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【熱い季節2016】第6回ツナカップ(前編)

2016年10月9日(日)、静岡市清水区の「エスパスルドリームプラザ」
前の清水港で行われた「清水港マグロ祭り静岡県ドラゴンボート
第6回ツナカップ」(以降、ツナカップ)の模様より、前編。

さて、「おもてなし大会」として、参加選手達の満足度の極めて高い
大会である。超人気の大会であり、エントリーするだけでも大変だ。

今回から3回の予定で、大会の模様を紹介していこう。

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大会当日はあいにくの雨模様、
写真は静岡最強チーム「海猿火組」のテントである。

まだ開会式まで1時間近くも前の時間なのだが、既に準備万端。
何故ならば、彼等は本大会の運営に深く関わる、おもてなし側で
あるからだ。

本大会の開始当初は、静岡最強チームとしての「勝ち」にも拘って
いた様子だったが、前記事でも書いたように、本大会が「おもてなし」
をコンセプトとするようになってからは、運営側として注力、
よって優勝も無いのだが、それはむしろ褒めるべき点だ。

ドラゴンボートは勝つ事だけが目的ではない、むしろ県外の遠方
から参加して下さる多数のチームに、満足して帰っていただく事が、
今の彼等にとっての、最高の喜びなのだ。 

で、この点も何度も書いているように、本ツナカップにおいては、
「地元参加チームより県外参加チームの数が多い日本で唯一の大会」
なのである。

この全国でも類を見ない優良な大会について、本連載記事において
その魅力を伝えていくことにしよう。
なので、通常の大会観戦記事での、各カテゴリーでの戦績を中心とした
内容よりも、チーム紹介や大会の雰囲気等に重きを置いて書いていく
事にする。

写真はJDBA(日本協会)のWEBサイトにもアップされているが、
他の大会アルバムの写真とは少しテイストが異なり、レースそのもの
よりも、むしろ大会の雰囲気が伝わるような写真をセレクトしている。
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さて、開会式、静岡県協会の会長のM氏のご挨拶。
M氏は議員さんで、お忙しい方なので、開会式のみの参加だ。

しかし、静岡県(等)でドラゴンボート大会を実施するには、各種の
許可は勿論、様々な政治的な内容もからんでくる、そういう点では
政治家さんの存在はとても重要だ。静岡県でもう1つ行われている
「御前崎大会」も「御前崎市長杯」と副題がついていて、市長さんの
全面的協力を得て実現している訳だ。
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次いで、大会の実行委員長であるI氏より、コースやルールなどの
説明がある。

ここで本大会のレギュレーションを紹介しておこう。

レース長は150m
ドリプラ前のマリーナ(ヨットハーバー)の船溜まりであるから、
ちょっと狭いので、ヨットや岸壁に衝突しないように注意が必要だ。

レースは2艘建て、前記事でも説明したが、カテゴリー無視の
バトル・ロワイヤル方式である。

・・とは言え、2回戦タイム合計制は、カテゴリー毎に行われる。
各カテゴリーで合計タイム上位の1位と2位が「決勝戦」を行い、
3位と4位が「3位決定戦」を行う。

4位迄に入れなかったら、その時点で終わりだし、3位決定戦に
敗れたら入賞も逃してしまうのだが・・
全レース終了後に、各チームに賞品は準備されているし、その他にも
全員のジャンケン大会で、残りの賞品を取り合うイベントもあるので、
チームが上位に入れなかったと言って慌てて撤収したら損だ。

カテゴリーは「チャレンジ」「混合」「チャンピオン」の3つであり、
バランスの良い実力別カテゴリー分け制度だ。

このあたりは、本ツナカップ大会や「御前崎大会」で色々試行錯誤して
きていて、結局、このカテゴリー分けが、競技指向と、大会参加障壁の
解消にバランスが良い、という結論に落ち着いてきている。
他大会に比べても先進的な方式であり、大いに参考にするべきだと思う。
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選手宣誓。こちらは、地元「中電龍舟」の選手だ。

