Quantcast
Channel: 【匠のデジタル工房・玄人専科】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 791

【熱い季節2015】第25回びわこペーロン(前編)

$
0
0


今年で25回目を迎える長い歴史を持つ「びわこペーロン」大会。
例年、8月の下旬の土曜日に行われるが、今年は、地域の他の
イベント(マラソン?)と日程がかぶったということで、
2015年8月23日の日曜日の開催となった。

参加チーム数は55と、なかなか多く、ドラゴンやペーロンでは
中~大規模の大会と言えるであろう。 
その大半が地元チームであるが、とは言え、本大会には
過去何度も参加している常連チームがほとんどでもある。

地元滋賀県のドラゴン専業チーム数は、少々微妙な定義では
あるが、まあ、9つ、としておこうか。
加えて他府県からの、ドラゴン専業チームが、各カテゴリーを
通して、計7チーム、というところであろうか。

で、正直言うと、この規模の大会となると、参加チームの全てを
紹介する事はとてもできない。まあ、元々、たとえ20チームの
小規模大会であろうと、記事でその全てを紹介する事は難しい。
なのでまあ、例によって撮影しながら、目立ったチームをランダム
に紹介することになるのだが、単に、強いとか速いとか、そういう
目線という訳でもない。

たまには、まったく好きなように、自由な目線で大会を紹介して
みたいと思うのだが、多くのドラゴン選手達が、自分達が参加
できなかった大会の模様を情報として得るために、当ブログを
読んで頂いているので、なかなかそういう勝手も出来ないのが
辛いところだ。しかし、またいつか、好き勝手に記事を書いて
やろうじゃあないか(笑)

さて開会式、滋賀県高島市よりエントリーの「松陽台」による
選手宣誓だ。「松陽台」は、ここの所の「びわこ高島ペーロン」
の記事などで詳しく紹介しているが、まあ、近年、地元の大会の
参加のみにとどまらず「スモール選手権」や、本大会にも
出場の範囲を広げてきている。強力な「ドラゴン専業チーム」に
成長する素質抜群の注目チームだ。
本大会では花形の「20人漕ぎ一般の部」に参戦している。

会場は、滋賀県大津市、琵琶湖湖岸の「なぎさ公園」の
「サンシャインビーチ」だ。

「マザーレイク」琵琶湖の風光明媚な環境は、ここのところの
記事の「高島ペーロン」や「ドラゴンキッズ」と同様に素晴らしい。
私も年に5~6回、琵琶湖のドラゴン・ペーロン大会を観戦して
いるので、すっかり見慣れているが、他地区からたまに来てくれる
チームなどからすれば、やはり、この環境は新鮮に感じるかも
知れない。

会場は車で来るのが便利だが、電車の場合は、京阪石山坂本線
の錦(にしき)駅が最寄で、会場までは徒歩15分くらい。
次善がJR(京阪)膳所(ぜぜ)駅からで、徒歩20分くらいだ。

JR琵琶湖線の膳所駅は各駅停車しか止まらないのだが、
JR京都駅からは僅か11分と、滋賀に行くという(遠い)
イメージよりも、はるかに好アクセスである。 

こちらは、本年初参加の地元チーム「シンコーメタリコン」
創業80年の超老舗企業で、金属などへのコーティング加工を
専門にしている模様、滋賀県の優良企業として表彰されたと聞く。

初めてドラゴン(ペーロン)を漕ぐということで、前日の練習会
から参加していた模様だ、地元の強豪ドラゴン専業チームの
「池の里」が目をかけて練習の指導をしていた模様だが、
「素質あり」と聞いていて、私も注目していた。

素質ありという情報どおり、本大会の花形カテゴリーである
「20人漕ぎ一般の部」で、予選レースを1位抜け、まあ、多少
組み合わせに恵まれた感もあるが、とは言え「OPTEX」等の
地元常連チームを抑えての1位は立派、無事準決勝進出となる。

