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行われた「第14回KIX国際交流ドラゴンボート大会」の模様より。
今回の観戦記事の「前編」では、本大会の特徴や地元チームの紹介を
主に行う。
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この水路はコの字型で、約2500mx約200m の広い海水域だ。
本大会は今年で第14回目であり、第一回目の大会は2004年から
始まっているが、初回からこの会場の場所は全く変わっていない。
ちなみに私は全ての本大会の観戦撮影を行っているが、第10回と
第11回大会は、2年連続で台風で中止になっていた。
第一回目の大会(2004年)当時では二期島には何一つ建物は無く、
まだ土地造成中であり、KALD(関西空港土地開発?)という会社が
沢山の重機で土地の整備をしている最中だった。
だから初期の数回の本大会では観戦撮影をしていると汗と埃で
ドロドロになってしまった思い出がある。
それから数年して、二期島にはウッドデッキが整備され、綺麗で
快適な観戦環境となった。
そのKALDだが、初期の本大会にドラゴンチームを編成して参戦して
いた。建設系の会社だと言うのに美人の女子選手が沢山居て、話を
聞いてみると、その当時、二期島の工事の様子の見学ツアーを
行っていて、そのアテンダントの女性達だった。
彼女達に誘われ、私も見学ツアーに行こうかと思っていたのだが
2~3年もたもたしている間に、二期島の工事も殆ど完了してしまった。
二期島は土地造成終了後の滑走路の整備は時間がかかり何年かの間は
使用していなかったのだが、その滑走路の整備も数年後には完了、
今から5年程前に、第二ターミナルビルが完成し、その頃から
LCC(格安航空会社)が第二ターミナルで営業を始め、おりしもの
インバウンド(海外からの旅行客)のブームにより、かなりの
賑わいを見せるようになってきている。
JR/南海電車の「関西空港駅」を降りてから、本会場までは
バスを利用する。本大会が始まってからおよそ10年間はドラゴン
大会専用の無料シャトルバスが大会の日だけ運行していたのだが、
4~5年前からは、ドラゴン大会専用バスに加えて、第一・第二
ターミナル間の一般旅行者向け向け無料シャトルバスも運行して
いる。
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利用する事が推奨されているし、ドラゴン会場行きバスの方が、
第二ターミナル行きよりも、会場に少し近い場所に停車する。
もしバスを使わず、歩いても行けない事は無いが、駅からは近く
見えても実際には会場まで軽く2km以上もあるので、仮に選手の
ウォーミングアップ目的であっても、暑い時期でもあるからバスを
利用するのが賢明であろう。
なお、暑いという点で言えば、本会場のウッドデッキは日陰が
一切無く、選手およびスタッフや関係者はテントの中で日差しを
遮る事が出来るが、一般観戦者および静止画・動画のカメラマン
(プロ、アマ問わない)は、日陰で過ごす事ができず、熱中症
リスクがあって極めて危険だ。この為、プロアマ問わず、本会場
での撮影経験が少ないと思われるカメラマンを見かけた際には、
必ず話しかけ、熱中症への対策を怠らないようにアドバイスを
行う事にしている。これは余計なお世話ではなく、慣れていないと
本当に極めて危険なのだ。
特に「帽子をかぶっていない」、「水分を携行していない」、
「荷物が多く三脚を使用している」などの状況を見ると、間違いなく
炎天下の撮影の経験不足と見なせる。
ちなみに、荷物の多さや三脚の何が問題なのか? と言うと、
それらの場合、高価な撮影機材や荷物を撮影場所に置きっぱなしに
すると盗難などのリスクがあるので、長時間、その撮影場所から
動けなくなってしまい、熱中症等が極めて危険なのだ。
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そして今年から「スモールの部」が追加されている。
昨年までの大会記事では「関西圏の大会において、10人漕ぎを
採用していないのは、KIX大会と1000m選手権のみ」と書いて
きたのだが、ようやくKIX大会も10人漕ぎが採用された。
ただしこのスモールの部は、空港関係のチームしか参戦できない。
これは悪い措置ではなく、実質的に「実力別カテゴリー分け」が
採用されている事と等価であり、先進的な手法だ。
各地大会で、専業チームと地元ビギナーチームの実力差が大きく
なりすぎるている事は、本ブログでは再三問題視しているので、
読者であれば十分に認識している事であろう。
参加チーム数は54とそこそこ多い中大規模大会である。
また「国際交流」と名付けてある通り、海外から6チームもが
参戦していて、これは私の知る範囲では、これまでの国内の