昨日、第一レースを「マグロの一本釣り」ゲームで引き当てたので
この役割を担う事になった。

「中電龍舟」は、昨年の本大会で、大阪の「関空飛龍」(+河童)の
チームに超僅差で破れ準優勝となって悔しい思いをしているので、
本大会の初優勝を狙っている。

ただ、今年の戦績としては既に横浜大会でチーム単独優勝を果たして
いる(注:昨年は、静岡の混成チームとして参加して優勝している)

中「メジャーな大会で勝ちたいです」
匠「そうですね、確か入賞は何度かあるけど、優勝は横浜の1回
  だけでしたね、しかも、あまり強豪チームが居ないカテゴリー
  でしたかね・・(汗) だとすると、今日あたりは、まず勝って
  おきたい所でしょうね」
中「はい、昨年は2位だったので、今年はリベンジです」
匠「でも、今回も愛知や東京、大阪から強豪チームが来ていますので、
  油断は禁物ですよ。それと、もし勝っても、チャレンジの部では
  あまり自慢も出来ないので、上位カテゴリーで勝たなくちゃ!」
中「あはは・・ 頑張ります」

次いで、優勝カップの返還式があったのだが、何故か昨年優勝の
「bp」の選手達の姿が見えない。

大会本部から呼び出しがかかる
本「bpさ~ん、いらっしゃいませんか?
  あれ、昨夜は確かに居たのですけどねえ、一緒に飲みましたし」

代わりに「中電龍舟」の選手が、カップを返還する。
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さて、次は、静岡恒例の「地獄のエアロビ」の時間だ。

東京の「Bon Oyage」チームのドラマーの選手の女性で、現役の
エアロビ・インストラクターの方だ、静岡の各大会での準備運動を
担当し、朝から二日酔い等で元気が無い(笑)選手達が、ヘトヘトに
なるまでのハードな運動を行う。

かけている音楽は、ピンクレディーの往年のヒット曲をメドレーに
アレンジした速めのテンポのダンス曲。
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地元「中電龍舟」や「鈴与龍舟」の選手達は、毎回の事なので
慣れている。

でも、今年初参加の大阪等のチームの選手達は舐めてかかったら
いけない、このエアロビは、長い時で15分間も続くのだ(!)

まあ、初参加チームも無事エアロビをこなし、第一レース開始は、
午前9時を予定している。

これは遠方からの参加を踏まえ、小規模大会にしては、やや早めの
開始時刻となっている、午後3時~4時には大会を終了させて、
後は、その日のうちに各地に帰宅するも良し、あるいは、毎年大会日は、
3連休の中日である事で、後泊して静岡観光をしてもらうのも良し、
という配慮からである。
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「bp」がやっと会場に到着した。

匠「あれ? 遅かったですね」
b「実は、会場を間違えてしまったのです(汗)
  昨年と同じ会場だと思って、清水駅前の(江尻)港に行ったら、
  ブイも何も設置されていなくて、焦りました。
  調べたら、こっち(ドリプラ)でやると聞いて、慌てて・・・」
匠「ありゃりゃ・・ ちゃんと伝えておけば良かったですね、
  でも、昨夜の到着も皆さん遅かったみたいなので・・
  まあでも、まだレースは始まってませんし、”bp”さんの
  出番までは時間があるので、どうぞごゆっくり」

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さて、ここからは時系列は気にせず、ランダムにチームや選手達の
模様を伝えていく事にしよう。
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本大会の最大注目チーム「芦屋人」(あしやんちゅう)である。

ツナカップの参加チームが決定した時「芦屋」という名前から想像
できるチームは「関西龍舟」と「Team BANANA」の2つがあった、
関空大会の際に、それぞれに聞いてみたら結局「関西龍舟」である
事が判明、勿論、通称「関ドラ」として、関西を中心とした各大会で
優勝・入賞多数の実績を持つ超強豪チームである。

