正式名称「静岡県ドラゴンボート大会 第7回ツナカップ」
であるが、今年も無事に2017年10月8日(日)に、静岡県
静岡市清水区のエスパルスドリームプラザ前マリーナ
(船溜まり)にて開催された。
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本日の天候は晴れ。最高気温は30℃位まで上がり、
10月というのに「真夏日」だ。
ちなみに最高気温35℃以上は「猛暑日」、最高気温30℃以上が
「真夏日」、最高気温25℃以上が「夏日」という気象庁の定義だ。
さらには、最低気温が25℃以上を「熱帯夜」と言う。
まあ、昨年も暑かったので、今年もそれを想定して、半袖で
大会撮影に臨む、なお、撮影場所によってはライフジャケットの
着用が必須となるが、ライジャケを着ると汗ばむほどの陽気だ。
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本大会の実施回数は、西暦の年数の末尾1ケタと同じだ、
つまり2017年ならば第7回、2011年が第1回だった。
(大阪の「堺泉北大会」も同じ)
私は第1回から本大会をずっと観戦撮影しているが、天候の
話をすれば、昨年第6回大会(2016年)の朝のうち、少し雨が
降ったのと、一昨年2015年も時折パラパラと降った程度で、
他の年の本大会は多くが晴天であった。
ただし第4回大会(2014年)は、台風で中止となっている。
しかし実は、大会当日に暴風雨になった訳ではなく、既に
台風は通過していて、当日は晴れていたのだ。
だが、その時の大会会場(JR清水駅前、通称江尻港)には
避泊(ひはく;船が台風等を避ける為に停泊する事)の船が
沢山集まり、ドラゴン大会が出来る状況では無かったのだ。
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良く晴れる、と言うと、「晴天特異日」の話を思い出す。
このツナカップは10月の第二週の体育の日(現在は月曜日)
を含む三連休の中日に行われる事が決まっている。
これは同日に開催される「清水港マグロまつり」との連携
イベントだからだ。
つまり、毎年体育の日の前日に開催されるという意味だ。
で、体育の日は2000年の「ハッピーマンデー法」施行後は
毎年10月の第二月曜日となっているが、それ以前は10月10日
に固定されていた。
体育の日が制定されたのは1966年で、これは先の東京五輪
(1964年)の開会式が10月10日であった事から、その2年後の
1966年に「体育の日」の国民の祝日として定めたと言う歴史だ。
1964年10月10日の五輪開会式は土曜日で、快晴であった。
この為「五輪開会式は、10月10日が晴天特異日だから
その日に決められた」という誤った説が流れ、そのうちそれが
定説となって「体育の日は晴れる」という常識が出来上がった。
ちなみに「晴天特異日」とは、前後の日に比べて統計的に高い
確率で晴れとなる日であり、実は、それはあまり多くは無く、
東京の例では、1月16日,3月14日,6月1日,11月3日しか無い。
そして、10月10日は晴天特異日では無いのだ。
じゃあ、何で10月10日がオリンピックの開催日に選ばれたのか?
というと、最終候補として統計的に晴れが多かった10月の15日と
10日が残ったのが、15日は平日であり、10日が土曜日だった事
から選ばれた、という説が有力だ。
まあ、戦後の日本の復興を各国に示す為にも、どうしても
開会式は晴れて欲しいという関係者の願いがあったのであろう。
この年、東海道新幹線も開業している、勿論オリンピックに
間に合わせたのだが、その開業は五輪開会式直前の10月1日だ。
で、その予想、というか関係者の願いはズバリ当たり、
東京五輪の開会式の日は見事な秋晴れの快晴であった。
当時、TV放送はモノクロが主流であったと思うが、東京五輪を
見る為に一般世帯へのTVの普及が加速し、1964年の時点では、
90&程度という高い普及率になっていた、という統計がある。
白黒TVであっても、恐らくは「抜けるような青空」という表現は
放送中にきっと何度も繰り返されただろうし、実際の空を見ても、
青空であっただろう。視聴者には白黒放送が青空に見えていた
かも知れない。年配の方に聴けば、必ず「青空だった」と言う
答えが返ってくる事であろう。
そしてNHKによるこの開会式のTV中継は、関東地区で61.2%
という高視聴率を記録し、さらに五輪期間中のバレーボール決勝戦
(対ソ連、「東洋の魔女」伝説)では、視聴率85%以上
(諸説あり)という驚異的・歴史的な記録を樹立していた。
よってこの1964年の東京五輪はTVの歴史とは切っても切れない
関係があるのだが、すなわち多くの視聴者に対して、映像による
強烈な印象と「記憶」を刷り込んだイベントであったと言える。
これだけのインパクトがあれば、「10月10日は晴れる」という
説が、その後40年間以上も民衆に広まっていても不思議では無い。
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さて、2020年の東京オリンピックの開会式は7月24日との
事だが、この日は晴れるのだろうか?晴天特異日では無い
模様であるが、まあ、ちょうと梅雨明けの日程であろう。
ちなみに、大阪でその日は「天神祭の宵宮」であるが、
まあ、あまり雨が降ったという記憶は無い。
さらにその1週間前、7月17日前後に大阪では天神祭奉納の
ドラゴンボート日本選手権(旧、天神大会)が行われているが
そういえば、その大会は、丸一日では無いが、朝晩に雨が降る
事は良くある。
さらにちなみに、東京では7月17日は「雨天特異日」となって
いる模様であり、その日は故石原裕次郎氏(~1987)の命日で
ある事から「裕次郎雨」とも呼ばれているそうだ。
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さて、ずいぶんと前置きが長くなったが、ツナカップ大会の
話だった(汗)ちなみにここまでに挿入している写真は、
開会式および静岡大会恒例の「地獄のエアロビ」の模様である。
静岡大会の準備運動としてのエアロビについては、説明の必要も
無いくらいに選手達の間では有名だ。
昨日の前夜祭では「飲みすぎると翌日の朝のエアロビがキツいぞ」
等という話も、常連チームから新規参加チームの選手に伝えられて
いた位だ。
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本大会のレギュレーションやカテゴリーについては、
前記事「ツナカップ前夜祭」で概ね説明済みである。
ここで再掲すると、チャレンジ、混合、チャンピオンの
実力別3カテゴリー制、10人艇8人漕ぎ(舵手派遣可)
2艘建て直線150m戦、ただし「バトルロワイヤル制」と言って、
カテゴリーを無視したマッチレースだ。
2回戦制で、合計タイム上位4チームが、3位決定戦、優勝決定戦
に進む事ができる、下位チームはNR(ノーリターンという通説、
そこで終わりという意味で、敗者復活等の措置は無い)だ。
全参加チーム数は20の小規模大会だが、これはあえて限定して
おり希望チーム多数で抽選による措置だ。
というのも本大会は、各地のドラゴン大会中、最も選手満足度の
高い大会として知られており、その結果、なんと、参加チームの
8割が静岡県外からの遠征チームなのだ。
全国から集まるチームを「おもてなし」する、極めてユニークな
コンセプトの優良な大会が、本「ツナカップ」だ。
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さて、今回の前編記事では「チャレンジの部」の参加チーム
について紹介していこう。
実は「チャレンジの部」には明確な参加規定は無い模様だが、
まあだいたいわかるであろう、つまりビギナーチームであるとか、
専業チームであっても、大会優勝経験が少ない、位のレベルの
カテゴリーだ。
本大会のチャレンジの部の参加チーム数は7である。
まずチーム名をあげよう。
1)ツナ☆サンド(大阪)
2)打艇龍舟倶楽部(大阪)
3)龍人(どらんちゅ)(滋賀)
4)中電龍舟(静岡)
5)横濱ドラゴン(神奈川)
6)漕げルンです(静岡)
7)チームしぞぉか(静岡)
全てが専業チームなのでドラゴン選手の人達には説明の必要も
無いかも知れないが、適宜紹介していこう。
まず上写真は「チームしぞぉか」
