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【熱い季節2017】琵琶湖周航の歌100周年 第26回びわ湖高島ペーロン大会(前編)

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2017年7月23日(日)に滋賀県高島市今津町南浜にて行われた
「琵琶湖周航の歌100周年 第26回びわ湖高島ペーロン大会」
(以下、「高島ペーロン」)の模様より、前編。
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さて、今年のボートシーズンの上半期では個人的に最も観戦を
楽しみにしていた「高島ペーロン」大会の日がやってきた。

上写真のように他地区の、どのドラゴン艇ともペーロン艇とも
異なる本大会独自のFRP製艇により、300mコースをターン有りで
往復した600m戦でレースは行われる。

ちにみに、艇の形状やサイズは異なるものの、このルールは
「相生ペーロン競漕」の予選のスタイルに準じている。

クルー数は、漕手15名、指揮者(アカ取り、船長)1名
ドラ打ち1名、舵手1名の18名、および陸上待機の監督1名から
なる計19名だ。
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高島専用ペーロン艇は8艘あって、予選では4艘を交互に使う
いわゆる「4艘建て」レースであるが、今年から決勝戦のみ
5艘建てというルールに変わった。

僅かな差だと思うかも知れないが、これは大きな違いがある。
昨年の決勝戦は、「ドラゴン専業チーム」と呼ばれている
高島市外の強豪ドラゴンボートチームが決勝戦4枠を独占し、
地元高島市のチームが1つも決勝に残れなかった。

これではさすがに地元チームや観戦客が興味を失ってしまう他、
元々四半世紀の長さにあたり、地元のお祭りとして発展してきた
大会でもある為、”ヨソモノが荒らした”という悪印象を与えて
しまう危険性もあった。

本大会では、市外の「ドラゴン専業チーム」は、4チームが
エントリーしている(池の里、小寺、龍人、からしれんこん)
これが昨年の本体合での決勝進出チームとイコールだ。

加えて市外の「準専業チーム」として「メタルスタイリスト福田」が
今年初出場。ただ、本大会は極めて操船が難しいので、初めて
漕いで、簡単に決勝に行けるとは思えないが・・

まあともかく、決勝戦は「5艘建て」なので、専業チームに加えて
地元チームも残れる可能性が高いという事である。

ちなみに、ドラゴン専業チームに匹敵する地元の強豪チームとして
「松陽台」(複数チームあり)、「VICTORY南浜」、「SPIRITS」
が居る。

それと、本大会は2015年の第24回大会迄は「チャンピオンシップ」
と「フレンドシップ」という実力別カテゴリー分け制度を採用していた。
この方法論は現在他地区の大会でも普及が進んでいる先進的な
手法なのだが、何故か昨年2016年の第25回大会、そして今年の
大会とも「単一カテゴリー制度」となった、これは試験的なもの
あるいは参加料と賞金の関係かもしれないが、従来の「実力別
カテゴリー分け制」の方が良いと思う。

ちなみに、下位カテゴリー「フレンドシップ」にも常連強豪と
呼べるチームがあり、具体的には「中野ガンバルズ」「北深会」
「チームWEST」「ペトちゃんず」「松陽台トマホープ555」等が居る。

現在の単一カテゴリー制では、彼らには残念ながら決勝進出の
可能性が殆ど無い為、やはり実力別カテゴリー分けへの回帰は
必須だと思われる。

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余談だが、実力別カテゴリー分け方式は、相生の「ペーロン競漕」
においては古くから採用されていた方式(Ⅰ部、Ⅱ部、オープン)
であり、相生ペーロンを参考にした本大会では、早い時期から、
この手法を取り入れていた。

他地区のドラゴンやペーロン大会では「地元の部」と「一般の部」
(または市外の部)という形で「実力別」に近い方式を実現して
いたが、もし地元(市内)の部に、強い専業チームが出てきた場合、
この手法では、そのチームが”常勝軍団”になってしまう。

「ドラゴンボート」では、静岡の2大会(御前崎、ツナカップ)が
7年程前から、いち早く実力別カテゴリー分け方式を明確に採用
していて、各地の大会では、やっと、これからこの方式を検討して
いる状態だ。