静岡への遠征は初なのであるが、勿論、初参加・初優勝を狙っている。

毎年、各大会で必ず優勝をしている「関ドラ」の今年の戦績だが、
意外な事に優勝に恵まれていない。日本選手権は3位であったし、
関空(KIX)も2位だった。

まあ、本大会は優勝できるとは思うが、混合カテゴリーには、
本大会2連覇中の「IHI瑞龍丸」や、東京の強豪「Bon Oyage」
も居るので、気が抜けない戦いとなるであろう。
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手前、大阪の「打艇龍舟倶楽部」、奥は地元「鈴与龍舟」

「打艇」は、今回は1チーム分強の参戦であり、余ったメンバーは
「どやめきツナイト」という大阪混成チームを編成している。

「打艇」の今年の戦績は、福井の「九頭竜大会」で3位がある。
(過去、同大会2連覇) 遠征に強いのは近畿圏の大会での運営
スタッフとしての負担が無い事などからかも知れない。

ちなみに、「打艇」には、元「鈴与龍舟」のメンバーが参加している、
これは大阪に転勤した事からなのだが、その縁もあって今回ツナカップ
に初参加だ。メンバー達は、ずいぶん前から本大会を楽しみにしていて、
9月の大会とかの時でも、ツナカップの話題が色々と出ていた。

「打艇」は、MCのスナオさんの所に呼ばれ、色々とインタビューに
答えていた、遠征なのに、トレードマークの「ダチョウのぬいぐるみ」
を持ってきているところがなかなか凄い。
ちなみに、それは十数年前の「楽打艇(らくだちょう)」チーム時代
からのマスコットであるが「定期的に洗濯しています」との事である。

奥の「鈴与龍舟」は、2艇のダブルエントリーであるが、同チームは
大会運営が主体となっていて、レースに出るのはビギナーばかりである。

どうやら、地元の超大企業「鈴与」での、部署間対抗のような感じと
なっているみたいで、何々専務派とか、派閥もある様子で(汗)
お互い「あっちの鈴与チームには負けない」とライバル心がある。

だが、上写真の「鈴与龍舟」は、第1回戦は 1分4秒と振るわない、
(ちなみに「打艇」は、57秒だ)
後で紹介するが、もう1つの「鈴与龍舟MIX」のタイムと比較して
みたいと思う。
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東京からエントリーの「チーム☆ニライカナイ」の美人鼓手。

今年の「日本選手権」にも参戦していて、その観戦記事でもちょっと
紹介したが、「ニライカナイ」というのは沖縄の言葉で「理想郷」
という意味である。
シンガポールで知り合い、結成されたチームであるという珍しい
出自のチームだ。「居酒屋チーム」と自らを呼んでいる。

日本選手権では残念ながら予選敗退となってしまったのだが、
本ツナカップでは、第3回大会で3位入賞の実績がある。
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写真手前は「ニライカナイ」のレースの模様。

こちらは第2回戦の写真なので、上写真とはドラマーの女性が
ポジションチェンジをしている。

4年ぶりの出場と言われていたが、恐らく3年ぶりであろう、
タイムは57秒であるが、チャレンジのカテゴリーなので、まずまず
の感じで、うまくすると3位決定戦に出られそうだ。

ちなみに、写真奥は「INO-G」だ、
過去「村田Black」の名前で本大会で2連覇をしている。
昨年の本大会では「bp」に負けてしまったので、今年はメンバーを
ちょっと強化してリベンジを狙っている。
「INO-G」の活躍については、続く記事で紹介していくとしよう。
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こちらは決勝審判、すなわちタイムを計測する役割だ。
3人が斜めになっているのは、コースが斜めであり、これでゴールに
対してぴったりの角度だからだ。

沢山並んでいるヨットの隙間からなので、ちょっと見え難い様子だ。
1、2レーンの各専属のタイム計測員が居て、3人目は予備である、
もし1、2のいずれかがタイムを取りそこなった場合に、3人目の
ストップウォッチを参照するのだ。また、正確なスタートタイミングは
3人目の方がスタート審判艇からの無線で確認する。