静岡県のチーム、主に「海猿火組」の若手選手達を中心のコラボ
チームであろう。コラボ+新人チーム故に実力値は不明であるが、
まあ、例年「静岡協会チーム」等という形で静岡県の大会に参戦
している状況を参考にすれば、入賞圏内に入ってくると思われる。
「しぞぉか」というのは、静岡弁の方言で「静岡」を指すと聞く、
静岡弁には他にも「・・ずら」(・・でしょう?)
「・・にゃあ(ねぇ)」(・・で無い)等がある模様だが、
静岡のドラゴン選手からは、あまり聞いた事が無い。
まあ、前述の東京五輪からのTVの普及の話とも関連するが
全国放送を毎日のように視聴していれば、各地の方言という
物もだんだん薄れてしまうのであろう。
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本大会の1ヶ月程前に参加チーム一覧が静岡協会から発表されたが、
その際「ツナ☆サンド」(上写真)という名前が出ていて、
一瞬、どこのチームだ?と思ったのだが、すぐ想像はついた。
大阪協会(ODBA)所属のコラボチームの事であろう・・と。
大阪でコラボチームを編成する際、男女混合の部については、
旧来から「みっくちゅじゅーちゅ」という名が良く使われていた。
これは、先の「しぞぉか」の話と同様、大阪弁(関西弁)での
”ミックスジュース”の意味である。
関西圏では、そのものズバリ「みっくちゅじゅーちゅ」名の
飲料も販売されていて、「昔の喫茶店でのミックスジュースの
味そのものだ」という事から人気の飲料である。
ところが、この名前、大会アナウンサー泣かせだ。
KIX(関空)大会に「みっくちゅじゅーちゅ」が出場した際も
ベテラン大会アナのO氏が、カミカミとなって苦戦していた。
で、このチーム名はその名の通り、男女混合カテゴリー用だが、
オープンの部に同様のコラボチームを参戦させる際、この名と
ペアで考え出されたのが「オープン・サンド」だ。
「みっくちゅじゅーちゅ」と「オープン・サンド」これもまた
古き喫茶店のメニューを連想させる秀逸なネーミングであった。
私は、この経緯を知っていたので「ツナ☆サンド」という
チーム名を見つけた際、「ああ、大阪のコラボだな」と、
すぐにわかったのだ。
本大会のMCの”スナオ”さんからも、
ス「センスが良くて、良く考えられたチーム名ですね」
とお褒めの言葉があった。
編成は、打艇、未来、関空飛龍、いっとこ・・など多岐に渡る
完全な混成チームだ、実力値は不明だが、いずれも百選練磨の
メンバーだ、上手くすれば入賞も狙えるポジションであろう。
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上写真の「漕げルンです」は、その名から「写ルンです」を
連想するが、その通りFUJIFILM系のチームだ、
関西圏等の大会には参戦していない地元静岡のチームという割に、
結構入賞経験が多く、例えば地元の御前崎大会では、
チャレンジの部で2013年2位(繰上げ優勝)、2014年優勝、
そして、中電龍舟とのコラボチームで2015年(?ちょっと不明)
に横浜大会で優勝(未観戦)という、なかなかの実績を持つ。
御前崎やツナカップでは「漕げルンです」を良く見かけるので、
私は静岡の大会の撮影には、FUJIFILMのカメラを主力としている。
匠「漕げルンですさん、まいどこんにちは。
今日はFUJIFILMのカメラで撮っていますよ~!
こちらがX-S1、これはXQ1、あと家にはX-E1とX-T1も、
XF1(故障)もあります、”FUJIのXシリーズは皆欲しい”
と、昔に皆に言いましたが、その後、着々と揃えています」
漕「おや、それはどうもありがとうございます!」
匠「遠征だと重たい一眼は面倒なので、X-S1等の望遠が効く
コンパクト機は役に立ちます。
えっと、それで、漕げルンですのチームカメラマンさんは
一眼レフを使っているみたいですけどね・・」
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漕「そうみたいですね、あはは・・汗」
匠「まあ、重いのが問題なければ、一眼レフでもOKですけどね」
(注、FUJIからはミラーレス機は発売されているが、一眼レフは
現在販売されていない)
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大阪の「打艇(だちょう)龍舟倶楽部」はベテランチームだ。
なにせ、14年前の第一回KIX(関空)大会の写真を見返したら
(当時は一眼レフはフィルム、コンパクトがデジタルだったので、
デジタルの写真はそう多くは無い)打艇龍舟倶楽部のメンバーが
写っていた。当時は多分、駱駝(らくだ)だか、楽打艇(らくだ
ちょう)というチーム名だったのではなかろうか・・?
打「ウチのチームも平均年齢49歳となりました」
匠「ふうむ・・第一回関空大会の頃から出場されていたら、
もはや超ベテランですね」
打「ところで、今回のチャレンジの部、匠さん予想では、どこが
勝ちますか?」
匠「う~ん、”龍人(どらんちゅ)”さんかな?
琵琶湖の大会で良く見かけるでしょう? 彼らは強いです」
打「なるほど、じゃあ2位は?」
匠「打艇さんじゃあないですか?」
打「またまた~ 口が上手いんだから~ 営業トークでしょう?」
匠「打艇さんだって、過去”九頭竜大会”連覇の実績を持つし、
北港スプリント大会での準優勝も良く覚えていますよ。
今日は7チームしか出ないのだから、頑張ったら?」
打「平均49歳ですよ!?」
匠「でも"Rスポーツマンクラブ"なんか、もっと平均年齢は
高いけど、結構色々な大会で入賞とか優勝してますよ」
打「う~ん、Rさんは特別かな・・」
匠「まあ2位は無理でも、せめて4位以内には入ってください、
7チーム中の真ん中、ここならなんとかなるでしょう?
そうしたら3位決定戦に出れるので、あとは、そのレース
1発勝負、上手く勝てたら3位入賞ですよ」
打「うん、それいいですね!」
匠「頑張ってくださいね、”ツナ☆サンド”に負けないように!」
![c0032138_19403505.jpg]()
こちらは「中電龍舟」、静岡の大会のみならず、横浜大会や
滋賀県そして大阪の日本選手権にも出場経験があるので、
まあ、ドラゴン選手の間では良く知られたチームであろう。
その名の通り中部電力の企業チームで、静岡の御前崎にある
浜岡営業所を中心としたメンバーだ。
御前崎大会が「ホーム大会」と言えるが、不運な事に御前崎大会は
2015~2017年の3年連続で、強風、会場工事、台風で中止と
なってしまった。
御前崎大会では過去、2位、2位、3位の入賞実績を持ち、
ここツナカップ大会でも、昨年まで2年連続2位だ。他にも
横浜大会でコラボチームで優勝、それと琵琶湖の大会と、
愛知の中川運河大会でも入賞した事があったかな?
匠「今日の調子はどうですか?」
中「メンバーがずいぶん変わり、若手が中心になりました」
匠「2~3年くらい前でしたか? ツナの決勝で1/100秒差で
負けた、あの2位は惜しかったですねえ・・」
中「あの頃が中電のピークですよ、今は新人ばかりで
とてもあれほどのレベル迄には達していません」
匠「ふうむ・・でもまあ、今日はチャレンジの部だし、
このあたりから、また若手を育てていけば良いのでは
ないでしょうか」
![c0032138_19301443.jpg]()
こちらは「横濱ドラゴン」
「横浜協会」と一般には言われているが、他地区で言う「協会」とは
ちょっと異なり、年に一度、複数日にわたって開催される超大規模
大会の「横浜ドラゴンボートレース」の実行委員会の役割を担う
NPO法人「横浜国際ドラゴンボート協会」として活動している。
本「ツナカップ」にも様々な協力をしてくださっているし、
たまに、静岡協会とのコラボチーム「しずはま」等で
関西の大会に参戦する事もあり、基本的には両者は仲が良い。
このツナカップにもほぼ皆勤賞でエントリーしていただいて
いるが、戦績は2013年の3位入賞がある。
今回はチャレンジの部に「横濱ドラゴン」、そして混合の部に
「濱龍」のダブルエントリーとなっていたが、昨夜、懇親会の
際に連絡があって、「濱龍」のメンバー数名が仕事の都合で
急遽来れなくなってしまった、との事。「濱龍」は欠場を
提案したのだが、懇親会の際に、他チームからの賛同を得て
他チームの選手を乗せたコラボチームとして無事エントリー
できる事となった。まあその話はまた続く記事に譲ろう。
さて、エントリー回数が多い割りには入賞回数が少ないので、
