで今年も2度目のワンツー
となった。
![c0032138_19525573.jpg]()
「吹龍」は、関ドラ軍団に約3秒遅れの3位入賞。
まあ、本大会2015~2016年の覇者ではあるが、
今はメンバー改編期にさしかかっているのであろうか?
まあ、高校野球とかでも、強豪校であっても学校名だけで
強さが測れる事もなく、あくまでその時のメンバー次第だ。
でも、今年は「吹龍」は、各大会に積極的に参戦している。
例えば、高島ペーロン、ドラゴンキッズ、にも今年初参戦
している。もし育成メンバーが増えていたとしても、
これだけ多数の大会に次々に参戦しているという事は、
面白くてやっているのだろうから、モチベーションは
高いという事であろう、今後の伸びが期待できそうだ。
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上写真は表彰式での「関西龍舟」の模様だ。
「関ドラ軍団」のタイムは、それぞれ1分49秒台、
両チームはコンマ差である。
---
さてここで閑話休題、会場で目についたものを紹介しよう。
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今年、驚いたのは、なんと言っても「龍人(どらんちゅ)」
チームの「マイかき氷機」であろう。
例年、「龍人」はカキ氷機をレンタルで(借りて)持って
来ていたのだが、ついに自前の物を買ったとの事だ(!)
匠「凄いな、まるでガンダムみたいだ!(笑)
これ、高かったのでは無いのですか?」
龍「ほら、2016年の高島ペーロンの優勝賞金、あれの
使い道がなかったので、その賞金から買いました」
「同年のびわこペーロン参加費に充てる」と言っていた
と記憶しているが、ずいぶんと長く残しておいた模様だ。
匠「確か賞金は5万円、その金額で買えたのですか?」
龍「3万5000円でしたよ、もっとも氷代は別ですが」
匠「結構安いのですね! では、これで選手の人達に
カキ氷を作って売ったらどうですか?
ああでも、正規の売店があるから営業妨害か(汗)」
![c0032138_19525563.jpg]()
後ほど、カキ氷機が稼動している時に龍人のテントを
訪れると、1杯作ってご馳走していただいた。
シュルシュル・・・と、あっと言う間に完成する。
さすがニュータイプのガンダム型の電動カキ氷機だ(笑)
これで3万5000円は安いと思うが、とは言え、
私が買って自宅に置いても用途は無いだろう(汗)
まあやはり、こういうドラゴン大会には役立ちそうだ、
また「龍人」は、「キッズ大会」で子供達を指導する事も
多いので、来年くらいには、その大会で人気のアイテムに
なりそうな予感もする。
![c0032138_19531078.jpg]()
ところで、「龍人」(滋賀)の今回のメンバー構成は面白い。
今年は、横浜大会と天神大会で、静岡の強豪「うみひ」との
異地区コラボチームを編成、好成績を残している。
今日はさらに「闘龍者」(とうりゅうもん、愛知)の
メンバーを加えて、これで滋賀、愛知、静岡の広範囲な
異地区コラボとなった。
匠「まるで、”今川義元”の上洛のようですね、
東海地方を総なめにして進軍している(笑)」
龍「あはは、桶狭間でやられないようにします(笑)」
それから、ユニフォーム交換で、「龍人」が「うみひ」の
Tシャツを着て、「うみひ」が「龍人」のを着ている。
匠「う~ん、これではまさしく”呉越同舟”、
もう、敵か味方か、よくわからない状態ですね(汗)
まあ、仲良くやって下さいな(笑)」
ちなみに、”呉越同舟”は中国の故事で、呉と越の仲の悪い
宿敵同士が、たまたま同じ舟に乗り合わせて、険悪な雰囲気
となったが、その後、嵐が来て、呉と越の人達は協力して、
その危機を乗り越えた、という話である。
現状、「龍人」と「うみひ」は仲が悪い訳では無いのだが、
かつて各大会では直接対戦した事も勿論あった訳だ。
ドラゴンでは、まさしく同じ舟に乗って協力しあう訳で
これは”呉越同舟”であろう。このコラボチームの活躍に
ついては、後編記事に譲るとしよう。
![c0032138_19535802.jpg]()
さて、ここからは女子の部の紹介だ。
例年5~6チームが参戦する本カテゴリーであるが、
今年は、3チームのみと、ちょっと寂しい状況である。
ただ、入賞確定とも言えるので、一部の10人漕ぎ混合の
ビギナーチームからは「しまった、女子の部に出ていれば
よかった」という話もあった。
まあでも、どのカテゴリーにどんなチームが参戦している
かは、大会参加申し込みの時点ではわからない。
前述の10人漕ぎ混合や一般の部でも、申し込んで蓋を開けて
みたら、強豪専業チームがズラリと並んでいて、それこそ
「参った! こんな激戦区にエントリーしてしまった・汗」
という話も、過去、何度かあった位である。
運営上のカテゴリー分けも難しいが、参加チームからしても
どのカテゴリーにエントリーするかで明暗が分かれてしまう
事もある訳だ。だが、そこは現状では、どうしようも無い。
運営側で、細かい現状をよく分析しながら、少しづつ、より
適切なカテゴリー分けを行っていくしか無いという事だろう。
さて、女子の部は参加数が少ない為、2回戦制のレース
フローとなっている。
第一回戦の順位とタイムは以下のようになった。
1位:1分56秒 びわにゃん(琵琶湖ドラゴンボートクラブ)
2位:2分04秒 Spirits Club
3位:2分07秒 師走の会 上村組
「びわにゃん」は、ここ数年、ずっと連覇中である。
![c0032138_19531003.jpg]()
「琵琶ドラ」としての実力値を遺憾なく発揮できるのは
「20人漕ぎ混合」であろうが、あいにく本大会には、その
カテゴリーが無い(ちなみに、今年の日本選手権大会では、
20人漕ぎ混合の部で決勝進出であった)
本大会では、カテゴリー的に、男子選手と女子選手は
分かれて出場する事がある。組み合わせの不運で
男子チームが勝てなかった場合でも、女子は優勝を続けて
いるので、まあ、今年も恐らくは磐石であろう。
ただ、ここ数年実現していなかった「アベック優勝」は
是非今年は成し遂げたいところであろう。
ちなみに、「アベック」とは、男女のペアという意味で
現代では「カップル」という用語に置き換わった為、
「アベック」は古い時代の「死語」であると見なされて
しまうのだが・・
「アベック」とは、そこに男女が居る状態を指し、
「カップル」とは、恋人や夫婦など、実際に付き合っている
状態を主に示すので、両者の意味はずいぶんと異なる。
元々の「アベック」の語源は、フランス語であり、
英語の「With」に相当する。で、日本では「男女のペア」
という意味で、フランス語の語源とは違う風に広まった。
まあ、「カップル」は、明確に付き合っている状態なので、
「アベック」の方が、ちょっと、秘めた恋だとか、恋人未満
という雰囲気もあって、ロマンチックだ。
映画やドラマだったら「アベック」の方が、ずっと面白い。
死語になってしまったのは、少々惜しい気もする。
で、琵琶ドラの場合は、実際に各メンバーが「カップル」
として付き合っているか否かは不明なので(笑)、これは
「アベック優勝」と言うのが正しいと思う。
そもそも他に変わるべき単語が無いのだ、まあ「ペア優勝」
でも良いかも知れないが、「カップル優勝」だと、言葉の
意味的には有り得ない。
スポーツ報道系では、いまだに「アベック優勝」も
良く使われる用語だ。
さて「Spirits Club」(2つ上の写真)であるが、本大会に
ほぼ皆勤賞の超ベテラン女子チームである。
本大会が勿論ホーム大会であるが、他には「スモール選手権」
にも毎年出場している。
古豪チームではあるものの、他に勢いのある若手女子チーム
が居る場合には、残念ながら歯が立たない、でもまあ、
たいてい毎年入賞はしているので、今年もまた、少しでも
順位を上げて、賞品を持って帰っていただきたく思う。
![c0032138_19531154.jpg]()
「師走の会 上村組」(上写真)だが、こちらも常連チームだ。
女子の部に毎年参戦、多数のチームが参戦する年でも
入賞圏内である。
今年は男子チーム「師走の会」が単独では参加できず、
滋賀の中堅専業チームの「GPO]や「豪腕龍」との
チームとコラボを編成して参戦している。
しかし、この男子コラボチーム、今年は好調であった、
その模様は、また続く記事に譲ろう。
続く第二回戦も、上記と同様の順位となり、結局のところ
総合最終結果は以下となった。
1位:びわにゃん
2位:Spitirs Club
3位:師走の会 上村組
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上写真は、「びわにゃん」の表彰式の模様。
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こちらは、「Spirits Club」の準優勝カップ。
ちなみに、準優勝までは、カップにチーム名が刻まれる。
余談だが、先日、TVのバラエティ番組で
「マイナースポーツでも専用の優勝カップがある(?)」
という話題があった、これは、優勝カップについている
オブジェ(飾り)が、その競技をかたどっている
という事であり、カーリングやウィンドサーフィンの
カップにも専用のオブジェがついている。
だが、ドラゴンボートには恐らくだが、専用カップは無い。
ちなみに、TVでのカップメーカーの担当者の話によると、
担「そういうマイナーな競技の場合には、万能のオブジェ
として「女神」をあしらう事があります」
との事であった、そのコメントの後、その番組では、
「では、綱引きは、専用か女神か?」などのクイズ型式と
なったのだが、まあ、なかなか興味深い話ではあった。
ドラゴンボートも、優勝カップに専用のオブジェを作って
貰えるくらいに、メジャー競技になっていけば好ましい。
---
さて、本記事はこのあたりまでで、以降は中編に続く。
にて行われた「第28回びわこペーロン」の模様より、前編。

