
京都・宇治川を練習拠点としている、ドラゴンボート強豪
チーム「すいすい丸」による、一般者向けの「体験乗船会」
の話である。
なお、本ブログのドラゴンボート系の記事においては、
滅多に特定のチームのみの紹介をする事は無く、そういう
例は、過去においても数回程度に留まると思う。
まあ「ウチのチームを紹介してくださいよ」という頼みは
いくらでもあるが、それを受けていたらキリが無いからだ。
そういう場合は「活躍すれば、自然にそうなりますよ」と
いつも答えている。
今回の記事は、「すいすい丸」が自主的に行ったイベントの
見学である。まあ、こういう状況であれば、特定のチームの
記事となるのは不自然では無い訳だ。

チームであるが・・
「すいすい丸」は、京都府南部では希少なドラゴンボート専業
チームである。他に、この地区には、準専業の企業チームの
「メタルスタイリスト福田」が居るが、常時ドラゴンの活動を
しているのは、この2チームのみである。
また、地元で行われる「宇治大会」(正式名:宇治・源平・
龍舟祭)では「市内の部」(実質的なビギナー向けカテゴリー)
において、そこには地元の強豪チームがいくつか居るのだが、
それらのチームは、毎年、宇治大会のみ1度の参戦であり、
日常的なドラゴンの活動は、されていないと思う。
「せっかく強いのに、ちょっと勿体無い」と思い、それらの地元
強豪チームには「すいすい丸等と一緒に練習をしたらどうか?」
という提案を何度かしたのだが、まあ、一時的に、そうした
活動が行われても、なかなか日常的な練習等の状況にはなり難い
模様である。それぞれのチームや選手には個々にライフスタイル
がある訳だし、「専業」として活動する事は、敷居は結構高い。

なのか? という話だが・・
まず、チームのベースは「京都工場保健会」という医療系団体
であり、こちらは会社員等に向けた「人間ドック・健康診断」
等の医療診断業務を行っている。ただし、近年では人脈の
繋がりにより、消防士や看護師のメンバーも増えてきている
模様であり、京都工場保険会のみが主体では無いと聞く。
京都に勤める会社員などでは、年に1度等の健康診断に、この
「京都工場保健会」の関連施設(京都に数箇所ある)に予約を
入れて健診に行く場合も良くあるだろう。
この「すいすい丸」は、京都宇治市の宇治川(中の島 or
塔の島)を主な練習拠点としている。
(下写真は練習日の模様、エフェクト機能を使用)

「すいすい丸」を始め、多くの「京都工場保健会」の関係者が
「市内の部」などに出場している。チーム名にも、人間ドック
や健康診断、という名前が付く場合も多い。
それから、「すいすい丸」自身も、10人漕ぎの大会などに
2チームを「ダブルエントリー」する際に「すいすい丸工場」
と「すいすい丸トレイン」という名前を使う場合が多い。
これの意味は、以前聞いてみた。
匠「すいすい丸工場の、”工場”とは、京都工場保険会
の意味なのですか? すると”トレイン”とは??」
す「いや、それがですね、”工場”も”トレイン”も
”ケツメイシ”の曲のタイトルから取ったのです」
・・なるほど、確かに「ケツメイシ工場」と「トレイン」
という曲が存在する、いずれも2007年に発表された楽曲だ。
いくつかのCM等にも使われていた曲なので、聞いた事の
ある人も多いであろう。
で、「すいすい丸」が、それらの名称を使い始めたのは、
ここ数年程度だと思うので、曲が流行していた時期では無い、
おそらくはメンバーの中に熱心なファンが居るのだろう。