応援団の数も非常に多く、会社ぐるみのイベントのようにも思える、
まあ、びわこペーロンは、そうした要素がとても多く、
パナソニックや日立などの大企業から、地元中小企業まで、
福利厚生のイベントの一環として、ペーロン大会に出場されて
いるような雰囲気だ。

「志士の会」、こちらは政治家の後援会という、他の大会では
ほとんど類を見ないユニークなチームだ。しかも、ここ数年は
常連として本大会に参戦、今年も20人漕ぎ一般と10人漕ぎ
一般に各1チームをエントリー、応援団も含め総勢50名近くの
大所帯となっている。 

私も、この大会の観戦は、今年で5~6年目となるが、
地元チームの多くと顔見知りになって、初めて、その大会の事が
わかってくる・・という感じだろうか。
1回や2回観戦しただけでは、なかなか、その大会の細かい所は
見えてこない。

「メタルスタイリスト福田」チーム。
京都・宇治大会の地元の部の常連チームであり、宇治大会に
留まらず、ドラゴンキッズや、ここ、びわこペーロンにも参戦、
アクティブなチームである。

宇治は10人漕ぎなので、普段は「ブルー」「レッド」の2チーム
でエントリーしている。今日はブルーとレッドを合体させて、
こちらも、20人漕ぎ一般の部に参戦。

匠「イエロー(キッズチームの事)は、今年はどうしました?」
福「すんません、今年はメンバーが集まらなかったんですよ」
匠「ピンクの女子チームと、グリーンのシニアチームは
  まだできませんか? ゴレンジャーを作るのが夢でしたよね?」
福「あはは、よく覚えてますね、まあ、いつか実現したいですね」

地元チームは特定の大会にしか出ない事が殆どであるドラゴン・
ペーロン界においては「メタルスタイリスト福田」のように、
他地区の大会にアクティブに参戦するチームは貴重だ。

しかし、何が災いしたのか、本大会の成績は振るわず・・
準決勝進出を賭けた敗者復活戦「メタルスタイリスト福田」は
途中で蛇行、艇がくるりと向きを変えて、レース復帰不能、
失格となり、あわれ救助艇にレスキューされる事になった。

テントに帰ってきた選手達
福「あ~、格好悪かったでした(汗)、救助艇の人に
  ”初心者でしたら、舵を派遣したのに”と言われて
  しまいました、”ボク達、もう3年もドラゴンやってます”
  とか、恥ずかしくて、とても 言えませんでしたよ」
匠「あはは・・・」
彼らの話が面白くて、何も切り返しができなかった(汗)

まあ、そんな調子で、それぞれのチームで、それぞれの
エピソードがあり、いずれもとても面白いのだが、実際のところ、
チーム数が多く、とても紹介しきれない。

しかし、ブログでは、1つの記事で最大1万文字くらいは
書けるので、まだましだ。最近、ドラゴンやペーロンの取材に
来ている新聞記者さん等と話す機会が多いのだが、彼らは、
ごくごく限られた紙面(誌面)で記事を書かなければならない。
目の前のドラマをいくつも見てきているのにもかかわらず、
それを書くことが出来ないのだ、これは結構ストレスであろう。

ちなみに、本大会は、「びわこ放送」が主催なので、誌面の
代わりに、TV番組で大会の模様が放送される、9月13日に
1時間番組として放送される(された)そうだが、残念ながら
滋賀県地域でしか放送は受信できない。
まあ、だけど、近年は、インターネットで過去番組を配信して
いるTV局も多いので、後で見ることができるかも知れないが。

20人漕ぎ一般に出場する、ご存知、町内会最強チームの
「池の里Lakers!」滋賀県の大会はもとより京都の宇治大会や
大阪の日本選手権にも出場する「ドラゴン専業チーム」だが、
彼らのホームグラウンド大会は、実は、本「びわこペーロン」だ、