(ルール)は、ほとんど「ドラゴンボート」である。
本大会の英語名は「2018 DRAGON BOAT in BIWAKO」と
なっている。
では、何故「ペーロン」と呼ぶのか?と言うと、恐らくだが、
以下の経緯(いきさつ)がある。
まず、滋賀県と中国の湖南省(ペーロン競技の本場)は、
1980年代に「友好県省」の協定を結んでいる。
(注:友好県省とは、姉妹都市のようなものだ)
1991年には、湖南省よりペーロン艇2艇の寄贈を受け、
同年に滋賀県のボート選手を湖南省のペーロン大会に派遣、
さらに同年1991年に滋賀県(大津市)でも、本「びわこ
ペーロン」大会が始まった、という歴史を理由とするのだと
思われる。
1991年以降、本年2018年で28回目となる歴史の長い大会である。
この回数は、伝統行事的な「長崎ペーロン」「相生ペーロン」
を除き、ドラゴン系では、かなりの古株の大会となっている。
(他には天神大会、高島ペーロン、堅田船競争も長い)
本大会は、およそ10年程前までは、地元のお祭り、あるいは
「琵琶湖の夏の風物詩」的な要素が強かったと思われる。
(いきなり余談だが、「琵琶湖の夏の風物詩」と言えば、
他に、著名な「鳥人間コンテスト」がある。
しかし本年の同大会は、逆走台風12号の影響で超強風となり、
フライト中に主翼等が折れて墜落してしまうチームが続出、
人力飛行機の部が途中中止(不成立)となった。
琵琶湖の自然の猛威は怖い、本大会でも似たような状況と
なる場合もある。そこは中編記事で後述しよう)
10年前当時の参加チームは、地元企業系チーム等が中心であり、
一種の福利厚生、あるいはレクレーション的な面もあったと
思う。勿論、殆どの参加チームは、年に1度の本大会にしか
参戦せず、事前練習なども殆ど行っていなかった。
ところが、2000年代後半より、いわゆる「専業チーム」
と呼ばれる、本格的かつ日常的にドラゴンボートの訓練や
大会参戦を行っている各地のチームが本大会に参戦を開始、
各カテゴリーでの優勝や入賞の好成績を残すようになる。
まあ、それ以前にも本大会に地元のチームとして参戦を
続けていて専業チーム化した所もある(例:池の里、龍人、
琵琶ドラ、GPO等)のだが、ここで言う専業チームは
主に他府県チームだ。
で、当初は「賞品が良い」という要素もあったのかも
知れない、入賞した他府県専業チームから、その話は
ドラゴン界に口コミで急速に広がっていく。
2010年代前半には、大阪、兵庫、京都、和歌山、静岡、
愛知、東京等より、多数の「強豪ドラゴン専業チーム」が
本大会に次々に参戦、地元ビギナーチームは、入賞すら
全く出来なくなってしまった。
かろうじて、そこに対抗できたのは、前述の滋賀県の専業
チームである(琵琶湖オールスター=池の里、琵琶ドラ、
小寺製作所、龍人)
まあ、地元ビギナーチームが勝てないのは当然である。
年間に(本大会に向け)たった1度程度しか練習しない
地元ビギナーチームは、年間に数十回の練習を行い、数回の
大会にも出場する「専業チーム」に歯が立つ筈が無い。
勿論これでは100%負けてしまう絶対的不利な状況だ。
・・であれば地元系チームも、もっと練習をすれば良い事も
スポーツ競技での道理ではあるが、なかなか環境や意識の面
等で、それは難しい場合も多々あるだろう。
「このままでは地元の人達が大会への興味を無くしてしまう」
と、私はちょっと危機感を感じていたのだが・・
2010年代後半には、そうした専業チームの戦術や装備
(例:カーボンパドル等)を、地元企業チーム等も大幅に
参考にし、地元系チームにおいても、専業チームと対等に
勝負が出来る強豪チームが一部には育ってきている。
また、自然にカテゴリー毎の自主的分類も進んでいて、
専業チームは、少しづつだが、「20人漕ぎ一般」という
”花形カテゴリー”に集中し始めている。
まあ、10人漕ぎ等においては、地元系チームや中堅専業
チームに入賞の可能性を持たせてあげるという事であり、
強豪チーム同士は、「20人漕ぎでガチンコ勝負!」という
感じに、なりつつあるという状況だ。
別に現状では、本大会の参加規程において、明確に「実力別
カテゴリー分け」が制定または推奨されている訳では無い。
けど、一部の専業チームでは、「ライバルの居ない10人漕ぎ
で勝っても余り意味は無い、どうせ勝負をするならば、
20人漕ぎで、そこで堂々と優勝したい!」
という意識が芽生え始めている事も確かである。
まあ良い傾向である。自然に各々のチームが、それぞれの
立ち位置を意識して、運営や競技性にも配慮しているという
事だ。この「気配り」は重要だ。
ちなみに、近年では、各地区のドラゴン系大会では、
「実力別カテゴリー分け」を採用する事が殆どになってきた。
静岡、宇治、東京、高石、横浜、天神、関空、堅田、
スモール選手権・・ いずれも、実質的にビギナーの部
あるいは地元の部等が存在している。
他の地方大会などでも、詳細はわからないが恐らくはそんな
感じで「実力別カテゴリー分け」が進んでいると思う。
が、本「びわこペーロン」は、まだそういう明確な規定が
存在しない。これは歴史が長い大会であるが故に、あまり
簡単に、文字通り「舵を切る」事は難しいのかも知れないが、
とりあえずは、10人漕ぎの部が、ビギナーチームが対象で
あるように、ゆるやかに移行できれば良いのではなかろうか。
まあでも、本大会でも「企業の部」「滋賀県の部」の
特別表彰が近年から始まっているので、そのあたりから、
「カテゴリーにするか否か」を決めて行けば良いのであろう。