今年はぜひ「高級マグロ」をゲットして帰りたい所であろう、
今日の調子はいかに・・?
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「龍人」と書いて「どらんちゅ」と読む。
とは言え「北斗の拳」での「”強敵”と書いて”とも”と読む」
という感じでは無く(笑)沖縄弁での「海人=うみんちゅ」や
「沖縄人=うちなーんちゅ」と同じテイストであろう。
滋賀県・琵琶湖の各大会ではお馴染みのベテランチーム。
今回、ツナカップには初参戦だ。
彼らは、本来は「びわこペーロン」をホーム大会とする
チームなのだが、私のブログを良く読んでいただいており、
近年は本ブログで紹介した各地の大会等にも積極的に足を
伸ばしてエントリーする事がある。
そして、最近わかってきたが、初参戦の大会での勝率が極めて
良いのが「龍人」の特徴だ。
例えば、2013年の京都「第一回宇治川大会」では
超強豪「bp」に次ぐ準優勝だ。
2016年の「高島ペーロン」は初参戦で優勝。
同年、愛知の中川運河大会に「闘龍者(とうりゅうもん)」
とのコラボチームで初参戦優勝。
さて、この調子で、初参戦の「ツナカップ」も制するので
あろうか?
匠「龍人さんは初参戦大会の戦績が良いので、今回も
がんばってくださいね」
龍「え~、でも、そう簡単に勝たしてもらえないでしょう?」
匠「いや、私の事前予想では、龍人さんが優勝候補なんです」
龍「また~、プレッシャーかけないで下さいよ(笑)」
匠「まあともかく、マグロは貰って帰ってください、
そして、ここでまた「伝説」を作ってくださいね」
龍「はい、頑張ります」
匠「あ、それと”堅田船競争”も龍人さんにオススメです、
来年は是非出場してみてくださいね」
龍「ああ、琵琶湖の堅田ですね・・ また検討しておきます」
---
さて、予選2回戦を終え、上位に残った4チームは以下の通り。
3位決定戦出場チーム
「ツナ☆サンド」(大阪)
「漕げルンです」(静岡)
優勝決定戦出場チーム
「チームしぞぉか」(静岡)
「龍人」(滋賀)
まあ、だいたい予想通りの結果ではあるが、以降は1発勝負だ
とちらのレースも、どちらが勝ってもおかしく無い。
そしてこの順位戦は、賞品のレベルを少しでも上げる為にも
かなり重要だ。
本大会は、いままでの予選での楽しい雰囲気から、急にシビアで
本格的な競技志向の雰囲気に変貌する、このあたりもツナカップ
の特徴だが、これは緊張感もあるので、むしろ本大会の長所にも
なっているのだ。
![c0032138_19301452.jpg]()
上写真「打艇龍舟倶楽部」は、残念ながら予選落ちだ。
予選1回戦では50秒(注:150m戦)と、やや出遅れたが
2回戦で45秒程度を出せば、まだ3位決定戦に出れる
可能性はあった。「打艇」のレース順は遅く、他チームの
合計タイムが次々と発表されていく。
その都度、私から「今だと47秒で進出ですね・・ あ、今度は
46秒出さないと無理ですね」等と、まるで「ノルマ」のような
話を聞かされていたので、2回戦のレース前、選手達は
打「う~ん、緊張する」
ちょっと余計なプレッシャーを与えてしまったか?(汗)
---
記事の都合上、時間を前後させて、ここから「チャレンジの部」
の結果を一気に紹介していく事にする(実際には昼食休憩や
他カテゴリーの順位決定戦が途中に入ってくる)
![c0032138_19301378.jpg]()
チャレンジの部、3位決定戦、左が「ツナ☆サンド」
右が「漕げルンです」
なお、本会場はレースの模様の撮影は極めて難しい、
ドリプラのこの船溜まりは、ヨットハーバーであるので、
多数のヨットが停泊していて、その隙間からしか撮影が
出来ないのだ。まあ、ライジャケを着込んで桟橋にまで行き
そこからなら撮影は可能だが、各桟橋は狭くて1人しか入れず
チームの応援撮影選手が入っていたりするともう無理だし、
場所を確保しても、視界の範囲の関係でレーズを最初から
最後まで撮るのは困難だ。
桟橋の外からは、ヨットの隙間から見える、ほんの一瞬しか
撮影チャンスは無い。
一眼レフであれば、こういう瞬間の撮影には、速いAF性能と
高速連写機能で、やや有利だが、今日のカメラは遠征という事と
前述のように「漕げルンです」チームへの配慮から、FUJIFILM
製のコンパクト機を機材の中心としているのだ。
この手の機材での瞬発力的な撮影は極めて難しい。
でもまあ、それは予めわかっていた事だ。
本大会の撮影は、その「おもてなし」のコンセプトを記録する
事が主目的であり、そのためには、選手達の楽しげな雰囲気とか
沢山の本大会独自の手法(エアロビやらジャンケン大会やら)を
記録するのが良いと思っている。つまりレースの写真は本大会に
限って言えば、撮影の優先順位は低くなるのだ。
チャレンジの部3位決定戦、このレースは最後までもつれ、
肉眼ではどちらが勝ったのか、まったくわからなかった。
こんな場合、タイム計測スタッフの責任は重大だ。
そもそも写真が撮り難いと同様に、ゴール計測も、ヨットの
隙間から斜めになっているコースを見てタイムを計る必要がある。
1レーン、2レーンにそれぞれ専属の計測員、もう1名、両方
同時に測る予備スタッフが居て、1と予備A、2と予備Bを
つき合わせてタイムを確定する。
この作業は速やかに行われ、すぐさま本部へ伝令され、
およそ1~2分後には正式タイムが確定する。
本部席、MC(実況)の「スナオ」さんから、正式タイムが
発表される。
本「タイム出ました、接戦です! 差は僅かコンマ32秒。
3位、48秒58、ツナ☆サンド!」
”ワ~ッ”という会場からの歓声。
本「4位は、漕げルンです、48秒90、大接戦でした!」
「ツナ☆サンド」、賞品のマグロをゲットおめでとうございます。
これで大阪から遠征してきた甲斐があった事だろう。
コラボメンバーの中には「打艇龍舟倶楽部」の選手も入って
いるので、惜しくも破れた「打艇」にも少し分けてあげて
くださいな(笑)
![c0032138_19301361.jpg]()
チャレンジの部、優勝決定戦。
写真の「龍人」(滋賀)が速い!
対戦チーム「チームしぞぁか」(静岡)は、だいぶ出遅れて
しまった。
「龍人」の舵手は、静岡協会派遣のI氏だが、勿論「海火」
のキャプテンである。
レース開始前、I氏は、隣にならぶ「チームしぞぁか」
(「海火」等の若手選手中心だ)を横目に見て
I「今回、オレはこっち(龍人)のチームだからね」
と言っていた、若手に対しては厳しい指導をするI氏だ、
海火の若手は、負けて、悔しさをバネにして強くなるという事
だろうから、ここは容赦なく、龍人を勝たせるサポートだろう。
匠「龍人さん、静岡協会の重鎮を舵手に使うなんて贅沢ですね、
ここは是非優勝して、初出場初優勝の「伝説」をさらに
作ってください」
・・「龍人」はそのままリードを広げ、43秒台の好タイムで優勝。
![c0032138_19301383.jpg]()
初出場、初優勝はMCのスナオさん(右端)もびっくり
ス「龍人さん、お見事でした」
まあでも、実は私はスナオさんとは良く雑談して、様々な
チーム情報を伝えているのだ。というのも、スナオさんは
地元静岡のアナウンサーだ、勿論ドラゴンボートの事は良く
知っているが、関西圏のチーム事情はあまり知らない。
大会の参加申し込み書に書かれている龍人のチーム紹介欄には、
チームの出自の他、コメントは「いつもは淡水が、今日は海水
での試合だ」位しか無い、それだけのネタで何度ものレースの
実況は出来ないので、不足するだろうチームの情報、例えば
「びわこペーロンをホーム大会としていて、その決勝進出率は
ほぼ100%、ただし優勝は無く、悲願の初優勝を狙っている」とか
「初出場に強いチームで、高島ペーロン、宇治、中川運河で
優勝や準優勝の好成績を収める」等の情報を私からスナオさんに
提供していた。
いつだったか?昔の本大会で、
匠「スナオさん、私も実況がやってみたいな」
と言った事がある
ス「いいですよ、いつでもどうぞ」
匠「じゃあ、代わりにレースの写真撮ってもらえます?」
ス「いや、それは無理です(汗)」
匠「う~ん、やはりできないかあ・・」
そのうち、いつか実現してみよう(笑)
さて、本記事はこのあたりまで、以降、中編に続く。
中編では、混合(ミックス)の部を主に伝える予定だ。
であるが、今年も無事に2017年10月8日(日)に、静岡県
静岡市清水区のエスパルスドリームプラザ前マリーナ
(船溜まり)にて開催された。

