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【熱い季節2017】ドラゴン総集編~ベストチーム編

さて今年の最終記事は、【熱い季節】ドラボンボートの総集編
として、「ベストチーム」の紹介記事としよう。
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この記事では、今年のシーズンを私が観戦した中で「頑張ったなあ」
と思ったチームを紹介する。ただ、私も主に関西圏の大会しか
観戦していないので、東京や九州の大会については聞き伝えられた
話でしか無い。そういう意味では、「頑張ったチーム」というのも、
あくまで個人の範囲での感想に過ぎないのは了承いただきたい。

また、超強豪の「磯風漕友会」や「bp」の活躍は「言わずもがな」
という感じだ、特に「磯風」(上写真)は、日本選手権の覇権を
今年は「bp」から取り戻した形になっている。
まあ、そのあたりは「日本選手権」の記事で詳細を書いた通り
なので、そちらを参照されたし。
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そして勿論「bp」(軍団)は、参戦する殆どの大会で勝ち星を
重ね続けている(上写真はスモール選手権の表彰式)こちらも
各大会の観戦記事を参照の事。
単純に「優勝の数」とかであれば「bp」(軍団)は、今年最も
活躍した、とは言えるが、現在のドラゴン界の現状では、
それは当たり前すぎて、もはや記事にならない。
・・と言うことで、本記事では、「磯風」や「bp」以外の
「頑張った」チームの活躍を紹介しよう。

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まずは
「関西龍舟」(兵庫県)

5月の東京大会で、混合の部3位入賞、という情報があるが、
私はこの大会は残念ながら未観戦だ。

次いで6月、堺泉北大会(大阪)
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混合の部で1位2位独占の結果。
これは、いわゆる「ワンツー・フィニッシュ」だ。
私が記憶している限りでは「関ドラ」のワンツーは、
7年ぶりくらいだったか?その後、しばらくメンバー再編時期に
あたっていたが、これで完全復調を印象づけた結果となった。
これは、今年の「関ドラ」は目が離せない。
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堺泉北(高石)は、現在は10人漕ぎのスモール大会になったので
昔の20人漕ぎとは単純には比較できないが、ともかくワンツーは
快挙だったと思う。

そして7月、日本選手権(大阪)
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混合の部3位、ここは勿論優勝が欲しかったところだろうが、
現在のドラゴン界の「混合の部」は超激戦区である。
僅かな実力差で強豪チームがひしめきあい、結果は多分に
「運」の要素もある事だろう。
ちなみに1~3位の順位、すなわち「INO-G」「東ドラ」
「関ドラ」は、5月の東京大会と全く同じだ。

そして8月、びわこペーロン大会(滋賀)
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10人漕ぎ混合で、またしても「ワンツーフィニッシュ」を
実現した! 年間2回は快挙である。
この大会のこのカテゴリーも、そこそこの激戦区だ、
この結果はたいしたのもである。
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おそらくこの時点でレコード(記録)だと思うが、まだシーズン
途中なので大会は残っている。さらにワンツー記録を伸ばして
いくのか?

次いで、8月、KIX(関空)大会(大阪)
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この大会はまだ20人漕ぎだ、よってシングルエントリーとなり、
ワンツー・フィニッシュは有りえない。

・・が勿論、優勝候補の筆頭だ。ここ数年、台風による大会中止
等といった状況もあり、「関ドラ」の優勝は無かった。
ここは久しぶりに優勝しておきたいところ。

混合決勝は海外強豪が3チームも残った大激戦区であった。
「それでも関ドラ有利」と私は予想していたのだが、最後の最後
に海外チームに差されて僅差の2位、惜しかったでした。

さて、10月、ツナカップ大会(静岡)
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ここは正式な「関西龍舟」としてではなく、
「芦屋人」(あしやんちゅう)チームとしての参戦だ。

10人艇(8人漕ぎ)へのシングルエントリーで、
結果は混合の部優勝、この大会は去年も勝っているので二連覇だ。
高級マグロを貰って帰ったと思う、美味しかったでしょうか?