20人漕ぎ一般(オープン)、10人漕ぎ混合、10人漕ぎ一般、
10人漕ぎ女子の部、である。
10人漕ぎは専用艇を使用し、20人艇の流用は行わない。
直線レースで、距離は、昨年の400m戦から、今年から
300m戦に短縮されていて、3~5艘建てレースとなる。
タイムであるが、これまでの400m戦の過去記録は参考に
ならない。まあ、計算上の予想タイムは20人漕ぎの最速の
チームで1分20秒前後、10人漕ぎのビギナーチームでは
2分10秒程度という感じになるだろうか・・?
本観戦記事では、4つのカテゴリー中、「10人漕ぎ混合」
および「10人漕ぎ女子」についてレースの模様を紹介して
いこう。
まず「10人漕ぎ混合」であるが、近年、このカテゴリーは
強豪ドラゴン専業チームによる、超激戦区となっていた。
過去3年間の決勝進出チームと、その順位を上げておこう。
2015年
1位:吹田龍舟倶楽部
2位:すいすい丸
3位:表面張力(注:専業コラボチーム)
4位:東海龍舟
2016年
1位:吹田龍舟倶楽部
2位:すいすい丸 トレイン
3位:うみひ(注:海猿火組)
4位:表面張力(注:専業コラボチーム)
2017年
1位:関西龍舟 白鷹
2位:関西龍舟 白鹿
3位:海火とOyageたち(注:専業コラボチーム)
4位:すいすい丸 トレイン
5位:チーム未来
見事なまでに、全てがドラゴン専業チームである。
全てが専業チームになってしまっている事の是非は、
本記事冒頭に記載したとおりである。
あまりこの状態が続くと、地元ビギナーチームは大会
参戦への興味を失ってしまいかねない危惧もある。
ここではあげていないが、10人漕ぎ一般も、ほぼ同様な
傾向であり、ドラゴン専業チームとしては、上位入賞を
狙う上では、むしろこの激戦区は厳しい状況にある。
先に「専業チームは、ライバルの居ないカテゴリーで
勝っても面白く無い」と記載したが、それはまあ数年程
前の状態であり、ここ近年は、こんな状況であるから、
結局、専業チームとしても「どのカテゴリーに出ても一緒」
という感じになりつつあった訳だ。
逆に「10人漕ぎ(特に混合)の激戦区を避ける」という
意識が一部の専業チームにも出つつある。
その結果、本年2018年の「20人漕ぎ一般」の部には、
実に5つもの強豪ドラゴン専業チーム、そして地元企業系の
新進強豪チームがおよそ5チーム、さらに準専業チームも
加わって、大激戦区となってしまっている。
だが、その分、10人漕ぎの混合と一般には、決勝枠の余裕
が出来て(=すなわち、決勝進出5チームの数よりも、
専業チームの参戦数が少ない)地元系チームが決勝まで
勝ち残れる可能性が出てきた。
仮に決勝に進んでも、地元系チームは専業チームに対して
100%勝ち目は無いが、まあ決勝に進めるだけでも現状では
「良し」と考えなければならない。