10月というのに「真夏日」だ。
ちなみに最高気温35℃以上は「猛暑日」、最高気温30℃以上が
「真夏日」、最高気温25℃以上が「夏日」という気象庁の定義だ。
さらには、最低気温が25℃以上を「熱帯夜」と言う。
まあ、昨年も暑かったので、今年もそれを想定して、半袖で
大会撮影に臨む、なお、撮影場所によってはライフジャケットの
着用が必須となるが、ライジャケを着ると汗ばむほどの陽気だ。

つまり2017年ならば第7回、2011年が第1回だった。
(大阪の「堺泉北大会」も同じ)
私は第1回から本大会をずっと観戦撮影しているが、天候の
話をすれば、昨年第6回大会(2016年)の朝のうち、少し雨が
降ったのと、一昨年2015年も時折パラパラと降った程度で、
他の年の本大会は多くが晴天であった。
ただし第4回大会(2014年)は、台風で中止となっている。
しかし実は、大会当日に暴風雨になった訳ではなく、既に
台風は通過していて、当日は晴れていたのだ。
だが、その時の大会会場(JR清水駅前、通称江尻港)には
避泊(ひはく;船が台風等を避ける為に停泊する事)の船が
沢山集まり、ドラゴン大会が出来る状況では無かったのだ。