静岡では、近年は「実力別」に加えて「バトルロワイヤル」方式
を採用している。これはカテゴリー分けを無視してレースを行い、
後でタイムを集計して実力カテゴリー別に順位を決める方式だ。
これは、2艘建てマッチレースや、出場チーム数が少なめの場合
には有効な方式だ。「宇治大会」(京都)や、「猪名川大会」
(注:再興調整中)では、使える方式かも知れない。

それと、まだ実現が出来ていない方式として将来考えられるのが
「企業の部」等の採用だ、これは企業系(団体系)チームの
参戦が多い「堺泉北」(大阪)、「びわこペーロン」(滋賀)、
「御前崎」(静岡)、「東大島」(東京)、「KIX(関空)」(大阪)
等で採用しても良いかも知れない。
この新方式は、「実力別」と同等の区分が可能な他、企業同士の
戦いで盛り上がったり、スポンサードに繋がる可能性が出てくる。

まあ、ともかく、カテゴリー分けの方法論は大会運営や大会の
コンセプト(方向性)を考える上で、かなり重要だ。
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本大会の会場の場所だが、JR湖西線の「近江今津」駅から琵琶湖側
に徒歩10分(会場最短位置)~15分(大会本部)という感じだ。

JR近江今津駅は新快速が停車する、京都まではおよそ45分
大阪までは直通で1時間15分という感じである。

なお、新快速は早朝は運行していない為、観戦や出場で早目に
会場に着く必要がある場合は、京都駅で湖西線の各駅停車に
乗り換える。
(各駅停車では、京都~近江今津間は約1時間7分程度の所要時間。
京都発7時半ごろの電車に乗れば第一レースの観戦には間に合うが、
選手の場合には、少なくとも、もう30分ほど早い京都駅7時ごろの
電車に乗って、ぎりぎりであろう)

ちなみに、JR線は長距離を続けて乗車すると運賃が高価になる為
京都駅でいったん改札外に出て、再度入場した方が運賃が安価だ。

さらに大阪~京都間は「昼間特割」切符が休日でも使える為
これらを併用すると、トータルで運賃が600円以上も安価になる。

それと「昼特切符」を使った場合、京都駅での一旦出場は不要で、
自動的に乗り継ぎの料金体系が適用され、安価となる。
電車で京都以遠から来る場合は、この「昼特」(昼得)の方法は
非常に有効かつ重要なので、必ず覚えておくと良いであろう。

会場への徒歩での途中には上写真のような「竹生島クルーズ」の
観光船の発着場がある。

「竹生島」は”西国三十三所札所”として古くからの霊場であり、
近年では、小説/映画「偉大なるしゅららぼん」(原作:万城目学)
の舞台にもなっている他、人力飛行機の「鳥人間コンテスト」でも、
「竹生島」を目安に、進む方角を決める等で有名であろう。

ちなみに、観光船は1時間に1本ほど出航していて、往復料金は、
竹生島の拝観料(必須)込みで、3000円程だったと思う。
なお、近江今津港往復の他、対岸の「長浜」に抜ける航路もある。
「長浜」は近年の大河ドラマの主役「浅井(あざい)三姉妹」を
フィーチャーし、観光地として人気なので、このルートを取る
観光客も多い模様である。

さて、本大会の会場である「近江今津」は観光資源にも恵まれ、
風光明媚な環境で、水質も良く湖水浴にも適切だ。
おまけに、大阪や京都の都心部よりも、3~4度も気温が低い。
夏の「避暑地」には最適なのであるのだが・・
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今日は、あいにく、朝からの強風。

湖面には白波が立ち、ちょっとボートのレースには危なっかしい
様子である。幸い雨は現在降っていないが、どこかのタイミングで
確実に降ると予想される。
弱い雨で済んだら良いが、この梅雨明けの時期は天候が不安定
であり、今年は特に各地で集中的な大雨が降っていて、そうなると
危険だ、勿論「ゲリラ豪雨」や「雷」となれば、即レースは中止だ。

最初に書いておくが、本大会は、準決勝あたりで短時間の雨と
なったが、その前後は雨は降らなかった。

今回の観戦写真だが、そうした天候の変化も記録しておきたいと
思い、天候が悪い時間帯の写真は、あえて若干のマイナス補正又は
暗めにレタッチ編集を行っている。なお、カメラ自身は自動露出の
場合、被写体が暗いケースでは勝手に適宜明るく撮ってしまうので、
天候の差は写真には記録されにくいのだ。
c0032138_20014600.jpg
予選第一レースに向かうペーロン艇。
案の定、波に負けて大きく上下に振られている。
レース中は横風になる為、転覆艇が多く出る事が予想される。