最大注目は、「関西龍舟」であり、「白鷹」「白鹿」の
ダブルエントリーは昨年同様である。
関西龍舟(関ドラ)は、2010年代前半のメンバー改編期の
苦しい時期を乗り越え、2010年代後半には、かつての
2000年代後半の黄金期と同等の実力値を取り戻している。
快進撃が始まったのは、昨年2017年の堺泉北(高石)大会
である。ここで混合の部で、関ドラとしては、7年ぶりの
「ワンツーフィニッシュ」(=同一のカテゴリーに複数
エントリーし、1位2位を独占する事)を成し遂げた。
さらに、2017年の本びわこペーロン大会でも、今年と同じ
10人漕ぎ混合の部で同年2度目のワンツーフィニッシュを
実現。年間2回のワンツーは快挙である。
関ドラの勢いは止まらず、今年2018年の堺泉北(高石)大会
でも、またしてもワンツー、およそ1年間で3度のワンツーだ。
さらにこの勢いで、今年の本びわこペーロンでも、昨年に
引き続き、2度目のワンツー狙い、加えて2年で4度のワンツー
もまた前人未到の記録になるだろう。
まあ、8年前の関ドラのワンツー(天神大会)は、
20人漕ぎx2艇であり、ここ最近のワンツーは、ほとんどの
大会がスモール化(10人漕ぎ)となっている状況ではあるが、
それでも、ほぼ実力同等の強豪2チームを揃える事が出来る
というチーム力の高さは注目ポイントであろう。