このツナカップは10月の第二週の体育の日(現在は月曜日)
を含む三連休の中日に行われる事が決まっている。
これは同日に開催される「清水港マグロまつり」との連携
イベントだからだ。
つまり、毎年体育の日の前日に開催されるという意味だ。
で、体育の日は2000年の「ハッピーマンデー法」施行後は
毎年10月の第二月曜日となっているが、それ以前は10月10日
に固定されていた。
体育の日が制定されたのは1966年で、これは先の東京五輪
(1964年)の開会式が10月10日であった事から、その2年後の
1966年に「体育の日」の国民の祝日として定めたと言う歴史だ。
1964年10月10日の五輪開会式は土曜日で、快晴であった。
この為「五輪開会式は、10月10日が晴天特異日だから
その日に決められた」という誤った説が流れ、そのうちそれが
定説となって「体育の日は晴れる」という常識が出来上がった。
ちなみに「晴天特異日」とは、前後の日に比べて統計的に高い
確率で晴れとなる日であり、実は、それはあまり多くは無く、
東京の例では、1月16日,3月14日,6月1日,11月3日しか無い。
そして、10月10日は晴天特異日では無いのだ。
じゃあ、何で10月10日がオリンピックの開催日に選ばれたのか?
というと、最終候補として統計的に晴れが多かった10月の15日と
10日が残ったのが、15日は平日であり、10日が土曜日だった事
から選ばれた、という説が有力だ。
まあ、戦後の日本の復興を各国に示す為にも、どうしても
開会式は晴れて欲しいという関係者の願いがあったのであろう。
この年、東海道新幹線も開業している、勿論オリンピックに
間に合わせたのだが、その開業は五輪開会式直前の10月1日だ。
で、その予想、というか関係者の願いはズバリ当たり、
東京五輪の開会式の日は見事な秋晴れの快晴であった。
当時、TV放送はモノクロが主流であったと思うが、東京五輪を
見る為に一般世帯へのTVの普及が加速し、1964年の時点では、
90&程度という高い普及率になっていた、という統計がある。
白黒TVであっても、恐らくは「抜けるような青空」という表現は
放送中にきっと何度も繰り返されただろうし、実際の空を見ても、
青空であっただろう。視聴者には白黒放送が青空に見えていた
かも知れない。年配の方に聴けば、必ず「青空だった」と言う
答えが返ってくる事であろう。
そしてNHKによるこの開会式のTV中継は、関東地区で61.2%
という高視聴率を記録し、さらに五輪期間中のバレーボール決勝戦
(対ソ連、「東洋の魔女」伝説)では、視聴率85%以上
(諸説あり)という驚異的・歴史的な記録を樹立していた。
よってこの1964年の東京五輪はTVの歴史とは切っても切れない
関係があるのだが、すなわち多くの視聴者に対して、映像による
強烈な印象と「記憶」を刷り込んだイベントであったと言える。
これだけのインパクトがあれば、「10月10日は晴れる」という
説が、その後40年間以上も民衆に広まっていても不思議では無い。