彼等とも少し話しをしたが、
計「責任重大です」
と言っていた。

まあ、確かに計測しそこなったら大変なので、責任のあるポジション
であろう、長時間の重責、ご苦労様でした。
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東京のチーム「CICライジングスター」の女子選手と、そのお母様。
わざわざ東京から応援に来ていただいたのだろうか? それか、
この近くに在住という事だったかな? 詳しくは聞きそびれた。

C「(母娘)似ているでしょう?」
と言ってたのだが、確かにまあ・・・
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こちらの手前の艇が、その「CIC RISING STAR」だ。

ツナカップの常連チームであり、昨年の本大会では、混合の部で
3位に入賞しているので、今年はもう1つ上を目指したい所だろうが、
今年は強豪チームが多いので、少々苦戦しそうだ。

確か、今年の「日本選手権」にも出場していたと思うが「
CIC」の名前ではなく東京の混成チームだったかも知れない。
「ライジングスター」は、漫画「のだめカンタービレ」からなのか?
と思って以前聞いてみたが、ご存知無い模様、独自の命名であろう。
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「勝どきCHEERS!」のTシャツを着ている彼女は、今回は混合の部の
「Bon Oyage」のメンバーとしての参戦。

本大会の第3回(3年前)では、女子の部があって、そこで
「KACHIDOKI CHEERS」として優勝している。

「最近は、”かちどき”として活動していないの?」と聞いてみると
なかなか中心となる人物が居なくて難しいらしい。

近年の東京地区のチームは流動的な要素が多々ある模様だが、
その主な理由は、首都東京におけるビジネスシーンの変遷が激しく、
ドラゴンの選手達にも、仕事上・生活上の変化が大きい事があると
思われる。すなわち仕事上では転勤や転職が発生しやすく、
生活上でも結婚や転居などが起こるからだ。
そういう点では、関西のチームの選手達の方が、比較的安定していて
メンバーの変化が起こりにくい、ただ、メンバーの活性化という面から
言えば、両者良し悪しあって、そのあたりはなんとも言い難い。

勝「東京地区の女子メンバーを再編して、日本選手権等にも
  女子チームで出場したい」
とも言っていた。
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地元静岡の「鈴与龍舟」、2チームをダブルエントリーしているが、
いずれも新人選手が中心なので、どちらのチームかは見分け難い。

こちらのドラマーも美人選手だが、かつて「鈴与龍舟」には、
「鈴与のマドンナ」と呼ばれた美人鼓手が居た。

彼女が居た頃の「鈴与龍舟」は、結構、競技指向が強いチームであり、
「御前崎大会」や、このツナカップの初回大会等で入賞等の好成績を
上げていた。「鈴与のマドンナ」はその後結婚して神戸に移り住んで
いると聞いている、数年前に一度京都の宇治大会にドラマーとして
飛び入り参加していただいたが、その後はお会いしていない。

「美人鼓手が居るチームは強い」という公式も成り立つように思えて
ならない、男性の漕手達のモチベーションに影響があるかも知れない
からだ。ただ、残念ながら、その期間は長く続かない、たいていの
「美人鼓手」は結婚して早く引退してしまう事が多いからだ。

現在の「鈴与龍舟」も、大企業だけあって、依然、美人選手が多い。
ただ、特に本大会においては、あくまで「おもてなし側」としての
立場である、レースの戦績は二の次という感じでもある。

ちなみに、大企業「鈴与」の本社は、この「ドリプラ」のすぐ裏手に
ある模様だ、物流から、海運、建設、食品、航空、娯楽等、ありと
あらゆる産業を手掛け、静岡・清水では知らない人が居ないくらいの
老舗大企業であるのに、小さい本社だ、と言われるそうだが、まあ、
大きな本社ビルであるから大企業だ、と言う訳でも無いし、たとえば
関西圏の大きなチェーン店舗の社長さんの家でも驚く程小さいという
事もあったりする。つまりは倹約すべきところをちゃんと抑えている
からビジネスも成功するという事も言えるのだろうと思う。
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こちらは、神奈川から参加の「濱龍」チームだ。