こちらは、前述の通り、本大会では2015~2016年に
本10人漕ぎ混合のカテゴリーで2連覇を遂げている。
ただ、今年は見たところ育成(新人)メンバーも加わって
いる様子である。予選では、育成メンバーが乗っていた
と思われ、戦績は振るわず。しかし敗者復活戦以降では
少しづつベストメンバーに交替するなどで調整をして
きている、「決勝戦での関ドラ軍団との一騎打ち」という
戦術になっているのだろう。

主力選手は、いつまでも主力としては現役続行は難しい。
したがって、どのチームでも「メンバー改編期」があり、
少しづつ若手メンバー等に刷新していかなければならない。
ただ、その改編期での戦略がかなり難しく、メンバーを
ごっぞりと体力のある若手に入れ替えたとしても、練習不足
であったり、試合経験が無ければ、下手をすれば惨敗して
しまう。そうなるとせっかくの新人もモチベーションを
失ってしまう。だから、様々なレースで戦績に影響が出ない
ように、若手新人メンバーを上手く「育成」していかなければ
ならない。
どのくらいの比率(人数)の育成メンバーが漕いでいるかは
そのチームに直接聞かない限りは判断不能ではあるが、
だいたい本来のチームの実力値に対して、タイムが出て
いない場合は、そのタイムの落ち方で推察は出来ると思う。
さて、以下は地元系注目チームだ。