今から10年ちょっと前に、地元の、目の前で開催されている
本大会に興味を持ち、町内会で申し合わせて出場した。

その時、まるで、今年の「メタルスタイリスト福田」のように、
真っ直ぐ進めず、ゴールできなかった苦い経験があると聞く。
悔しくて、ずいぶんと練習したようだ、びわこペーロンに留まらず
「スモールドラゴン選手権」の前身となった「びわこスプリント」
にも出た、始まったばかりの「ドラゴンキッズ」大会にも出た、
沢山の敗戦を経験し、入賞すらなかった。口の悪い私からは
7~8年前の当時、「万年4位の池の里」と呼ばれていた。

ますます奮起した彼らは、まず「ドラゴンキッズ」で勝ち始め、
そして、ついに4年前の2011年、本大会で「涙の初優勝」を遂げ、
8年越しの夢をかなえたのであった。(優勝記念DVDまで作った)

しかし、その後「池の里」は、他地区から参戦する国内最強クラス
のチーム達に優勝を阻止され続け、準優勝の連続・・ おまけに、
本大会以外の大会でも同様に準優勝止まりで、またしても、
口の悪い私から「万年2位」と言われてしまう始末(汗)

だが、今年2015年、ちょうど本大会の開催時期に、カナダで
世界大会があり、国内トップクラスのチームは、皆、海外遠征に
行ってしまった。「池の里」にとってみれば、最大のチャンスだ。

だが気合が入りすぎるのも禁物、ここのところの「高島ペーロン」
や「ドラゴンキッズ」の記事で書いているように、「池の里」は
気合が入りすぎると、たいてい優勝を逃してしまうのだ。

その証拠(?)に、予選レース後半で「池の里」のクルーの1人が
パドルを落としてしまう(汗) 強豪チームとしては、堺泉北大会
の決勝で「bp」が膨張式ライフジャケットをレース中に膨らま
してしまったのと同等の珍事であるが、まあ、「池の里」の場合も
パドルが無いからといって、漕ぐのをやめるわけにはいかない、
前後で漕いでいる人とぶつかってしまうからだ、なので、落とした
彼は、皆に合わせて「漕いでいる真似」を続けていたそうだ。

必死に体を前後に動かしている姿は、後で、他のメンバーに
「おたべ人形」(京都の銘菓の宣伝人形で、体を動かしている)
と呼ばれたらしい(汗)

超強豪が居ないと言う、この好条件であるから、滋賀のライバル
「小寺製作所」や「龍人(どらんちゅ)」も虎視眈々と、優勝を
狙ってくるであろう、まさしく「ドラゴンキッズ」の再戦だ。

まあ、けど、今年の「高島ペーロン」で「池の里」は、4年ぶりの
大会優勝を遂げているので、本大会では、気持ちに若干の余裕
もある事であろう。

こちらが、その話題の「龍人(どらんちゅ)」だ。

20人漕ぎ一般、予選1回戦第2レース、
出場するチームは1レーンから「松陽台」(高島ペーロン強豪)
「池の里Lakers!」「不二ドラゴンズ」(=池の里が指導している)
「日立建機ティエラ」(=昨年決勝進出)、「小寺製作所」という、
非常にハイレベルな戦いのレースが行われたのだ。
準決勝進出は1位および2位。3位以下は敗者復活行きだ。

まあ、実のところ強いチームはたとえ3位以下でも敗者復活で
勝ち上がってくるだろうから、心配は要らないのだが、それでも
この顔ぶれの好レースだ、見逃すわけはいかない。

私はスタートの様子を見ようと、スタート地点に移動、
ちょうど、そこに、同様に本レースに興味を持った「龍人」も
多くのメンバーが移動してきて観戦する模様であった。

後ろに居る「龍人」(どらんちゅ)に聞こえるように
匠「これは凄い面子だよね、事実上の決勝戦だなあ・・」
というと、案の定、龍人が
龍「匠さん、オレ達を忘れていませんか・・・」
と後ろから言ってくる。

まあ、それは、その通りになるでしょうね。
「龍人」は、実は、本大会で数年前に優勝経験がある。
けど、それは、花形の20人漕ぎ一般の部ではなく、その年
ちょうど参加チームが少なかった、20人漕ぎ混合の部での話だ。
「龍人」は、その結果に満足しておらず、その優勝は、チーム内
では「無かった事」として、カウントされていないらしい。