いくつかある「京都工場保険会」の健診センターが、皆
休診日になってしまう。この点も、すいすい丸に聞いてみた。
匠「宇治大会の時は、京都工場保険会は、皆、休みにして
大会を優先していただいて、ありがとうございます。」
す「え? そうなんですか? う~ん、日曜なのでたまたま
ではないでしょうか?」
まあ、メンバーとは言え、様々な関連施設の状況までは
把握していないかも知れないし、それに前述のようにチームの
選手全員が京都工場保健会の社員という訳でも無く、他業種の
選手も増えてきている。
あるいは、ドラゴンをやっていて仕事をしない、と思われる
のも嫌かも知れないが・・
匠「でもまあ、健診センターは、急患が来るような施設では
無いし、日曜日に健康診断に行く会社員も少ないだろうし
全然問題無いですよ。むしろ、休日なのに、社員の皆が
イベントに参加していただけれる方がありがたいです」
す「一応、日曜日に開けている健診センターもありますよ」
という事で、時間の無いサラリーマン等は、日曜でも健康診断
が出来る模様である、「宇治大会」の日以外に是非(笑)
さて、では何故彼らがドラゴンボートを始めたのか?
という事だが、すいすい丸の団旗には「東大路」「姉小路」
等の京都の地名(道路名)が書かれている。
これについて聞いてみると・・
匠「この、旗に書かれている「姉小路」とかは?」
す「ああ、これは、久美浜大会に出る場合のチーム名なの
です、我々は元々、久美浜がホーム大会なのですよ」
なるほど・・
通称「久美浜大会」すなわち、正式名称「京丹後市ドラゴン
カヌー選手権大会~メロンカップ」は、毎年7月下旬または
8月上旬に、京都府北部の京丹後市、久美浜湾で行われて
いるドラゴン系ローカル大会だ。
私は残念ながら未観戦の大会だ、まあ、遠方であるのと、
たいていその時期は他の大会に被ってしまうからだが、
久美浜大会も人気大会であり、いくつかのドラゴン専業
チームが常連として参戦している。
その中でも「すいすい丸」は強豪の類のチームであり、
2018年の戦績は、女子の部で「すいすい丸ANEKOJI」が優勝。
男子の部の「すいすい丸西大路」が3位入賞である。
まあ、毎年、そのあたりの順位の優秀な戦績の模様だ。
この大会には、ドラゴン専業では「Team BANANA」や
「Rスポーツマンクラブ」も良くエントリーしているし、
相生ペーロン系でも「南風(なんぷう)」や「セピア」
といった「Ⅰ部」の強豪チームが参戦している模様だ。
また、同大会好順位の「SEIRYU」(西龍)というチームも、
十数年前にはドラゴン系の大会に少し参戦していたように
記憶している。
確か鳥取系チームであり、昔から「鳥取の金龍(隊)、西龍」
のように、古豪として知られているチームだ。しかし十数年
も見ていないので、現在どのようなメンバーで、どんな活動
をしているのかは、私は良く知らない。鳥取系という事で、
東郷湖大会(これも未観戦)では、「しげる」や「加藤家」
「bp」などと毎年争っていると思う。
さて、その久美浜大会では、「すいすい丸」は毎年好成績
と書いたが、他のドラゴン系大会でも、「すいすい丸」は
強い。

戦績を振り返ってみよう。
7月:日本選手権:混合の部、B優勝
8月:久美浜大会:女子優勝、男子3位
8月:びわこペーロン:20人漕ぎ一般、3位
10月:スモール選手権:混合の部、3位
思っていたよりも参戦数が少ないが、まあ、主要な大会
には確実にエントリーしている感じだ。(他にも地方大会
にも参戦していたと聞くが、未観戦につき詳細不明だ)
昨年の「日本選手権」では決勝に進出しているし、まあ、
そのクラスの「選手権」大会で、決勝に進出できるので
あれば、一流の強豪チームだ。
さらに、そこで常に入賞、あるいは優勝できるならば、
もう「超強豪チーム」である。
「すいすい丸」の位置づけは、現在、超強豪になるまで、
あと一歩という感じだ。
まあ、当面の「すいすい丸」の目標は「選手権大会優勝」
との事だ。今年「スモール選手権」で入賞しているので、
まさしく、あと一歩という状況だろう。
で、宇治大会(例年5月に開催)は、今年は会場の洪水対策
工事の都合で中止になってしまっている。その大会でも
地元の利、・・というか、現在の彼らの「ホーム大会」で
あるから「すいすい丸(軍団)」は毎年大活躍している。
(注:各チームには、出自に関連がある「ホーム大会」が
あり、そこで良い結果を出す為に、焦点を合わせて練習等
を積んでくるから、必然的に好成績となる場合が多い)