その名の通り「女性建築士会」からの編成チームであり、
過去は完全に女性ばかりで「女子の部」に参戦していた事も
あったが、近年では「with B」となっていて男性メンバーを
加えて「混合の部」に参戦している。
ちなみに、この命名は芸人の「ブルゾンちえみ with B」と
同様の意味で使っているのだと思うが、一説には、ブルゾンの
場合のwith Bは、Boyの意味ではなくて「ブリリアン」という
男性コンビ名から来ている、との話もある。

今年はなかなか好調、準決勝まで進んだが、そこからは
惜しくもタイム順で決勝進出は逃している。

本日は、10人漕ぎ一般に「志士の会Ⅰ号」
10人漕ぎ混合に「志士の会Ⅱ号」のダブルエントリーだ。
「志士の会」は、確か議員さんの応援メンバーの会として、
数年前から本大会に参戦しているのだが、結構ドラゴンに
ハマってきた模様であり、例年複数のチームを複数カテゴリー
に分散して、虎視眈々と上位を狙ってきている。
過去の戦績は準決勝までであるが、今年はついにチャンスが
到来、準決勝でタイム順で決勝に進める可能性が出て来た。
その準決勝では、前述の本年好調の「女性建築士」をタイム
順で抑え見事に決勝進出である。
「志士の会」としては快挙ではある。残念ながら決勝では
専業チームには歯が立たないと思うが、ビギナーチームからの
脱却の兆しが出てきている。決勝では少しでも順位を上げて
おいて、ここで戦績を残しておきたいところであろう。

あるが、年に数レースしか漕がないのであれば、その購入は
コスパが悪い事であろう。
匠「”池の里”あたりから、1回1000円で借りるか、または
新型に変えた中古を、9000円位で売ってもらったら?」
とアドバイスしておいた(笑)
なお、”池の里”は、その条件でOKだそうである(笑)
さらに言えば、ここ琵琶湖ペーロンでは、地元系チームの
多くが、カーボンパドルを熱望している。
カーボンパドルの輸入代理店等は、この大会でレンタルや
販売を行ったら、結構儲かるかも知れない。

「kenkijin」は「日立建機ティエラ」のサブチームである。
(”建機人”という意味だろうか?)
「日立建機ティエラ」は、20人漕ぎ一般の部で、専業チーム
に対抗可能な、希少な地元系企業チームとして、ここ数年
活躍をしている。ちなみに昨年は20人漕ぎ一般に決勝進出で
強豪専業チームに混じって4位であった。
ただし「日立建機」全体は大勢力であり、個々のチーム名と
その構成は微妙に毎年変わる。昨年の20人漕ぎの決勝進出は、
こちらの「kenkijin」のチーム名であったし、他に女子チーム
を別途編成する事も通例だ。
今年は、20人漕ぎが「日立建機ティエラ」であり
「kenkijin」は、10人漕ぎの混合の部だ。
聞くところによると、「今年はメンバーも練習量も少ない」
という事で、こちらの「kenkijin」は残念ながら予選敗退。
だが、メインチームはなかなかの活躍を今年も魅せてくれたし
このチームの逸話も色々あるのだが、追って別記事で紹介する。
さて、10人漕ぎ混合の決勝戦には、以下のチームが勝ち
残った(レーン順)
1:関西龍舟 白鷹
2:関西龍舟 白鹿
3:志士の会Ⅱ号
4:NIKKEN TOTAL セーリング
5:吹田龍舟倶楽部

阻止するか?と思われたが、結局最後には、また今年も
関ドラがワンツーとなり、これで今年も2度目のワンツー
となった。

まあ、本大会2015~2016年の覇者ではあるが、
今はメンバー改編期にさしかかっているのであろうか?
まあ、高校野球とかでも、強豪校であっても学校名だけで
強さが測れる事もなく、あくまでその時のメンバー次第だ。
でも、今年は「吹龍」は、各大会に積極的に参戦している。
例えば、高島ペーロン、ドラゴンキッズ、にも今年初参戦
している。もし育成メンバーが増えていたとしても、
これだけ多数の大会に次々に参戦しているという事は、
面白くてやっているのだろうから、モチベーションは
高いという事であろう、今後の伸びが期待できそうだ。