次いで、10月 スモール選手権(滋賀)
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さて、今年の公式戦最後の大会。
「関ドラ」は、混合の部へ2チームによるダブルエントリーだ。
ここで前人未到の「年間3回目のワンツーフィニッシュ」が
炸裂したら、それこそ大記録である。

昨年の本大会では優勝している、勝つのは不可能な話では無いし
それどこか、今年も勿論優勝候補だ。
さて、両チームとも無事決勝進出だ、ワンツーの期待が高まる。

しかし、ここも超激戦区だ、おまけに日本選手権だ、
そうやすやすと1、2位が独占できる訳でも無い。
決勝の結果は2位と5位、まあ、大記録の達成はならなかったが、
今年最も光っていたのが「関西龍舟」であったと思う。

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次のチームは「INO-G」(埼玉)だ。

まず、4月の埼玉大会で2位との事だが、私は未観戦だ。
次いで5月の東京大会で優勝という情報、ここも未観戦。

さて、問題は続く7月の「日本選手権」(大阪)だ。
なにせ「INO-G」は、2013~2015年に3連覇したのだが、
2016年には「東京龍舟」に僅差で破れ準優勝となってしまった。

その2016年の決勝レースは「東ドラ」の5レーン大外からの鋭い
カットインが極めて印象的な好レースではあったのだが・・
問題は今年2017年だ、一度チャンピオンの座を譲ってしまうと
なかなかそれを取り戻すのは難しい、これはドラゴンに限らず
全てのスポーツで同様だろう。
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プレッシャーもある、運もある、そうした様々な要素がある中で、
例によって混合決勝は超激戦区だ、昨年優勝の「東ドラ」も居る、
今年絶好調の「関ドラ」も7年ぶりの王座奪回を狙っている。
名門「東海龍舟」も、新鋭「すいすい丸」も居る、こんな厳しい
状況の混合決勝で、果たして「INO-G」は勝てるだのろうか?
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結果は見事、「INO-G」優勝!

ここは単なる優勝では無いと思う、様々な不利な条件を跳ね返し
感動的な王座奪還ドラマだ。
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本当にお見事でした!
日本選手権にふさわしい良いレースが見られたと思う。

続く10月、ツナカップ大会(静岡)
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この大会は「INO-G」は常連だ。
過去「村田ブラック」の名前で、2度優勝している。

しかし、現在この大会の上位カテゴリーは「チャンピオンの部」
と言い、その決勝は異カテゴリーでの「無差別級対戦」となる。

昨年と一昨年は「オープンの部」の超強豪「bp」と当たり、
惜しくも2位続きだ、まあ元々「混合の部」である「INO-G」に
とっては不利な状況ではある。

ただ「INO-G」としても無策では無い。昨年2016年は、男子を
中心としたチーム編成として、「bp」を倒そうとした。
私は、この状況だと「INO-G」に勝ち目が無い訳では無いとも
思っていたのだったが、しかし結果は僅差で負けて2位となって
しまっていたのだった。

ちなみに、この大会は150mの超スプリント(短距離)戦だ、
そして「bp」は2015年の日本選手権でスタートミスで「磯風」に
破れた事から、2015年のシーズンオフから2016年のシーズンイン
までの間、常人を越えるレベルでの過酷な「スタートの特訓」を
していたのであった。
つまり短距離戦であれば、その「bp」の特訓の効果が顕著に現れる、
「INO-G」はカヌー競技でつちかった力強いストロークの推進力が
ある。
決勝戦、もう数十mあれば「INO-G」も「bp」に追いつけたのかも
知れないが・・ まあ惜しい結果ではあった。

さて、2017年のツナカップでも「INO-G」は決勝に残った。
「bp」は、今年は恐らく海外大会参戦により本大会不参加。
決勝対戦相手は、地元静岡の強豪「うみひ」(海猿火組)だ、

ここも見逃せないレースとなった。
一応「うみひ」はホストチーム(おもてなし側)ではあるが、
まさかここで手を抜く訳ではあるまい、強豪チームに対しては
相手の実力を認め、せいいっぱいの勝負を展開する事が
「最高のおもてなし」なのだ。

結局、決勝戦は、両者混戦のまま、もつれるようにゴールイン!
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結果、「INO-G」が「うみひ」を、およそコンマ2秒抑えて優勝だ!