ドラゴン大会において、最大の海外チーム参戦数である。
大会は8:30より開会式が行われている、やや他の地区の大会より
早目の開始なのは、レース数が多い事と、夕方になると強風が
吹きやすい環境であるからだろう。ちなみに、昨年の大会から
強風対策の為か、レースの進む方向をそれまでとは逆転している。
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「入魂式」(にゅうこんしき)、すなわちドラゴンの目に朱を入れ
安全を祈願する儀式である。
ほんの数年前までは関西圏(特に大阪)の多くの大会で「入魂式」が
行われていたのだが、近年急速に減ってきて、もう本KIX大会くらい
しか行われていないかも知れない。
ちなみに、「入魂式」で朱を入れるのは、関係者の中でもVIPの
方々であり、いちばん手前(実際には全体の中央)は、主催の
関西エアポート株式会社の社長さんである。
「入魂式」の最中には、ドラゴンが8~10艇、すでにクルーが
乗り込んで準備していて、全ての艇で太鼓をかき鳴らし、パドルを
上げて大声を張り上げるのが慣わしだ。
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および関西空港の広報部が1つある、しかし、彼らは「入魂式」
なるものが何だか知らないので、開会式の途中でそれを行うと
なった際に、何を何処で行うのかわからず、撮影ポジションに誰も
来られていなかった。よって私が一番適切な中央のポジションを
取ってしまって、動画カメラマンには申し訳無かったかも知れない。
まあ、ニュースとかで放映してもらうと宣伝普及効果が高いので、
そうした影響力の強いメディアには撮影ポジションを譲っても
良いと思ったのだが、スタッフやVIPの移動が込み合う状況で
狭い乗艇桟橋を渡って来れる動画カメラマンは居なかった。
私は今回の乗艇ポンツーン(浮き桟橋)が例年よりも狭い事を
気にして、ライフジャケットを着こんでいたのだが、動画カメラマン
の人達はそういう準備も行っていなかったので、むしろ無防備に
ここに来てもらっても危ない。
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それから1つ苦言だが、以前、他の大会の「入魂式」の際に、
どこかの放送局の動画カメラマンが、撮影できないと困る、と慌てて
後から走ってきて、私を「突き飛ばして」まで自らの撮影を優先した
事があった。
これは「プロ意識のまったく無い行動である」と断言できる。
まず、撮影の「先読み」が出来ていない事がNGだ。
つまり被写体の事を知らない(無知である)事が第一の問題であり、
第二の問題としては周囲の状況が見えずに余裕が無く、自らの撮影
だけに思考が行ってしまう事だ。
他の例をあげると、珍しくドラゴンのレースの模様がTVで放映
されていた際にも、敗者復活戦での下位チームの戦いを撮影して
いたりして、ちょっと困ったものである。
パドルの動きがバラバラなビギナーチームを撮影されて、ドラゴン
とはこんなものだ、と紹介されても困る。
せめてドラゴンとは何かを事前に勉強してから撮影に来るべきだ、
それがプロの仕事だし、根源的な話をすれば、「知らないものは
撮れる筈も無い」のだ。
予習不足に加えて、コミュニケーション能力も少ない。
選手、大会関係者、他のカメラマン等に話かけて情報を収集できる
カメラマンはプロアマ問わず皆無だ。
で、先に撮影ポジションに居る人を「突き飛ばす」などは論外だ。
マナーの悪さは、それイコール、スキルの低さである。つまり
自身に余裕が無く、撮影に集中すると周囲が全く見えていない。
先日のライブ撮影の記事でも「本番中のステージに上がりこんで
撮影する酷いビデオ制作会社があった」と書いたが、まあ同様の
状況であろう。
ちなみに、これらは典型的なアマチュア(ビギナー)の行動と同じ
である、われ先にと周囲を押しのけて撮影したり、意味も無い場所
に三脚を立て、その前に他者が通ると「そこどけ」等と自分勝手な
事を言うビギナーと全く同じ行動原理だ。
幸い今回の大会でのビデオカメラマン達は、そういうマナー面
では全く問題なかったのだが、前述のように熱中症対策が弱い事が
気になった。
また来場していたアマチュア静止画カメラマンもほとんど全員話を
したが、午前中の超逆光状況では撮りようも無いのと、熱中症対策
が出来ていなかったので、「できれば準決勝以降を短時間だけ
撮影するように」という風にアドバイスしておいた。
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さて、余談が長くなった。大会の特徴の話に戻ろう。
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セキュリテイ系などが多い。その数は約29と、参加チーム全体の