事だが、この日は晴れるのだろうか?晴天特異日では無い
模様であるが、まあ、ちょうと梅雨明けの日程であろう。
ちなみに、大阪でその日は「天神祭の宵宮」であるが、
まあ、あまり雨が降ったという記憶は無い。
さらにその1週間前、7月17日前後に大阪では天神祭奉納の
ドラゴンボート日本選手権(旧、天神大会)が行われているが
そういえば、その大会は、丸一日では無いが、朝晩に雨が降る
事は良くある。
さらにちなみに、東京では7月17日は「雨天特異日」となって
いる模様であり、その日は故石原裕次郎氏(~1987)の命日で
ある事から「裕次郎雨」とも呼ばれているそうだ。

話だった(汗)ちなみにここまでに挿入している写真は、
開会式および静岡大会恒例の「地獄のエアロビ」の模様である。
静岡大会の準備運動としてのエアロビについては、説明の必要も
無いくらいに選手達の間では有名だ。
昨日の前夜祭では「飲みすぎると翌日の朝のエアロビがキツいぞ」
等という話も、常連チームから新規参加チームの選手に伝えられて
いた位だ。

前記事「ツナカップ前夜祭」で概ね説明済みである。
ここで再掲すると、チャレンジ、混合、チャンピオンの
実力別3カテゴリー制、10人艇8人漕ぎ(舵手派遣可)
2艘建て直線150m戦、ただし「バトルロワイヤル制」と言って、
カテゴリーを無視したマッチレースだ。
2回戦制で、合計タイム上位4チームが、3位決定戦、優勝決定戦
に進む事ができる、下位チームはNR(ノーリターンという通説、
そこで終わりという意味で、敗者復活等の措置は無い)だ。
全参加チーム数は20の小規模大会だが、これはあえて限定して
おり希望チーム多数で抽選による措置だ。
というのも本大会は、各地のドラゴン大会中、最も選手満足度の
高い大会として知られており、その結果、なんと、参加チームの
8割が静岡県外からの遠征チームなのだ。
全国から集まるチームを「おもてなし」する、極めてユニークな
コンセプトの優良な大会が、本「ツナカップ」だ。

について紹介していこう。
実は「チャレンジの部」には明確な参加規定は無い模様だが、
まあだいたいわかるであろう、つまりビギナーチームであるとか、
専業チームであっても、大会優勝経験が少ない、位のレベルの
カテゴリーだ。
本大会のチャレンジの部の参加チーム数は7である。
まずチーム名をあげよう。
1)ツナ☆サンド(大阪)
2)打艇龍舟倶楽部(大阪)
3)龍人(どらんちゅ)(滋賀)
4)中電龍舟(静岡)
5)横濱ドラゴン(神奈川)
6)漕げルンです(静岡)
7)チームしぞぉか(静岡)
全てが専業チームなのでドラゴン選手の人達には説明の必要も
無いかも知れないが、適宜紹介していこう。
まず上写真は「チームしぞぉか」
静岡県のチーム、主に「海猿火組」の若手選手達を中心のコラボ
チームであろう。コラボ+新人チーム故に実力値は不明であるが、
まあ、例年「静岡協会チーム」等という形で静岡県の大会に参戦
している状況を参考にすれば、入賞圏内に入ってくると思われる。
「しぞぉか」というのは、静岡弁の方言で「静岡」を指すと聞く、
静岡弁には他にも「・・ずら」(・・でしょう?)
「・・にゃあ(ねぇ)」(・・で無い)等がある模様だが、
静岡のドラゴン選手からは、あまり聞いた事が無い。
まあ、前述の東京五輪からのTVの普及の話とも関連するが
全国放送を毎日のように視聴していれば、各地の方言という
物もだんだん薄れてしまうのであろう。

その際「ツナ☆サンド」(上写真)という名前が出ていて、
一瞬、どこのチームだ?と思ったのだが、すぐ想像はついた。
大阪協会(ODBA)所属のコラボチームの事であろう・・と。
大阪でコラボチームを編成する際、男女混合の部については、
旧来から「みっくちゅじゅーちゅ」という名が良く使われていた。
これは、先の「しぞぉか」の話と同様、大阪弁(関西弁)での
”ミックスジュース”の意味である。
関西圏では、そのものズバリ「みっくちゅじゅーちゅ」名の
飲料も販売されていて、「昔の喫茶店でのミックスジュースの
味そのものだ」という事から人気の飲料である。
ところが、この名前、大会アナウンサー泣かせだ。
KIX(関空)大会に「みっくちゅじゅーちゅ」が出場した際も
ベテラン大会アナのO氏が、カミカミとなって苦戦していた。
で、このチーム名はその名の通り、男女混合カテゴリー用だが、
オープンの部に同様のコラボチームを参戦させる際、この名と
ペアで考え出されたのが「オープン・サンド」だ。
「みっくちゅじゅーちゅ」と「オープン・サンド」これもまた
古き喫茶店のメニューを連想させる秀逸なネーミングであった。
私は、この経緯を知っていたので「ツナ☆サンド」という
チーム名を見つけた際、「ああ、大阪のコラボだな」と、
すぐにわかったのだ。
本大会のMCの”スナオ”さんからも、
ス「センスが良くて、良く考えられたチーム名ですね」
とお褒めの言葉があった。
編成は、打艇、未来、関空飛龍、いっとこ・・など多岐に渡る
完全な混成チームだ、実力値は不明だが、いずれも百選練磨の
メンバーだ、上手くすれば入賞も狙えるポジションであろう。

連想するが、その通りFUJIFILM系のチームだ、
関西圏等の大会には参戦していない地元静岡のチームという割に、
結構入賞経験が多く、例えば地元の御前崎大会では、
チャレンジの部で2013年2位(繰上げ優勝)、2014年優勝、
そして、中電龍舟とのコラボチームで2015年(?ちょっと不明)
に横浜大会で優勝(未観戦)という、なかなかの実績を持つ。
御前崎やツナカップでは「漕げルンです」を良く見かけるので、
私は静岡の大会の撮影には、FUJIFILMのカメラを主力としている。
匠「漕げルンですさん、まいどこんにちは。
今日はFUJIFILMのカメラで撮っていますよ~!
こちらがX-S1、これはXQ1、あと家にはX-E1とX-T1も、
XF1(故障)もあります、”FUJIのXシリーズは皆欲しい”
と、昔に皆に言いましたが、その後、着々と揃えています」
漕「おや、それはどうもありがとうございます!」
匠「遠征だと重たい一眼は面倒なので、X-S1等の望遠が効く
コンパクト機は役に立ちます。
えっと、それで、漕げルンですのチームカメラマンさんは
一眼レフを使っているみたいですけどね・・」

匠「まあ、重いのが問題なければ、一眼レフでもOKですけどね」
(注、FUJIからはミラーレス機は発売されているが、一眼レフは
現在販売されていない)