スポンサー企業が付いたチームである事だ。
宇治川沿いの観光茶屋である「喜撰茶屋」が、スポンサー
となっている。全国的に見ても、ドラゴンのチームに
スポンサーが付くケースは極めて少ない。
そして、こういう事が、だんだんと増えていけば、将来的
に(悲願である)「ドラゴン競技のプロスポーツ化」にも
繋がっていくであろう。

「体験乗船会」の模様である。
これは、上の方のチラシの写真のように、2018年11月11日
(日)に京都府宇治市、中の島(通称:塔の島)にて
行われた。
ドラゴンボート宇治大会の会場と同じ場所である。

昼間は暑いくらいなので、半袖でも十分であった。
南米の方で「エルニーニョ現象」が発生している、と
ニュースで聞いていたが、それの影響なのかどうかは
良くわからない、まあ、今年は異常気象が続いたので、
もうこれくらいでは驚かないが・・
それと、この暑さが原因だとは思い難いが、今回の
撮影中、カメラに入っていたSDカードが故障してしまい、
途中で再生も撮影も不能になってしまった(汗)
予備のSDカードを持っていたので、それと交換して
撮影を継続したが、故障したカードは、自宅で数種類の
復元方法を試したが、もう何をやっても読み出す事が
出来なかった。ハード的に破壊されているような雰囲気だ。
それで、体験会の望遠撮影での8割、およそ1000枚の
写真が消滅してしまった事になる(泣)
まあ、私は「技術」には詳しいので、無茶な使用法を
した訳でもないし、復旧の方法論も色々知ってはいるが
偶然の「物理的故障」では、もうやむを得ない。
20年以上もデジタルカメラを使っていて、何十台もの
カメラで百万枚も撮影をしていれば、故障に当たる
確率も当然高くなる。かつて何度か、記録媒体の故障は
起こっているのだ・・
(追記:本記事執筆後、同じタイプのSDカードがまた別途
1枚故障した。「製造ロット不良」の可能性が高くなってきた
ので、同型のSDカードの購入は、今後控える事とした)
まあ、そういう事情なので、本記事では体験会の模様
100%の紹介ではなく、適宜、様々な写真を混ぜている
次第である。

ドラゴンボートに興味があって事前に申し込んで来た人、
あるいは、宇治は観光地であるから、観光客がフラリと
乗船するケースも有りだし、あるいはメンバーの知人友人を
連れてくる場合もあるだろう。
最初に書いておくが、今回の体験会は、なかなか盛況で
あった。フラリと来るフリーの観光客の数が意外に多く、
実質3時間の受付時間で、60名を超える体験者が来た。

くれたら十分」という感じであったので、そういう意味
では本イベントは成功であろう。(気温が高かったのも
幸いしたのかも知れない。寒いと、さすがにボートに
乗る気にはなれないであろう)
でも、観光客の体験の場合には、直接的に「すいすい丸」に
入部してくれる訳でも無いだろうし。親子などで乗船して
いただいている場合も、やはり即戦力では無い。
しかし、今回、4回も乗った小学生位の子供も居た、
次の回を待っている間も、「ボクは、すいすい丸だ!」
等と言いながら、パドルを漕ぐ練習をしていたし、
1発でドラゴンにハマったのかも知れない。
・・であれば、将来的な選手としての素養は十分だ(笑)
まあでも、やはり、こういうイベントは「告知の方法」
が、なかなか難しいと思う。
この情報は、事前には、すいすい丸のブログに載っていた
のと、本ブログでもチラリと紹介はしているのだが・・
例えば、最も可能性のありそうな「ドラゴンボート 体験」
でWEB検索をしても、今回の「すいすい丸」の体験乗船会の
情報はヒットしない。
そうなると、関係者以外の目に留まる事は、まず無いと
思われる。