通常「横浜協会」とも言われているが、それを正確に言えば
「NPO法人 横浜国際ドラゴンボート協会」という名称で、
すなわち各地の協会のように地区のチームを統括するというよりは、
主に毎年6月の「横濱ドラゴンボートレース」を運営する為の協会だ。

そこからの有志がチームを編成し、本ツナカップ大会や、御前崎大会、
時には関空(KIX)大会等の関西圏の大会にも遠征参戦する事がある。

ツナカップ大会は確か皆勤賞であり、最高戦績は第3回大会の
3位であった。

濱「一度は優勝したい」
と言ってはいるのだが、ツナカップも初期の頃とは異なって来ており、
毎年どんどんと強豪チームが集まるようになってきているので、
なかなか苦しい状況であろう。

ちなみに、「濱龍」には、カメラの上級マニアの選手が居て、毎年
かなり特殊なカメラを持ってきて、私に見せびらかす(笑)のだが、
数日前に
濱「今年は仕事の都合で、残念ながら行けません~」
とメールを貰っていた。
また珍しいカメラを仕入れてきて貰って、次の機会にお会いしましょう。
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こちらは大阪から参戦の「どやめきツナイト」

「打艇」「風」「いっとこ」など大阪の様々なチームの混成による
編成である。

本大会は相当に楽しみにしていた模様で、わざわざ「TUNA」の名前と
マグロのイラストの入ったTシャツユニフォームを新調しての参戦だ。

「どやめき」の"どや"は、彼女達が良く使う混成チーム名「どやさっ!」
を基調にしていて、「ツナイト」は、本来「トゥナイト」であるのを
"ツナ"に掛けているのであろう。

でも、私は、このチーム名の語源が何であるかは予想がついていた。

匠「このチーム名、”ときめきトゥナイト”でしょう?」
ど「あれっ? バレましたか、さすが匠さん」
匠「少女漫画は沢山読んでいるからね(笑)」

「ときめきトゥナイト」とは、1980年代~1990年代くらいの
少女漫画だ、近年また続編が出ている様子もある。
TVアニメもあったみたいだが、残念ながら見た記憶が無い。
確か、主人公は魔界から来た少女で、様々な特殊能力を持っていて、
現代の日常生活の中でドタバタを起こすという話だったと思う。

何故こんな少女漫画を知っているか?と言うと、私には歳の離れた
妹が居て、妹が小さかったころ、良く本屋さんに連れて行った。
「妹さんに漫画本を買ってあげる優しい兄貴」を装いながらも、
本当は自分が少女漫画を読みたいのだ(汗)

家に帰ると「どっちが先に読むか?」と、妹と漫画の取り合いになる。
こうして、単行本で数百冊、いや、1000冊に近いものがあったかも
知れない。
大きな本棚が様々な時代の名作少女漫画でいっぱいになる程、
読み漁っていたのであった。

ちなみに、少年漫画は学生時代の友人にマニアが居て、万の単位で
単行本漫画を揃えていた、その友人宅に毎週のように通って、時には
泊り込んで、およそ数千冊は読破したと思う、なので自分では買う必要が
無かったのだ(笑)少女漫画はその友人は集めてなかったので、やむなく
妹をダシにして自分で揃えたという訳だ。

そして、今でも買い続けている少女漫画は「NANA」と「ガラスの仮面」だ。
これらは開始から何十年たっても終わらないので読み続けるしか無い(汗)

さて、「どやめきツナイト」は、チャレンジの部では、なかなか好調の
模様だ、この分だと勝ち上がって3位決定戦に行けるかも知れない。
先の「打艇龍舟」の話と同様、大阪混成チームは遠征に強く、滋賀県の
大会でも好成績を上げることがある、大会運営の負担が無いからだろう。

ただ、大阪混成チームが「フォッサマグナを越える遠征」をするのは
極めて珍しく、もしかすると初めてかも知れない。
そういう意味では彼等彼女達は、もう昨日の前夜祭から本日にかけても
十分に楽しんでいる、後はこれで結果(入賞)がついてくれば、
さらに嬉しい事であろう。