「ツナカップ」は地方大会とは言え、今や日本選手権クラスの
強豪チームが全国から集まる大会である、県外参加チーム比率は
何と8割、つまり地方大会でも何でもなく、もはや、日本選手権、
スモール選手権に続く、第三の「選手権」(チャンピオンシップ)
大会である、ここで優勝できた事は誇りに思って良い事であろう。

それから、「INO-G」は10月には千葉県で行われた「Eボート」
大会に出場し優勝していると聞く。
「Eボート」は上記ツナカップの今年の記事の初回で紹介
しているが、折りたたみの効く中大型レジャーボートであり、
今後その競技も広まってくるかも知れないものである。

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さて、次の紹介チーム
「池の里Lakers!」(滋賀)

5月の宇治大会、6月の堺泉北大会では決勝には残れなかったが
「池の里」の毎年の目標は「ホーム大会」の「びわこペーロン」
での勝利である、既に3度の優勝があり、昨年迄2連覇中なのだ。
8月のその大会に合わせて、少しづつコンディションの調整を
して仕上げてくるのであろう。

7月、日本選手権(大阪)
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ここは久しぶりの決勝進出、過去の順位を上回る4位となった。
メンバーが万全でなかった状態だと聞くが、これは「池の里」
としては、手ごたえがあって自信をつけれる状況であったと思う。

続く7月末の、高島ペーロン(滋賀)
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ターン有り、専用艇と言うやや特殊なレギュレーションの大会だ、

2013年頃からの参戦で、2015年には一度優勝している。
他年の本大会は、いつもの「万年二位」で、戦績的には悪くは
無いが、それがあまりに続くと、メンバーのモチベーションが
低下してしまう。

まあ本大会はドラゴンでは無いが、続く「びわこペーロン」に
向けて、気合を入れておきたいところであろう。
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結果は見事優勝、2年ぶり2度目、はずみがついた事であろう。

続く8月、ドラゴンキッズ大会(滋賀)
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この大会は基本的には小学生中心、または親子で出場する大会だ。
「池の里」は町内会チームであり、選手達の実子への一子相伝
での”ドラゴン英才教育”により優勝常連チームである。

しかし、町内会故に、年々子供達は成長し卒業していき、
年代的にもう小学生がいない。よって、花形レースである
「20人漕ぎの部」には出れなくなってきている。

そんな中、今年もなんとか低学年の子供達を集め、「10人漕ぎ
親子の部」へ「池の里 Junior Lakers!」として出場。
そして見事に優勝している。

さて、次は、問題の「びわこペーロン」(滋賀)だ。
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「池の里」は10数年前から、この「びわこペーロン」に参戦、
最初はスピンしてしまって、ゴールすらできなかった。
それから10年程度前の「万年4位の時代」を経過し、
6年前の2011年、ついに優勝。この「涙の初優勝」は、
ドラゴン界での伝説となっている。

その後、2015年、2016年にも優勝。
私は「池の里」に、
匠「もう勝たなくても良いのでは?」とも言ったのだが、
「池の里」には勝ち続けなくてはならない理由がある。

それは、上の「ドラゴンキッズ」の所でも少し書いたのだが、
「池の里」が町内会純血チームであるが故に、新規メンバーの
補充が大変難しい、原則的には、「池の里」チームに入るには、
どこからか「池の里地区」に引越してこないとならないのだ(汗)

まあ、実際には、以前であれば、そこまで厳密に「純血」を守る
必要も無かったのだとは思うが、「池の里」も現在は一流の
ドラゴンチームである。「町内会」という決め事又は拘りがある
ならば、できるだけ、それを守っていく必要もあるのだろう。

で、「池の里」の秘密兵器は、かつて「ドラゴンキッズ大会」で
連覇を続けた、実子の子供達である。ドラゴンの英才教育を受けた
スーパーキッズ達だ。彼らが小学生大会で活躍を始めてから
およそ10年だ、そろそろ彼らが順次、大人の「池の里」チームに
入れる年頃になってきている。
「池の里」としては
池「子供達がチームに入ってくれる為にも、それまでは「池の里」
  は、琵琶湖の覇者でありつづけなければならない」

・・・ふうむ。まあ、その状況や気持ちは良くわかる。
反抗期の子供達だ、「オヤジと同じ舟には乗りたく無い」と
言われてしまうかも知れない(笑)
事実「池の里」に、では無く、他のチームに入りたい、と
言っている子供もいるみたいだ(汗)
であれば、なおさらだ・・ 「びわこペーロンで勝ち続け、
強くて格好良いチームのままで、子供達に引き継ぎたい」と
思っている事は切実な願いであろう。
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「池の里」、びわこペーロン優勝!、3連覇!!