なお、今年はドラゴンの大会で珍しく転覆艇が2艇出ている。
私が十数年間で約5000を超えるドラゴンやペーロンのレースを
観戦した中で、本高島ペーロンを除いた状態で考察してみよう。
沈没は4件、いずれも強風による浸水でやむを得ない。
転覆は3件、いずれも操船ミスなどの人為的なものだ。

他大会の沈没・転覆の頻度だが、今年迄の時点で、レース
あたり0.14%である。つまり殆ど起こらない。

ところが、本高島ペーロンは、毎年平均20~25レース中、
沈没・転覆の頻度は、4~5艇、すなわち20%にも到達し、
通常のドラゴン大会の150~200倍の確率ともなる、極めて
デンジャラスな大会なのだ。(ちなみに今年はもっと多かった)

この理由は、本大会の専用FRP製ペーロン艇は、外観こそ相生等の
他地区のペーロン艇に似てはいるが、全長約11m弱と小型化されて
いて、軽量であるが故に、バランスを取るのが極めて難しい。

アンバランスで操船が難しい事から、蛇行、スピン、クルーの落水、
衝突、転覆、沈没、舵や船体の破損、などは日常茶飯事であり、
ありとあらゆるアクシデンドが起こる「日本一デンジャラス」な
ペーロン大会となっている。

ただ、「危険だからやめろ」という意見は一切無い、危険と言われ
ている中でも、ライフジャケット全員着用や、3艘の救助艇などの
安全対策は万全だし、地元の祭りとして考えれば、他地区でもっと
危険な祭りはいくらでもある。本大会では怪我人などが出た事は
無いので、あくまで「見た目だけ危険な」大会なのだ。
これは観戦側としてはエキサイティングなレースである。
c0032138_20015641.jpg
序盤の予選から多数の転覆沈没が発生、衝突ではなく単独事故だ。
操船を曲げてしまい、傾いた艇に横波がちょうど当たると、
転覆の可能性がかなり高い、ただ、地元の上手なチーム等では
慣れもあるからか?見事に艇を立て直す所もある。

こういう危険な状況においては、安全な環境が多いドラゴンの
専業チームよりも、「現場で鍛えた」地元チームの方が強いかも
知れない。

----
第一レースでは地元中堅の「中野ガンバルズ」と「北深会」が
出場していたのだが、いずれも転覆失格となってしまった。
彼らは、2年程前の本大会では下位カテゴリーで優勝または決勝
進出チームであったので、私は、そのタイムを参考にしようと
観戦していたのだが、いきなりの波乱であった。

あえて現段階で、優勝ラインを想定するならば、昨年の優勝
タイム3分21秒に遠く及ばない、4分ちょうどくらい。
いや、下手をすると「帰ってくるだけ(完走するだけ)で勝ち」
かも知れない・・

続く第二レースは、優勝候補のドラゴン専業「からしれんこん」
が出場する。元々ドラゴン経験者が多数乗るチームなのだが、
昨年、本大会で初結成の初出場。

予想通りの実力を見せ付けて順当に決勝進出、折り返しのターン
直後までトップであったのだが、その直後にクルーの1人が落水、
自力復帰してレースを再開したが、約1分のタイムロスが響いて
最下位(4位)となってしまったのが極めて印象的だ。

今年はリベンジを誓うとともに、本大会からの参戦という点で、
彼らにとって「高島ペーロン」は「ホーム大会」であるとも言える、
一般に「専業チーム」にとってホーム大会は思い入れの強い大会だ、
今年は、なんとしても優勝をしたいところであろう。

それと今年本大会初出場の「メタルスタイリスト福田」が居る、
京都・山科の企業チームで、約4年前の2013年の宇治大会から
ドラゴンに参戦、そこをホーム大会としながらも、他地区の
例えば、びわこペーロン、ドラゴンキッズ、1000m選手権、
グランドシニア大会にも参戦の幅を広げる「準専業チーム」だ、
今年からは、本「高島ペーロン」にも参戦。