過半数にも達する。
それと、自治体・市役所関連(大阪、八尾、泉佐野、阪南)等に
係わるチームと郵便局との合計がおよそ10、全体の1/5程度だ。
ドラゴン専業チームはコラボ(合同)チームを1つと数えれば
14であり、全体の約1/4程度となる。
残りの数チームは出自不明または分類不能だ。
専業チームは全て20人漕ぎの部にカテゴリー分けされている点は
好ましく、地元チームとの実力差の問題を少し緩和している。
ただ、現代においては多くの大会がスモール化してきているので、
専業チームですらも20人のメンバーを集め難い場合がある。
本大会では以下の専業コラボチームがエントリーしている。
「風と未来と」=team風+team未来
「あめちゃん」=琵琶湖ドラゴンボートクラブ+東海龍舟
「チームすいか」=すいすい丸+チーム河童
「teamパイレーツといっとこ」=パイレーツ+いっとこ
内、「あめちゃん」と「すいか」は昨年本大会と同様のコラボ
編成である(それぞれ昨年の混合の部で1位、4位)
他は本大会初編成のコラボである。
ここにあげていない専業チームは、一応は単独参加という形に
なっているが、数名程度、他のチームから助っ人を入れている
場合もあり、「純血」チームはむしろ珍しい。
地元空港系チームだが、基本的に新入社員を中心とする若手だ、
エアラインあるいは空港管理系、大手ゼネコン系等の女子選手は
美人が多く、本大会に「華を添える」重要な特色となっている。
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大きな問題が起こっている。
それは「強風」である。
スタート地点から見て向かい風の形で、およそ10m/s前後の
強風が吹き荒れ、コの時型の半閉水域と言えども白波が立っている。
優勝候補「あめちゃん」の漕いでいる写真をあげておく。
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抵抗になっている、ちなみに、この写真では目立たないが
波をかぶって浸水し、喫水の下がっているチームが多発している。
これは8年前、2009年の本大会の準決勝~決勝の状況と同じだ。
その際、「琵琶ドラ」「関空飛龍」「先客万来」の3チームが
浸水沈没している。
また、「熊野水軍」(当時は「椅子に座ったNEKOO」)と
「磯風漕友会」が、優勝争いながら大きな浸水で沈没寸前であった。
「先客万来」は、当時の関空会社のVIPが乗っていたチームで
ちょっとヤバかったのだが、幸い怪我人などは出なかった。
当時の事を覚えている人は少なくなってきたのだが、
今回、高性能カメラで応援撮影していた関空の管理部門の部長さん
は(乗っていたのか?)当時の事を良く覚えていた模様で、
部「大丈夫かなあ、今日、空港のVIPのチームが出るのですけど」
匠「ああ、”bon voyage”チームですね。
まあ、予選最後の方のレースなので、状況は何らか変わって
いると思いますよ、大丈夫でしょう」
(つまり、風が収まるか、ルールを変えて対策するか、はたまた
中止になってしまっているか、という事だ)
それと、2000年代から昨年2016年までは、沈没事故はその関空
2009年の3件が最大で、他は静岡と琵琶湖で1件づつ、合計5件を
数えた程度であったのが、本年2017年になって沈没事故が急に
増えた。6月の堺泉北(高石)大会、7月の日本選手権大会、
8月のびわこペーロンで、それぞれ1件の沈没が発生している。
またアクシデント率が高い7月の「高島ペーロン」では例年4~5の
沈没が、今年は強風もあって、8~10件程度にまで倍増していた。
高石と日本選手権は操船ミスでやむを得ないが、他はほとんど全て
が強風を原因としている、私自身、今年は半期で既に10数件もの
沈没を目撃していて、ちょっと例年とは違う様子を感じている。
---
さて、強風の為、本大会は一時中断になってしまった。
まあどうせ午前中は強い逆光で写真は撮り難いため、選手村を廻る
予定だったのだ、この機に、この大会でしか会えないチーム達の
様子を紹介していく事にしよう。
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初期の頃から本大会に参戦、恐らくは皆勤賞であろう。
ただし彼らは全員「新入社員」である、研修の一環であるという
話も聞いた事がある。このため、特別なケースを除き、昨年居た
選手は今年は見る事ができない。
匠「え~と、「TAKENAKA 竹の子A」さん?、こちらはオープンの部
への参戦かな?」
(注:毎年チーム名は異なり、趣向をこらしてわかりにくい場合も
多々ある、それとユニフォームも毎年違う、このあたり、全体を
含めて新入社員に自分達でプロデュースさせるのであろう)
竹「はい、男子チームです、他にも混合の部で出ています」
匠「全員新入社員社員でしたよね?今年の調子はどうですか?」