また、今年で10年目を迎えた「ドラゴンキッズ」大会では
「龍人」が直接指揮をする「大津スキースポーツ少年団」の
チームは、10回の大会で、強風で途中中止になってしまった
1度を除き、私が記憶している限り、恐らく全ての大会で、優勝
あるいは入賞という驚異的な実績を持っている(ちなみに、勿論、
キッズ大会でのライバルは「小寺」と「池の里」のキッズ軍団だ)

ただ、大人の「龍人」というチーム名においては、私の知る限り、
メジャーな大会で、その「納得のいかない」本びわこペーロンの
優勝を除いて、優勝経験が無いように記憶している。

だから今回は、「池の里」「小寺」と真っ向勝負、の腹づもりで
20人漕ぎ一般の部に参戦している。これに勝てば、文句なしの
「優勝」である事は言うまでも無い。

----
で、実のところ、私の興味は、この20人漕ぎ一般で「龍人」、
「池の里」「小寺」が決勝に残るのは順当として、決勝枠の
他の2チームが何処になるのか?という事であった。

「松陽台」は「高島ペーロン」の強豪なので有力候補であるが、
今のところまだドラゴン艇での漕ぎに慣れていない。
「松陽台」が慣れるには、まだ1年程度かかるだろう。

また、昨年好調であった「日立建機ディエラMIX」あるいは、
その兄弟チームの「ティエラ]あたりは1つの有力候補なのだが、
他はすべて地元の、どちらかと言えばビギナーチームが中心だ、
あえて選ぶとしたら「オプテックス」か「メタルスタイリスト」

しかし、メタルスタイリストは、前述のように蛇行で途中失格して
しまう。ならば、残るは、本記事紹介済みの「志士の会」かまたは、
初出場「シンコーメタルコン」、はたまた、ダークホースの他の
チームとなるか・・まあいずれも優勝は難しいかもしれないが、
「びわこペーロン」の花形カテゴリーの「20人漕ぎ一般の部」で
決勝進出となれば、それだけで非常に名誉な事だと思う。

実は、私は、その、もう1つの決勝出場候補チームを求めて、
朝から、本記事で紹介したようなチームを順に廻っていたのだ。

「日立建機」以外に、どのチームが決勝に残ったとしても、
恐らく「初めて」という事になるであろう、その時、いったい
彼らが、どう思うのか、どう感じるのか、そのあたりがとても
興味のある事であったのだ。それはまさしく「ドラマ」だからだ。

正直言って、そこまで予想して写真を撮っているカメラマンなんて
他の何処を探しても絶対に居ない。他のどんな報道やスポーツ
撮影のプロが来ても無理だ、それは私にだけ許された特権なのだ。

そういう視点で写真を撮っている、ということであるが
「20人漕ぎ一般」以外の注目カテゴリーにも目を向けてみよう、
実は最大注目は「10人漕ぎ混合の部」なのであるが、それを
本記事で書いてしまうと、長くなりすぎてしまう、また別の
記事に譲るとして、他の注目カテゴリーは「女子の部」だ。

女子の部の参加は本年は5チームと少ない、なので、予選→
決勝というレースフローは取れず、「2回戦タイム合計制」と
なっている、今日の各チームの実力から推測するに、レース毎の
順位(タイム)変動は起こりにくい。注目点は何か、と言えば、
ずばり3位までの入賞チーム、という事になる。

「びわにゃん」がランニング練習を始めた、

ご存知、地元琵琶湖の雄「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」の
女子チームだ。昨年の「猪名川大会」では、「びわにゃん」の
名を冠しながらも、メンバー入れ替え有り、のルールで、その実
最終的には「琵琶ドラ」の男子主力メンバーばかりになって
3位相当という好成績を残した事があった。その時、私からは
匠「後で大会の記録だけ見たら、いったいどう説明するの?」
と言われた次第だったが、まあ、今回は純粋な「女子メンバー」
によるエントリーだ。