「準専業」と呼んでいるのは、まだ残念ながら各地の大会での
入賞経験が無い事からだ、最高位は宇治大会での4位(3度ある)
であり、あと一歩で入賞(3位迄)に届いていないという感じだ。

彼らにとっては、もどかしい状況ではあるが、例えば滋賀県の
強豪「池の里Lakers!」ですら、およそ10年前は「万年4位」の
足踏みが続いていたのだ。「メタル」だって入賞をきかっけに
伸びる可能性は十分にあるので、大いに期待しているチームだ。

さて、第二レースであるが、「からしれんこん」は、この
悪天候を見て、”超慎重モード”となり、4分18秒のスローペース
(彼らの実力値の7~8割程度か?)で、とりあえず完走だ。

実は、これはなかなかクレバーな戦略である。
つまり、大会が途中中止となる可能性があるからだ、
その場合、それまでのタイムで順位が決定される事となるだろう、
そうなれば、転覆やタイムアウトで失格では完全に対象外だ、
とりあえず確実に「タイム」を残しておかなければならない。

実例だが、昨年の本大会の覇者「龍人(どらんちゅ)」(大津市)
は、2012年の「びわこペーロン」大会で、ゲリラ豪雨により大会
が途中中止となった際、それまでの予選タイム最速で優勝している。
生真面目な彼らは「その優勝は無かった事」にしていた模様だが、
それでも優勝は優勝だ、賞品等(本大会では賞金もある)を
確実に手に入れる戦略は必須であろう。

注目の「メタルスタイリスト福田」も、初の高島ペーロン艇に
だいぶ苦戦、そして勿論この悪天候であるから、とりあえず完走を
目指す、しかし、この大会では、6分間というタイムアウト制だ。

強豪チームの「からしれんこん」ですら4分18秒であれば、
6分でゴールするのは、中堅チームにとってはやや厳しい。
「メタル」は見事完走はしたが、残念ながらタイムオーバーで
失格となってしまう(でも、まだ敗者復活戦に出られる)

「準専業」の「メタル」ですら、タイムアウトになってしまう、
この後、地元ビギナーチームでも、タイムアウト失格が続出した。

私は、もし、1つのレースでどのチームもゴールできない状況が
2レースも続くような状況となったら、本大会は中止の判断をする
可能性が高いと踏んでいた、そこで、これからスタートする「龍人」
にも「予選のタイムは重要ですよ、まあ”龍人”さんならご存知
ですね? あの2012年の”びわペー”での予選タイム優勝ですよ」
と伝えてきた。
予選で、とりあえず、ある程度のタイムで完走しておけば、大会が
いつ中止になっても、まあ大丈夫であろう。

ところが、このあたりから少しづつ天候が回復、強い風も波も、
若干だが収まりを見せるようになってきた。

----
第三レースでは、全チームが完走。
2014年優勝の「小寺製作所」が、ついに、4分を切る3分58秒で
一位抜けで準決勝進出決定。

やはり4分を切るあたりが、このレース環境でのベストタイムに
近い状態になってはいるが、このまま天候がもっと回復すれば、
優勝ラインは3分30秒を切るあたりになってくる。

地元強豪「SPIRITS」(航空自衛隊)の若手サブチーム
「ペトちゃんず」も4分台で完走。

さらには、高島市役所の「チームうさぎさん」は、2015年には
スピンして1mも前に進めなかったのが、2016年には4分台で完走し
準決勝に進出、今年2017年の予選では、この悪天候の中、5分台で
見事に完走だ。だいぶまともなチームに育ってきている。
(後で女子選手に聞くと、「今年は、ワタシは漕いでましたよ、
良い感じだったでしょう?」とのこと、確かにその通りでした)
c0032138_20015721.jpg
第四レースは地元強豪が揃った。
2013年に本大会優勝で、その後、ドラゴン専業チームとなった
「松陽台」(しょうようだい)の若手チームの
「松陽台 守(もり)のシルバニアファミリー」は、3分45秒と
予選を通じてのトップタイムをたたき出す。

同じく松陽台のシニアチーム「松陽台 伝説(レジェンド)」も
4分5秒で完走だ。
さらに、2015年の本大会3位の「VICTORY 南浜」も4分台で完走。
本レースも全チーム完走であった。