竹「はい、今年はどうなのかなあ、速いのかなあ??」
匠「竹中工務店さんとしては、毎年出てもらってますが、
確か過去に準決勝進出が2回、それと決勝進出が1回ありました」
竹「そんなに凄かったのですか?」
匠「その年のメンバーによりますね、とても結束力が強く、事前
練習してきて強い時があります。
他は全部強い専門チームばかりなので、決勝進出は快挙ですが、
準決勝まで進めれば、竹中工務店さんとしては立派な戦績だと
思いますよ」
竹「はい、では準決勝や決勝を目指して頑張ります。
あと、こっちは男ばかりのチームですが、女子の入ったチーム
もあるので、そちらも見てやってください」
匠「ああ・・竹中工務店さんの女子と言えば、いまから10年も
前になりますかね?”伝説の美女ドラマー”が居たのですよ」
(男子選手達がくいついてきた、私の言葉の意味のわからない選手も
居た模様で「十年前にすごい美人が太鼓を叩いていたってさ・・」
などと、選手間で通訳してザワザワしている・・笑)
匠「今はどうしているのかな? 依然竹中工務店に勤めていたら
30歳前後かな? 結構偉くなっていたりして・・」
竹「わからないですけど、そんなに伝説になっているのですか?」
匠「ああ、ドラゴン協会のHPから当時のアルバムを探せば
出てくるかもしれないよ」
竹「へ~」
(注:そのアルバムは現在のFBには掲載されていない)
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今年の美人選手達である。
チーム全体の集合写真も撮っているが、人数が多すぎて、協会の
アルバム用はともかく、ブログ掲載用の解像度では小さくなりすぎて
しまうのだ。
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「大阪魂」は今回20人漕ぎの部に4チームをエントリー、本大会の
最大勢力となっている。
「大阪魂」とは、大阪市役所の関係者のチームである。
本大会へは、中止となった2014年の大会からエントリーを始めた
と記憶している。2015年からは実際に漕ぎ始め、今年で3年連続
出場の他、堺泉北大会にも出場しているため、多い人では4~5回
の大会参戦経験もあり、中堅準専業チーム並みのレベルとなって
きている。(今年は準決勝に3チームが進出した)
なお、それ以前、十数年前に琵琶湖の大会に「大阪魂」の名で
参戦していた記憶があり、現役の選手達に色々聞くのだが、
その頃の事情を知っている人には、まだめぐり合えていない。
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「もんさん」、「アンドリュー」、そして「はなてい」あるいは
「おりはし」のリーダーであろうか。
匠「座り込んで何やっているのですか? もしかして集合写真?」
大「ええ、全員揃うのを待っているのです」
(ちなみに、アンドリュー君は日本語が出来るので、英語で
話さなくても問題無い)
しばらくしたら、大阪魂チームが全員集まった、
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さっぱりわからない(汗)、協会アルバム用には、この写真のみ
他の写真の倍ほどの高解像度で編集して送っておいた。
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海外エアラインとしての「Cathay Pacific Dragon Boat Team」は
本大会の常連であり、強豪チームとして入賞常連でもある。
だが日本チームは、まだビギナーである。
本日の予選第3レース、強風のさなか「キャセイJAPAN」が
出走した。往路から高波で浸水し、スタート地点につくころには
かなりヤバい状況。さらに高波が激しく、しばらくスタート地点で
待っていると、浸水が限度を超えてズブズブと沈没してしまった。
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出場予定であった、ANAの航空会社チーム「Team ひまわり2号」も
同様にスタート地点に到達する前に浸水沈没、ここで大会は
約1時間の中止となり、再開時には20人漕ぎに関しては漕手を
2名減らし、18名でレースを行う事となった(先週のびわこペーロン
での措置と同じであり、軽量化で艇の喫水を上げる効果がある)
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匠「毎年写真を撮っていても、1号か2号か区別つかないのですよ」
男「イケメンが多いのが1号です」
女「何言っているの、じゃあ、美人が多いのが2号です」
結局、どっちがどっちか、依然良くわからない(汗)
で、これで本大会でも都合2件の沈没事故が発生した。