なにせ、14年前の第一回KIX(関空)大会の写真を見返したら
(当時は一眼レフはフィルム、コンパクトがデジタルだったので、
デジタルの写真はそう多くは無い)打艇龍舟倶楽部のメンバーが
写っていた。当時は多分、駱駝(らくだ)だか、楽打艇(らくだ
ちょう)というチーム名だったのではなかろうか・・?
打「ウチのチームも平均年齢49歳となりました」
匠「ふうむ・・第一回関空大会の頃から出場されていたら、
もはや超ベテランですね」
打「ところで、今回のチャレンジの部、匠さん予想では、どこが
勝ちますか?」
匠「う~ん、”龍人(どらんちゅ)”さんかな?
琵琶湖の大会で良く見かけるでしょう? 彼らは強いです」
打「なるほど、じゃあ2位は?」
匠「打艇さんじゃあないですか?」
打「またまた~ 口が上手いんだから~ 営業トークでしょう?」
匠「打艇さんだって、過去”九頭竜大会”連覇の実績を持つし、
北港スプリント大会での準優勝も良く覚えていますよ。
今日は7チームしか出ないのだから、頑張ったら?」
打「平均49歳ですよ!?」
匠「でも"Rスポーツマンクラブ"なんか、もっと平均年齢は
高いけど、結構色々な大会で入賞とか優勝してますよ」
打「う~ん、Rさんは特別かな・・」
匠「まあ2位は無理でも、せめて4位以内には入ってください、
7チーム中の真ん中、ここならなんとかなるでしょう?
そうしたら3位決定戦に出れるので、あとは、そのレース
1発勝負、上手く勝てたら3位入賞ですよ」
打「うん、それいいですね!」
匠「頑張ってくださいね、”ツナ☆サンド”に負けないように!」

滋賀県そして大阪の日本選手権にも出場経験があるので、
まあ、ドラゴン選手の間では良く知られたチームであろう。
その名の通り中部電力の企業チームで、静岡の御前崎にある
浜岡営業所を中心としたメンバーだ。
御前崎大会が「ホーム大会」と言えるが、不運な事に御前崎大会は
2015~2017年の3年連続で、強風、会場工事、台風で中止と
なってしまった。
御前崎大会では過去、2位、2位、3位の入賞実績を持ち、
ここツナカップ大会でも、昨年まで2年連続2位だ。他にも
横浜大会でコラボチームで優勝、それと琵琶湖の大会と、
愛知の中川運河大会でも入賞した事があったかな?
匠「今日の調子はどうですか?」
中「メンバーがずいぶん変わり、若手が中心になりました」
匠「2~3年くらい前でしたか? ツナの決勝で1/100秒差で
負けた、あの2位は惜しかったですねえ・・」
中「あの頃が中電のピークですよ、今は新人ばかりで
とてもあれほどのレベル迄には達していません」
匠「ふうむ・・でもまあ、今日はチャレンジの部だし、
このあたりから、また若手を育てていけば良いのでは
ないでしょうか」

「横浜協会」と一般には言われているが、他地区で言う「協会」とは
ちょっと異なり、年に一度、複数日にわたって開催される超大規模
大会の「横浜ドラゴンボートレース」の実行委員会の役割を担う
NPO法人「横浜国際ドラゴンボート協会」として活動している。
本「ツナカップ」にも様々な協力をしてくださっているし、
たまに、静岡協会とのコラボチーム「しずはま」等で
関西の大会に参戦する事もあり、基本的には両者は仲が良い。
このツナカップにもほぼ皆勤賞でエントリーしていただいて
いるが、戦績は2013年の3位入賞がある。
今回はチャレンジの部に「横濱ドラゴン」、そして混合の部に
「濱龍」のダブルエントリーとなっていたが、昨夜、懇親会の
際に連絡があって、「濱龍」のメンバー数名が仕事の都合で
急遽来れなくなってしまった、との事。「濱龍」は欠場を
提案したのだが、懇親会の際に、他チームからの賛同を得て
他チームの選手を乗せたコラボチームとして無事エントリー
できる事となった。まあその話はまた続く記事に譲ろう。
さて、エントリー回数が多い割りには入賞回数が少ないので、
今年はぜひ「高級マグロ」をゲットして帰りたい所であろう、
今日の調子はいかに・・?

とは言え「北斗の拳」での「”強敵”と書いて”とも”と読む」
という感じでは無く(笑)沖縄弁での「海人=うみんちゅ」や
「沖縄人=うちなーんちゅ」と同じテイストであろう。
滋賀県・琵琶湖の各大会ではお馴染みのベテランチーム。
今回、ツナカップには初参戦だ。
彼らは、本来は「びわこペーロン」をホーム大会とする
チームなのだが、私のブログを良く読んでいただいており、
近年は本ブログで紹介した各地の大会等にも積極的に足を
伸ばしてエントリーする事がある。
そして、最近わかってきたが、初参戦の大会での勝率が極めて
良いのが「龍人」の特徴だ。
例えば、2013年の京都「第一回宇治川大会」では
超強豪「bp」に次ぐ準優勝だ。
2016年の「高島ペーロン」は初参戦で優勝。
同年、愛知の中川運河大会に「闘龍者(とうりゅうもん)」
とのコラボチームで初参戦優勝。
さて、この調子で、初参戦の「ツナカップ」も制するので
あろうか?
匠「龍人さんは初参戦大会の戦績が良いので、今回も
がんばってくださいね」
龍「え~、でも、そう簡単に勝たしてもらえないでしょう?」
匠「いや、私の事前予想では、龍人さんが優勝候補なんです」
龍「また~、プレッシャーかけないで下さいよ(笑)」
匠「まあともかく、マグロは貰って帰ってください、
そして、ここでまた「伝説」を作ってくださいね」
龍「はい、頑張ります」
匠「あ、それと”堅田船競争”も龍人さんにオススメです、
来年は是非出場してみてくださいね」
龍「ああ、琵琶湖の堅田ですね・・ また検討しておきます」
---
さて、予選2回戦を終え、上位に残った4チームは以下の通り。
3位決定戦出場チーム
「ツナ☆サンド」(大阪)
「漕げルンです」(静岡)
優勝決定戦出場チーム
「チームしぞぉか」(静岡)
「龍人」(滋賀)
まあ、だいたい予想通りの結果ではあるが、以降は1発勝負だ
とちらのレースも、どちらが勝ってもおかしく無い。
そしてこの順位戦は、賞品のレベルを少しでも上げる為にも
かなり重要だ。
本大会は、いままでの予選での楽しい雰囲気から、急にシビアで
本格的な競技志向の雰囲気に変貌する、このあたりもツナカップ
の特徴だが、これは緊張感もあるので、むしろ本大会の長所にも
なっているのだ。