お見事でした。もう「勝ちすぎだ」とかは言うまい、こうなったら
ともかく、世代交代までは、なんとか頑張って勝ち続けて
もらいたいと思う。そして数年後には、新生「池の里」がまた
全国各地の「選手権大会」や「世界大会」で大いにあばれて
もらいたいと思う。

ちなみに、熊本「津奈木海龍」も、かつて、昔々の日本選手権
(天神)での覇者であったのが、世代交代で、今ではバリバリの
強豪チームとなって復活している(今年2017年のスモール選手権
では国際決勝で 「bp」を破っている)

また、昔(1990年代~2000年代前半)の日本選手権(天神)の
優勝常連「陸(くが)ペーロン」は、相生の「陸地区」の
出自という、池の里の町内会という状況に近い環境のチームだ。
当然新規メンバーの補充が難しく、世代交代によりここ10年以上、
日本選手権への出場は無いのだが、数年前に相生を訪れた際、
中学生、高校生を中心とした若手のチームに様変わりしていた。
「相生ペーロン競漕」では、現在は最上位カテゴリーの「Ⅰ部」
に定着できるか否か、という状況までなってきている。
関西の大会の参加常連のペーロン専業「ヤンググリーン」や
「相生市役所」と同等、という感じで、かなり強くなってきた。
もう少し進化すると、Ⅰ部に定着し、「IHI相生」や「セピア」と
同等になってくるだろう、さらにその上は「磯風」クラスだ。

数年後、「陸(くが)ペーロン」がさらに強くなって、
ドラゴン界にまで、再び足を伸ばしてくる事を期待している。
その時、「池の里」や「津奈木」との「新世代対決」が見れたら
それこそ、「人間ドラマ」ではなかろうか・・

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さて、次は本記事最後の紹介チームだ
「東京龍舟」(東京)

5月の東京大会では、混合が2位、女子の部優勝という成績だが、
ここは私は未観戦だ。

7月、日本選手権大会。
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ここが「東ドラ」にとっては正念場。
昨年2016年に混合の部で8年ぶりの優勝を果たしている。

今年は混合に2チームをダブルエントリー、さらに女子の部、
加えてシニアの部、と、驚異の「クワドラブル・エントリー」で
この大会最大勢力だ。連覇に向けて気合が入っている状態が
見てとれる。

混合の部、準決勝では「東京龍舟」は「すいすい丸」に敗れ、
兄弟チーム「TOKYO DRAGON」は「INO-G」と「関ドラ」に
阻まれて3位(決勝進出ならず)と、ちょっと苦戦の模様だ。

もしかしたら、エントリーチーム数が多すぎて戦力分散して
しまったのかも知れないのだが、百選練磨のベテランチームだ、
そんなに単純な失敗をするはずが無い、まあ、戦略的な要素と
組み合わせの「運」との噛みあわせが、上手くいかなかった、
という感じだろうか・・?
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さあ、混合の部決勝戦、1レーンは「東京龍舟」
ここで昨年のように、また大外からの鋭い攻めが見られるのか?
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結果は残念ながら「INO-G」に及ばす2位だ、連覇ならず。
だが、女子の部2位、シニアの部優勝、と十分な戦績であった。
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10月、スモール選手権(滋賀)

思えば2位続きの今年の成績だ、まだメジャーカテゴリーでの
優勝が無い、なんとしてもこの公式戦最終戦では。勝って
有終の美を飾りたいところだ。

昨年の本大会では、混合、オープン、女子の3カテゴリーへの
分散エントリーであった、女子の部では無難に優勝できたが、
オープンでは2位、混合は女子の部にメンバーを裂いたのが
影響したのか?、B優勝に留まっていた。

今年は、女子の部への参戦を思い切って諦め、混合とオープンの
ダブルエントリーのみだ。戦力分散を嫌った措置が吉と出るか?
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琵琶湖はあいにくの雨、まあ確かに雨が良く降る大会ではあるが、
今年は「台風接近」だ、例年よりさらに条件が悪い。