純粋な女子メンバーと言えば、今から11年位前だったか?
当時「第0回(プレ大会)びわこスプリント」で、確か
「琵琶ドラレディース」というフルメンバー20名の女子
チームが参戦していた記憶がある、当時の琵琶ドラは
そこまでの数の女子選手を抱える大勢力だったのかもしれない、
だが、いずれの女子チームとも同様に、琵琶ドラ女子も、
結婚などで、メンバーの改編期を迎える。しばらくの間
「琵琶ドラ」は、各大会でも「20人漕ぎ(男女)混合の部」への
エントリーが普通な状態で、女子チームを組織する余裕が
無かった。

しかし、数年前から、それまでの20人漕ぎドラゴンに加え
10人漕ぎ(スモール)ドラゴンが普及しはじめる、
ここぞとばかりに編成されたのが琵琶ドラ純血女子チームが
「びわにゃん」であった。

「琵琶ドラレディース」の時代と比べると、だいぶユルい名前で
あるが、空白の10年近くの間、滋賀(彦根)では、ゆるキャラ
の「ひこにゃん」が大ヒットするなどして、まあ、言ってみれば
世相が変わってしまっていたのだ。「びわにゃん」という
チーム名も、今の時代においては、まったく違和感を感じない。

ライバルチームは?といえば、これは正直言えば、女子超強豪の
「スーパードルフィン」や「TEAM 河童」では無い、と思われる、
日本選手権で彼女達に立ち向かっても、やはり歯がたたない。

あえて言えば、大阪の女子混成の「どやさっ!」あるいは
東京の女子混成の「かちどきチアーズ」あたりだろうか?
そして滋賀では、ベテラン女子チーム「SPIRITS CLUB」が
ライバルとして、当てはまることであろう。

こちらが、その「SPITIRS CKUB」
匠「今日はどうですか? 琵琶ドラさんに勝てそう?」
S[どうでしょうかねえ、毎年、勝てそう?と聞かれてますが
  今日も難しいかなあ・・・」
匠「スピリッツさんって、結束力が強い、と言われていますが、
  そもそも何年くらいやっているんですか?」
S「ずーっと、ですよ、ドラゴンだけじゃあないしね、
  ドラゴンでいえば、10数年とか、それくらいかなあ?」
匠「ほう、それは凄い、大阪の”こいさんず”並みですかねえ、
  まあ、それはともかく、優勝目指して、今日も頑張って
  くださいね」
S[はい、がんばります」

そして女子の部での注目は、これら2チームが優勝、2位と
なることは、ほぼ予想できているので、3位が何処になるのか?
という事である、そのあたりも長くなりそうなので、また他の
記事に譲るとしよう。

さて、上にも書いたが、ほんと、きりが無い・・ これでは、
ブログの制限が何万文字あっても一緒だ、それに写真も大変だ、
だいたい、55チームを全て撮影するなんて不可能な話だ。

それに、そもそも、見知らぬチームに声をかけて撮影するなど
10数年ドラゴンを見てきているが、アマ、プロを問わず
それが出来るカメラマンを見たことがない。まあ、報道系の
プロはインタビューとして、チームへの声掛けをする事があるが、
それはビデオであるケースがほぼ全てで、スティルのカメラマン
では報道系でも、それをする人は皆無だ。まあ、これができる事も、
私だけの特権だと思っている。

アマチュアにいたっては、あいもかわらず、無言で、女子選手の
隠し撮りもどきをするカメラマンばかりで、マナーが悪い。
まあ、ごく稀に、私も、そうしたシニアのカメラマンに声をかけ、
ドラゴンやペーロンは、いかに見るべきか、いかに撮るべきかなど、
とくとくと、説明して差し上げるのだが(笑)
私の事を「自分の高価な機材を自慢できる相手ではない」と
気づくと、するすると距離を置いて、いつのまにか居なくなって
しまう事がほとんどだ(汗)