まあでも、私からすれば、どのチームもたいてい顔見知りであるから、
どのチームにも勝たせてあげたい、そのあたり複雑な心境であるが、
まあ結果を見守る事にしようか・・
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こちらは「IHI瑞龍丸」
東京からのチームという事だが、その練習拠点は埼玉県である、
本大会には3度目の出場であり、昨年の混合の部では優勝、一昨年は
台風中止であったが、その前の第3回も混合の部で優勝と、実質的に
参加した年には優勝で、2連覇している強豪チームである。

「IHI」は、ご存知企業チームであり、「IHI相生」とともに、
東西のIHIチームとして、ドラゴン・ペーロン界では有名である。
特に「IHIがペーロンを各地に広めた」という話もあって、本競技の
元祖のような存在である。

先般の滋賀県の「1000m大会」の記事では、「IHI相生」が3連覇を
達成した、と書いた、その大会の時に相生の選手達と以下のように
話をしていた。
匠「10月に静岡で行われるツナカップでは、”IHI瑞龍丸”さんが
  連覇中ですよ、今年は当然3連覇を目指していると思います、」
相「ああ、瑞穂(注:IHI瑞穂工場の意味)から聞いております、
  是非頑張って3連覇して欲しいですね」

本大会においては、その話を「IHI瑞龍丸」に伝えた。
匠「"IHI相生"さんから、3連覇目指してくださいとの事です」
瑞「そうですね、我々もがんばらなくっちゃ」

匠「そうそう、”瑞龍丸”さんの練習拠点の名栗湖ですけどね、
  ”小学校のころにサイクリングに行った”と話しましたよね、
  あれ、自宅から数十kmもありましたよ、よく覚えてないけど
  だいぶ疲れたと思います」
瑞「あはは、大変でしたね。名栗湖のあたりは坂もきついのですよ、
  練習場に行くだけでも、階段を沢山上り下りするとか」

匠「大会とかはできないのですか?」
瑞「ちょっと無理でしょうね、艇も古いのが1艇あるだけだし」
匠「INO-Gさんのところでは?」
瑞「ああ、あちらの方が良い環境ですよ、埼玉大会、やりたいですね」
匠「私も、ずいぶんと埼玉には行っていないので、その際は是非」

そういえば埼玉に行ったのは、10年程前、中学校の美人同級生
「憧れのマドンナ」(独身)との、川越デートが最後だ(汗)

「IHI瑞龍丸」の今回の予選タイムは悪くないが、混合の部においては
超強豪の「芦屋人」(関西龍舟)に数秒の差をつけられてしまっている。
決勝に進めるか否か?予選2回戦次第という感じもあるが、今回は
優勝はやや厳しいかも知れない。
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本記事のラストは「鈴与龍舟」の美人選手二人。

ダブルエントリーの「鈴与龍舟」の予選タイムであるが。
混合の部「鈴与龍舟MIX」は58秒
チャレンジの部「鈴与龍舟」は1分4秒、
残念ながら、どちらのチームもカテゴリー最下位である(汗)

まあでも、前述のように、彼女達は今回はホストチームであるから
戦績は二の次だ、各地から参戦のチームに楽しんで貰えれば良い
という訳である、そして実際の所は彼女達も、自分達の勤める会社の
すぐ前の場所で行われている、この「非日常」のドラゴン大会と言う
イベントに、結構楽しんで参加している模様だ。

まあ、皆が楽しんでくれれば一番良い訳だ・・

実際の本大会は、今年の例を見れば、結構ハイレベルな強豪チームが
集まってきていて、正直「選手権クラス」と言っても過言では無い。
けど、各選手権大会で見られるような緊張した面持ちは、各選手には
まったく見られない、どんな強豪チームであっても、本当に楽しそうに
本大会を満喫しているのだ。
だが、完全に遊び、という訳ではない、楽しさの裏に、ちゃんとした
「競技指向」の要素も存在しているのだ。

このあたりもまた「選手満足度が日本一の大会」と言われている所以で
あろう。

さて、記事文字数がもう限界だ、引き続き中編でも、本大会の楽しさを
伝えていくとしよう。

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