(危険な)高島ペーロンを除き、今年の沈没事故はこれで5件となり
これまでの十数年間で私が目撃した5件の沈没と同じ数を、今年の
半期だけで更新してしまった事になる。
沈没の中には、艇を安定させる(ブレーキ/ステイブルと呼ばれる)
技術を持たないビギナーチームもあった為、安全講習と、漕ぐ技術の
習得を絡めた「事前練習会」などを義務化する必要性を感じるように
なってきた。
もし大事に至っては各地のドラゴン・ペーロン大会の開催そのものが
危うくなってしまう。
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である。20人漕ぎオープンに参戦の他、スモールの部でも、
「KIAS合同チーム」と被ってダブルエントリーしている。
KIASは恐らくは、K=関西 I=国際 A=空港 S=セキュリティであろう、
消防に加え、防犯などのセキュリテイ全般を受け持っている会社の
チームだと思われる。
昨年の本大会で「SPS118」という海上保安庁の特殊チームが
初出場し、「bp」に次ぐ準優勝という快挙を成し遂げた。
同チームは今年は出場しておらず、KIASチームに聞いても、
空港警備とは関係が無い完全な独立部隊だという事だ。
「SPS」は重大な海難事故等の有事に備えている部隊であり、
空港近辺で事故が起こると、すぐさまヘリで出動する。
よって、のんびりとドラゴン大会等には出場できないのかもしれない。
非専業チームの入賞というのは、近年ではまずお目にかかれず、
その「SPS118」の例か唯一だと思うので、ちょっと惜しい話だ。
(余談だが、同じく海保のチームとして有名な「海猿火組」が
暇だ、とは言っていない・笑 「海火」は現在では海保のメンバー
の比率は低く、かつ、同一の部署では無いので、ドラゴン大会に
参戦しても業務に支障をきたすことは無いのだ)
なお、KIASチームは「ガタイ」(体格)が良いので、もしかすると
そこそこ良い成績を残すかも知れない、「ダークホース」として
専業チームも要注意だ。
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匠「何をしているのですか?」
管「ああ、あっちの一期島の管理棟から、こちらが見えるみたい
なのです、携帯で連絡を取って手を振っています」
なるほど、その管理棟には、10年以上前だが、ドラゴンの大会写真
をその場でCDに焼く必要があって特別に入れてもらった事がある。
二期島が見えたのかなあ? 多分、300~400mもあって、なかなか
簡単に見える距離では無いと思うが・・
もし、この距離で管理棟から写真が撮れたら、「ゴルゴ13」ばりの
テクニックであろう、そう思うと「ゴルゴ」は、あんな小さい
スコープで、よく500~600mもの遠距離射撃を成功させている、
見えるはずが無いので、それが当たるというのはやはり「超人」か。
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関空の社長さんだ!
幸いにして風がやんだころの出走となり、危なげは無い。
ただ、戦績は振るわなかったので、また来年、強力なメンバーを
集めて挑戦していただければ幸いだ。
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相生、魚橋病院の「ヤンググリーン」チーム。
ペーロン専業で、相生ペーロンではⅠ部またはⅡ部の強豪だ。
ドラゴンでは日本選手権に出場、2015,2016と決勝進出(!)で
いずれも5位。今年2017年は準決勝敗退となっている。
ヤ「どうですか?我々は何位になれそうですか?」
匠「そうですね、3位~4位くらいかな?」
ヤ「えっ? そんなに良いのですか?”全体で”ですよ?」
匠「そうですよ、まあ相生ペーロンで言えば、磯風がこの大会
でのbpと同じ、以下、こちらが相生のこれ、以下・・」
と私は、相生ペーロンのチーム名を7つくらいあげて、それぞれ
を本大会の参加チームの実力値に対応させて説明した。
ヤ「う~ん、めちゃくちゃ分かり易い例えですね(笑)
しかし、ずいぶんと詳しいですね」
匠「まあ、この道長いですからね(笑)
で、今日は200m戦と言っても、実質180m弱しか距離が無い
模様なのです、相生ペーロンとは距離も艇の構造も違うので
ピッチ漕法が有利です、ペーロン漕ぎではちょっと不利かも」
ヤ「う~ん、ストロークでは勝てないという事ですか?」
匠「今回、bpや海外チームは全てピッチで、それが主流ですね。
勝てるかどうか?という点では海外チーム次第でしょう。
けど、海外チームはメンバー構成が不定なので、実力値は
不明です。予選で海外チームのタイムと漕ぎ方を綿密に
分析しておくのが良いと思いますよ」
ヤ「了解です、3位入賞できるように頑張ります」
さて、「ヤンググリーン」の奮戦はまた続く後編で紹介していこう。
記事文字数限界につき、以下、中編に続く。