予選1回戦では50秒(注:150m戦)と、やや出遅れたが
2回戦で45秒程度を出せば、まだ3位決定戦に出れる
可能性はあった。「打艇」のレース順は遅く、他チームの
合計タイムが次々と発表されていく。
その都度、私から「今だと47秒で進出ですね・・ あ、今度は
46秒出さないと無理ですね」等と、まるで「ノルマ」のような
話を聞かされていたので、2回戦のレース前、選手達は
打「う~ん、緊張する」
ちょっと余計なプレッシャーを与えてしまったか?(汗)
---
記事の都合上、時間を前後させて、ここから「チャレンジの部」
の結果を一気に紹介していく事にする(実際には昼食休憩や
他カテゴリーの順位決定戦が途中に入ってくる)

右が「漕げルンです」
なお、本会場はレースの模様の撮影は極めて難しい、
ドリプラのこの船溜まりは、ヨットハーバーであるので、
多数のヨットが停泊していて、その隙間からしか撮影が
出来ないのだ。まあ、ライジャケを着込んで桟橋にまで行き
そこからなら撮影は可能だが、各桟橋は狭くて1人しか入れず
チームの応援撮影選手が入っていたりするともう無理だし、
場所を確保しても、視界の範囲の関係でレーズを最初から
最後まで撮るのは困難だ。
桟橋の外からは、ヨットの隙間から見える、ほんの一瞬しか
撮影チャンスは無い。
一眼レフであれば、こういう瞬間の撮影には、速いAF性能と
高速連写機能で、やや有利だが、今日のカメラは遠征という事と
前述のように「漕げルンです」チームへの配慮から、FUJIFILM
製のコンパクト機を機材の中心としているのだ。
この手の機材での瞬発力的な撮影は極めて難しい。
でもまあ、それは予めわかっていた事だ。
本大会の撮影は、その「おもてなし」のコンセプトを記録する
事が主目的であり、そのためには、選手達の楽しげな雰囲気とか
沢山の本大会独自の手法(エアロビやらジャンケン大会やら)を
記録するのが良いと思っている。つまりレースの写真は本大会に
限って言えば、撮影の優先順位は低くなるのだ。
チャレンジの部3位決定戦、このレースは最後までもつれ、
肉眼ではどちらが勝ったのか、まったくわからなかった。
こんな場合、タイム計測スタッフの責任は重大だ。
そもそも写真が撮り難いと同様に、ゴール計測も、ヨットの
隙間から斜めになっているコースを見てタイムを計る必要がある。
1レーン、2レーンにそれぞれ専属の計測員、もう1名、両方
同時に測る予備スタッフが居て、1と予備A、2と予備Bを
つき合わせてタイムを確定する。
この作業は速やかに行われ、すぐさま本部へ伝令され、
およそ1~2分後には正式タイムが確定する。
本部席、MC(実況)の「スナオ」さんから、正式タイムが
発表される。
本「タイム出ました、接戦です! 差は僅かコンマ32秒。
3位、48秒58、ツナ☆サンド!」
”ワ~ッ”という会場からの歓声。
本「4位は、漕げルンです、48秒90、大接戦でした!」
「ツナ☆サンド」、賞品のマグロをゲットおめでとうございます。
これで大阪から遠征してきた甲斐があった事だろう。
コラボメンバーの中には「打艇龍舟倶楽部」の選手も入って
いるので、惜しくも破れた「打艇」にも少し分けてあげて
くださいな(笑)

写真の「龍人」(滋賀)が速い!
対戦チーム「チームしぞぁか」(静岡)は、だいぶ出遅れて
しまった。
「龍人」の舵手は、静岡協会派遣のI氏だが、勿論「海火」
のキャプテンである。
レース開始前、I氏は、隣にならぶ「チームしぞぁか」
(「海火」等の若手選手中心だ)を横目に見て
I「今回、オレはこっち(龍人)のチームだからね」
と言っていた、若手に対しては厳しい指導をするI氏だ、
海火の若手は、負けて、悔しさをバネにして強くなるという事
だろうから、ここは容赦なく、龍人を勝たせるサポートだろう。
匠「龍人さん、静岡協会の重鎮を舵手に使うなんて贅沢ですね、
ここは是非優勝して、初出場初優勝の「伝説」をさらに
作ってください」
・・「龍人」はそのままリードを広げ、43秒台の好タイムで優勝。

ス「龍人さん、お見事でした」
まあでも、実は私はスナオさんとは良く雑談して、様々な
チーム情報を伝えているのだ。というのも、スナオさんは
地元静岡のアナウンサーだ、勿論ドラゴンボートの事は良く
知っているが、関西圏のチーム事情はあまり知らない。
大会の参加申し込み書に書かれている龍人のチーム紹介欄には、
チームの出自の他、コメントは「いつもは淡水が、今日は海水
での試合だ」位しか無い、それだけのネタで何度ものレースの
実況は出来ないので、不足するだろうチームの情報、例えば
「びわこペーロンをホーム大会としていて、その決勝進出率は
ほぼ100%、ただし優勝は無く、悲願の初優勝を狙っている」とか
「初出場に強いチームで、高島ペーロン、宇治、中川運河で
優勝や準優勝の好成績を収める」等の情報を私からスナオさんに
提供していた。
いつだったか?昔の本大会で、
匠「スナオさん、私も実況がやってみたいな」
と言った事がある
ス「いいですよ、いつでもどうぞ」
匠「じゃあ、代わりにレースの写真撮ってもらえます?」
ス「いや、それは無理です(汗)」
匠「う~ん、やはりできないかあ・・」
そのうち、いつか実現してみよう(笑)
さて、本記事はこのあたりまで、以降、中編に続く。
中編では、混合(ミックス)の部を主に伝える予定だ。