「関ドラ軍団」のタイムは、それぞれ1分49秒台、
両チームはコンマ差である。
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さてここで閑話休題、会場で目についたものを紹介しよう。

チームの「マイかき氷機」であろう。
例年、「龍人」はカキ氷機をレンタルで(借りて)持って
来ていたのだが、ついに自前の物を買ったとの事だ(!)
匠「凄いな、まるでガンダムみたいだ!(笑)
これ、高かったのでは無いのですか?」
龍「ほら、2016年の高島ペーロンの優勝賞金、あれの
使い道がなかったので、その賞金から買いました」
「同年のびわこペーロン参加費に充てる」と言っていた
と記憶しているが、ずいぶんと長く残しておいた模様だ。
匠「確か賞金は5万円、その金額で買えたのですか?」
龍「3万5000円でしたよ、もっとも氷代は別ですが」
匠「結構安いのですね! では、これで選手の人達に
カキ氷を作って売ったらどうですか?
ああでも、正規の売店があるから営業妨害か(汗)」

訪れると、1杯作ってご馳走していただいた。
シュルシュル・・・と、あっと言う間に完成する。
さすがニュータイプのガンダム型の電動カキ氷機だ(笑)
これで3万5000円は安いと思うが、とは言え、
私が買って自宅に置いても用途は無いだろう(汗)
まあやはり、こういうドラゴン大会には役立ちそうだ、
また「龍人」は、「キッズ大会」で子供達を指導する事も
多いので、来年くらいには、その大会で人気のアイテムに
なりそうな予感もする。

今年は、横浜大会と天神大会で、静岡の強豪「うみひ」との
異地区コラボチームを編成、好成績を残している。
今日はさらに「闘龍者」(とうりゅうもん、愛知)の
メンバーを加えて、これで滋賀、愛知、静岡の広範囲な
異地区コラボとなった。
匠「まるで、”今川義元”の上洛のようですね、
東海地方を総なめにして進軍している(笑)」
龍「あはは、桶狭間でやられないようにします(笑)」
それから、ユニフォーム交換で、「龍人」が「うみひ」の
Tシャツを着て、「うみひ」が「龍人」のを着ている。
匠「う~ん、これではまさしく”呉越同舟”、
もう、敵か味方か、よくわからない状態ですね(汗)
まあ、仲良くやって下さいな(笑)」
ちなみに、”呉越同舟”は中国の故事で、呉と越の仲の悪い
宿敵同士が、たまたま同じ舟に乗り合わせて、険悪な雰囲気
となったが、その後、嵐が来て、呉と越の人達は協力して、
その危機を乗り越えた、という話である。
現状、「龍人」と「うみひ」は仲が悪い訳では無いのだが、
かつて各大会では直接対戦した事も勿論あった訳だ。
ドラゴンでは、まさしく同じ舟に乗って協力しあう訳で
これは”呉越同舟”であろう。このコラボチームの活躍に
ついては、後編記事に譲るとしよう。

例年5~6チームが参戦する本カテゴリーであるが、
今年は、3チームのみと、ちょっと寂しい状況である。
ただ、入賞確定とも言えるので、一部の10人漕ぎ混合の
ビギナーチームからは「しまった、女子の部に出ていれば
よかった」という話もあった。
まあでも、どのカテゴリーにどんなチームが参戦している
かは、大会参加申し込みの時点ではわからない。
前述の10人漕ぎ混合や一般の部でも、申し込んで蓋を開けて
みたら、強豪専業チームがズラリと並んでいて、それこそ
「参った! こんな激戦区にエントリーしてしまった・汗」
という話も、過去、何度かあった位である。
運営上のカテゴリー分けも難しいが、参加チームからしても
どのカテゴリーにエントリーするかで明暗が分かれてしまう
事もある訳だ。だが、そこは現状では、どうしようも無い。
運営側で、細かい現状をよく分析しながら、少しづつ、より
適切なカテゴリー分けを行っていくしか無いという事だろう。
さて、女子の部は参加数が少ない為、2回戦制のレース
フローとなっている。
第一回戦の順位とタイムは以下のようになった。
1位:1分56秒 びわにゃん(琵琶湖ドラゴンボートクラブ)
2位:2分04秒 Spirits Club
3位:2分07秒 師走の会 上村組
「びわにゃん」は、ここ数年、ずっと連覇中である。