---
・・はあ、文字数が無いというのに、また余談になってしまった。
ドラゴン(ペーロン)の世界に戻ろう。

ドラゴンキッズの記事で、少し紹介した「琵琶ドラ」の外国人選手。
「なんだか気に入られたみたいだ」と記事に書いたが、案の定
彼、E氏いわく・・
E「ボクの友人のカメラマンだよ」と、他の選手達にも
紹介している、まあ、それはそれとして、彼のことはまだ良く
知らないので、私からも質問してみよう、ちなみに、彼はやはり
日本語はまだ上手く話せない模様で、以下の会話は英語となる。

匠「びわこ放送に勤めているの?」
E「いや、京都にあるXXXという企業だよ、エンジニアだ
  その会社のヨーロッパの支店で18年働いていたけど、
  日本に転勤になった、日本はまだ1年ちょっとかな」
匠「その会社、良く知っているよ、PLC(プログラマブル
  ロジック・コントローラ)を家に3台ほど持っているよ、
  PLCのプログラムは独学で勉強したから組めるよ」
E「Really ? (マジかよ?)それは趣味でやっているのかい?」
匠「まあ、趣味というより技術実験だな、センサーをつないでね
  でもPLCのプログラミングは、C++言語などと違って
  独特の文化だから最初は大変だった」
E「そうでもないだろう?カウンターがあって、ゲートがあって・・
  ラダープログラミングはそんなに難しくないぞ」
匠「ちゃんと勉強すればね、でも、手探りの独学ではやはり難しい」
E[びっくりしたなあ、ただのカメラマンかと思っていたよ」
匠「で、日本に来て日が浅いらしいけど、今、何歳なんだよ?」
E「29だよ」
匠「うそつけ、さっき、18年働いていたと言ったじゃあないか、
  だったら、11歳からその大企業で働いていたのか?(笑)」
E「あはは、バレたか」
匠「そもそも、英語圏の名前じゃあないな」
E「わかる? うん、オランダだよ」
匠「なるほどねえ・・ 私も何度か行ったことある国だ、
  色々とクセのある国だよね」
E「あはは、良く知ってそうだな」

ということで、すっかり仲良くなり、その後、メールを交わす
ようにもなった、まあ、外国の方はコミュニケーション的に、
日本で結構大変な思いをしている事も多いので、少しでも
それをまぎらわせれば、と思っている。それに、こちらとしても
普段の生活では滅多に使わない英語の練習にもなる。
決まりきった挨拶会話など、何度やっても意味はない、英会話の
練習は、こうした日常の世間話などが一番効果的だと思うのだ。

なお、一番良いのは外国人の恋人を持つことだ、急速に上達する。
ただ、その手段で、例えば日本人女性が、英語を習得したとして、
彼女の話す英語は、その恋人男性の人柄などが出てしまうのだ、
一例を挙げれば、会話のふしぶしに、You know? を連発するなど・・
それは、ちょっと”お里が知れてしまう”ようにも思えるが。

---
しかし、今日も暑いね、暑さは峠を越えたとはいえ、あいかわらず
の、30度越えの真夏日の毎日だ、熱中症対策で、この日は10本
ほどのペットボトルの水を飲む、5リットルにもなるが、まあ、
ドラゴン撮影ではこれが私の標準的な水分摂取量だ。
それでもトイレに行くことは無い、すべて汗となってしまうのだ。

加えて、びわこペーロンは、どちらかといえばお祭り的な要素も
多い大会なので、各チームのテントに行くと、焼肉やら、かき氷
やらの設備がある事が多い、ちなみに、勿論飲酒は厳禁だ。
まあ、代わりに「かき氷」は人気のアイテムらしく、今日は
朝から「小寺製作所」で1杯いただき、さらに「龍人」でも
1杯いただく。

こちらは「龍人」バージョンだ、ここはとても本格的で、
電動カキ氷機と、ポータブルガソリン式発電機を持ち込んで
いる。「いちご+練乳」の山盛りをいだだき、大満足。
「龍人」さん、「小寺製作所」さん、ご馳走さまでした!

さて、さすがもう文字数が限界だ、以降は、中篇に続く・・

Viewing all articles
Browse latest Browse all 791

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>