このあたりで「大会途中中止」の危険性は少なくなったように
思えてきた。

しかし・・
c0032138_20015787.jpg
気を抜くと、いや、気を抜いていなかったとしても、ほんの
ちょっとした弾みで、転覆が多発する。

まあ、これはやむを得ない、元々操船が極めて難しい艇だ。
昨日の「事前練習会」でも、ベタ凪(風も波も無い)の状態で
3艇が転覆したと聞いている。
c0032138_20015604.jpg
岸の近くで沈没した場合は、クルー達は自力で泳いで陸上に
たどり着く場合もある。

そう、こんなケースが多発するので、陸上待機の「チーム監督」は
クルーの安否確認をする為、艇に乗れないルールとなっているのだ。
c0032138_20015602.jpg
沈んだ艇はどうするのか?と言えば、救助艇に余裕がある場合は
曳航してスタート地点に戻す、しかし、1レースで複数の艇が
沈没したりする場合は、クルーの人命救助を優先する為、
沈没艇を放置してしまうケースもある。
c0032138_20105934.jpg
こうなると、慣れた地元スタッフが、沈没艇を陸に引き上げ、
起こして水を掻きだし、人力でスタート地点に戻す場合もある。

まあしかし手慣れたものである。ちなみに本大会でのレース発艇
間隔は10分間と極めて短い。これは他のドラゴンやペーロン大会
での15分~20分よりも、さらに短い。

今日は午前中の予選ではこうしたトラブルが多発した為、相当に
スケジュールが遅れるかと思っていたが、それでも午前中は
40分程度の遅れで、昼休みと発艇間隔のペースアップで調整し、
決勝戦の時間帯には、ほぼ10分遅れ程度まで回復していたので
大会運営は見事なものである。
c0032138_20020483.jpg
・・とは言うものの、転覆は依然多発する。
このケースは「衝突」からの転覆だろうか・・

衝突のアクシデントも極めて多い、勿論ぶつけた方は「進路妨害」
で失格となってしまう事もあるのだが、ぶつけられた方は転覆や
沈没にいたらなければレース続行だ。

「再レースにするべきだ!」等と厳密な事を言っても始まらない、
本大会は「日本選手権」とかではなく、あくまでお祭りの一環で
あるから、あまり固い事を言う必要は無いのだ。
c0032138_20020493.jpg
多数の沈没艇を毎回曳航する地元スタッフの皆さんは、本当に
ご苦労な話である。
ただまあ、誰も文句は言わないし、これは日常茶飯事なのだ。

そして、観戦側としても、申し訳ない話ではあるのだが(汗)、
アクシデントが多いと、とても楽しく観戦できるのだ・・
c0032138_20222829.jpg
アクシデントを除いても、本大会の環境は抜群だ。
ここは、都会の喧騒を離れた、避暑地というイメージであり、
考えてみれば毎年の観戦記事で、ほぼトンボの写真が載っている。

まあトンボは、どこにでも居るとは言えるが、都会のトンボは
警戒心も強いのか(?)なかなか近寄っての撮影は難しいのだ。
c0032138_20020345.jpg
午前中の強風の段階では、子供達が湖水浴をするのは
危険なので禁止としていたが、風もやんできた昼前からは、
その制限も解除、例年どおり子供達や大人が水浴びをする中で
レースが行われるという、極めてのどかな大会環境が実現する、
これ自体も貴重な事であり、他のドラゴンやペーロン大会で
ほとんどの場合、そうしたケースは無い。

---
さて、いきなりの波乱含みの今年の「高島ペーロン」であるが
天候は少しづつ回復、やっと例年通りの大会の雰囲気となって来た。

しかし、依然梅雨前線は不安定だ。本州南部と中部では、この
数日前に既に「梅雨明け宣言」が出ているのだが、ここ高島市は
どちらかと言えば、日本海側に近い土地だ。
日本海側には、まだ梅雨前線が残っていて、この時期の前後には、
東北や新潟等でも大雨となって被害が出ている。

あと心配なのは、「ゲリラ豪雨」だ。
一応、雨降りの準備はしてあって、傘と合羽は持ってきているし、
撮影機材も、雨対応の、壊れても良い安価な機材となっている、
後は、仮に雨となっても、弱い雨である事を祈るだけだ。

さて、前編はこのあたりまでで、次回「中編」記事に続く・・


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