「20人漕ぎ混合」であろうが、あいにく本大会には、その
カテゴリーが無い(ちなみに、今年の日本選手権大会では、
20人漕ぎ混合の部で決勝進出であった)
本大会では、カテゴリー的に、男子選手と女子選手は
分かれて出場する事がある。組み合わせの不運で
男子チームが勝てなかった場合でも、女子は優勝を続けて
いるので、まあ、今年も恐らくは磐石であろう。
ただ、ここ数年実現していなかった「アベック優勝」は
是非今年は成し遂げたいところであろう。
ちなみに、「アベック」とは、男女のペアという意味で
現代では「カップル」という用語に置き換わった為、
「アベック」は古い時代の「死語」であると見なされて
しまうのだが・・
「アベック」とは、そこに男女が居る状態を指し、
「カップル」とは、恋人や夫婦など、実際に付き合っている
状態を主に示すので、両者の意味はずいぶんと異なる。
元々の「アベック」の語源は、フランス語であり、
英語の「With」に相当する。で、日本では「男女のペア」
という意味で、フランス語の語源とは違う風に広まった。
まあ、「カップル」は、明確に付き合っている状態なので、
「アベック」の方が、ちょっと、秘めた恋だとか、恋人未満
という雰囲気もあって、ロマンチックだ。
映画やドラマだったら「アベック」の方が、ずっと面白い。
死語になってしまったのは、少々惜しい気もする。
で、琵琶ドラの場合は、実際に各メンバーが「カップル」
として付き合っているか否かは不明なので(笑)、これは
「アベック優勝」と言うのが正しいと思う。
そもそも他に変わるべき単語が無いのだ、まあ「ペア優勝」
でも良いかも知れないが、「カップル優勝」だと、言葉の
意味的には有り得ない。
スポーツ報道系では、いまだに「アベック優勝」も
良く使われる用語だ。
さて「Spirits Club」(2つ上の写真)であるが、本大会に
ほぼ皆勤賞の超ベテラン女子チームである。
本大会が勿論ホーム大会であるが、他には「スモール選手権」
にも毎年出場している。
古豪チームではあるものの、他に勢いのある若手女子チーム
が居る場合には、残念ながら歯が立たない、でもまあ、
たいてい毎年入賞はしているので、今年もまた、少しでも
順位を上げて、賞品を持って帰っていただきたく思う。

女子の部に毎年参戦、多数のチームが参戦する年でも
入賞圏内である。
今年は男子チーム「師走の会」が単独では参加できず、
滋賀の中堅専業チームの「GPO]や「豪腕龍」との
チームとコラボを編成して参戦している。
しかし、この男子コラボチーム、今年は好調であった、
その模様は、また続く記事に譲ろう。
続く第二回戦も、上記と同様の順位となり、結局のところ
総合最終結果は以下となった。
1位:びわにゃん
2位:Spitirs Club
3位:師走の会 上村組


ちなみに、準優勝までは、カップにチーム名が刻まれる。
余談だが、先日、TVのバラエティ番組で
「マイナースポーツでも専用の優勝カップがある(?)」
という話題があった、これは、優勝カップについている
オブジェ(飾り)が、その競技をかたどっている
という事であり、カーリングやウィンドサーフィンの
カップにも専用のオブジェがついている。
だが、ドラゴンボートには恐らくだが、専用カップは無い。
ちなみに、TVでのカップメーカーの担当者の話によると、
担「そういうマイナーな競技の場合には、万能のオブジェ
として「女神」をあしらう事があります」
との事であった、そのコメントの後、その番組では、
「では、綱引きは、専用か女神か?」などのクイズ型式と
なったのだが、まあ、なかなか興味深い話ではあった。
ドラゴンボートも、優勝カップに専用のオブジェを作って
貰えるくらいに、メジャー競技になっていけば好ましい。
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さて、本記事はこのあたりまでで、以降は中編に続く。