昼頃には台風の風雨が強くなってきた。
「東ドラ」は、今日中に東京に帰らなければならない。
「何としても勝つ」という気持ちの表れか?新幹線の予約時刻は
大会が全て終わった後、夜の時間帯だ。

昼過ぎには京都駅に向かうJRの路線が一部止まった。
「東ドラ」は両チームとも予選を突破したが、極めて厳しい
準決勝がある。本スモール選手権は準決勝あたりから、ほとんど
どのレースをとっても「事実上の決勝戦である」と言えるほどに
強豪チームが、ひしめき合う状態になるのだ。
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ここ(準決勝)で負けるわけにはいかない、もし負けると
NR(ノーリターン、そこで終わり)となる。
今の時間帯で、負けて撤収しようにも、台風の風雨は強く、
京都駅に向かう電車は止まっているかもしれず、おまけに
新幹線の予約時刻まで5時間以上もある(汗)

「なんとしても負けられない・・」

「東ドラ」は、混合とオープンの両激戦区の準決勝を制し、
2チームとも無事決勝進出となった、まあ、戦力集中戦略が
効果的に働いたのだとも思える。

これで帰路の心配は無用になった、恐らく台風は通り抜けて
JRの列車も動き出すであろう、新幹線の時間もちょうど良い。
後は、大記録である「両カテゴリー同時優勝」を果たすのみだ。
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混合の部の決勝戦、「東ドラ」は手前1レーン。

雨の中、しかも強豪チーム揃い、しかも序盤では「琵琶ドラ」に
若干リードされている。
このしんどい戦いを、「東京龍舟」は巻き返し、見事優勝!

さて、あとはオープンの部、もしここでも勝ったらすごい快挙だ。
だがこちらは「bp」と「津奈木」に阻まれ、無念の3位となった。

・・けど、優勝と3位のダブル入賞は立派な戦績だ、
それに、今年は他の大会では、なかなか勝てなかったが、
最後に優勝する事が出来た、という事だ。非常に頑張ったと
言えるであろう。

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さて、以上でベストチームの紹介は終わりだ。

けど、まあ、「関ドラ」「INO-G」「池の里」「東ドラ」では、
やはり選手権クラスの強豪チームばかりであり、順当すぎる
結果になったとも言えよう。

ある意味、今回紹介したチームは「超」強豪である、そこと
一般的な強豪チームとの差が少し開いてきてしまっているのか
も知れない。

もうすこし新進のチーム、例えば、苦労して初優勝したような
チームがあれば、紹介記事もフレッシュな感じになっただろう。

そういう「次点」のチームとしては
「闘龍者」(愛知、スモール選手権普及の部優勝)、
「龍人(どらんちゅ)」(滋賀、ツナカップのチャレンジの部優勝)
「松陽台 守のシルバニアファミリ-」(滋賀、堅田湖族舟競争
優勝)があるが、いずれも小ぶりな大会またはマイナーカテゴリー
なので、もう1つくらい他の大会でも勝っていれば良かった。

まあ、来年のシーズンでは、新進気鋭のドラゴンチームの初入賞や
初優勝等も大いに期待したいところだ。そういうチームとしては
「ヤンググリーン」(相生)、「日立建機ディエラ」(滋賀)
「メタルスタイリスト福田」(京都)、「ドリーマーズ」(大阪)
「中電龍舟」(静岡)、「Gドラゴン」(東京)などがある。

それから、「海猿火組」(静岡)、「すいすい丸」(京都)
「東海龍舟」(愛知)、「小寺製作所」(滋賀)、
「しげる」(鳥取)、「Team河童」(大阪)、「IHI相生」(兵庫)、
「伊佐龍舟」(鹿児島)、「TAITAM X」(東京)、
「吹田龍舟倶楽部」(大阪)、「Bon Oyage」(東京)、
「関空飛龍」(大阪)、「暴漕連合」(東京)
「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」(滋賀)等のベテラン強豪
チームの巻き返しと上位への脅かし(すなわちメジャー級大会
での優勝等)も大いに期待したいところだ。

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さて、今年の「熱い季節」ドラゴンボート&ペーロン記事は
これで全て終了、また来年のシーズンが楽しみだ。


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