あるが・・
まずは、チーム側から見れば「新規選手の勧誘」の目的が
あるだろう、こうした体験乗船から興味を持っていただき、
チームに入部して貰えれば申し分が無い。
「すいすい丸」に限らず、どの専業チームでも、新規選手
の募集は最大の関心事であるからだ。常にそういう活動を
していかないと長期に渡ってのチームの存続は難しい。
別の側面はどうだろうか? これを観光誘致、地域振興
あるいはビジネスとするという考え方も有り得る。

「平等院」を始め、様々な世界遺産が点在し、常にこの
土地には国内外からの観光客が多く訪れている。

紅葉は一般に想像する11月頃からではなく、若干遅めの
11月末または12月に入ってからが見ごろである。
(上写真は、12月初旬の宇治にて)
以前、私も、七五三の依頼撮影で、宇治にロケに来たが
七五三のシーズン(11月上旬~15日)では、紅葉には
まだ少々早かったのだ(下写真)

2018年9月の台風21号で倒壊してしまい、現在は無い)
で、観光誘致、地域振興の点では、ドラゴン体験会が
あまり効果的とは思いにくい。なにせ、宇治(市)の
年間観光客数は、毎年400万人~500万人(!)もあるのだ。
そこに数十人の体験乗船者数を増やしても無意味であろう。
ただまあ、「ドラゴン宇治大会」を育てていく、という
発想においては、(宇治市)観光協会などと連携を取る
のは悪くは無いであろう。
・・というのも、長らく続いていた「宇治川花火大会」が
2017年から中止になってしまっているのだ。
(下写真は数年前の宇治川花火大会の遠距離からの撮影。
自作版「比較明合成」アプリ(過去記事参照)による
画像処理を加えている)

(観客が集まりすぎて警備や誘導の手間や費用が大きい。
観客のマナーが非常に悪く近隣住民が迷惑に思っている。
また、過去にいくつかの大きな事故が起こった為、各地
でも慎重にならざるを得ない、等)そういう理由から、
全国各地の花火大会が中止となるのもやむを得ない節も
あるだろう。
だが、そうして花火大会の数が減ると、ますます花火を見に
行く客が残った特定の花火大会に集中する。その結果として
とんでも無い混雑となり、昔のように気軽に花火見物に行く
事は、そう簡単には出来るような状況では無くなっている。
私も、もう何年も花火大会は見に行っていないのだ。
でも、宇治の花火大会は、毎年平均20万人の観客動員数が
あった。この全てが地元にお金を落としてくれるという
訳では無いだろうが、経済効果の面からも決して無視は
できない大きな数字である。
(宇治川)花火大会の復活の目処が厳しいのであれば、
何かそれに変わるべき、地域特有の観光的な目玉を作って
いく必要があるのだろう。近年、宇治周辺では「鵜飼」の
ポスターが多く目立ち、それに力を入れている事がわかる。
(この体験会の日も、女性鵜匠による鵜飼説明のイベントが
有り、TV局なども取材に来られていた)
また、源氏物語「宇治十帖」の舞台である事からも、
例年「宇治十帖スタンプラリー」も行っている。
(私は、源氏物語もスタンプラリーも好きなので、
このイベントは2度ほど参加した事がある)
それと、近年からは「フォトロゲイニング」という
イベントが始まっている。これは京阪電鉄の主催では
あるが、宇治界隈も対象(会場)となっている。
このイベントは、ゲームまたはスポーツであり、時間内に
いくつかのチェックポイントを巡り、見本と同じ写真を
撮影して、それが得点となる。チーム参加で、各々の
選手が効率的にチェックポイントを巡り、合計点の
高いチームが勝つ訳だ。私はこれには参加した事は無いが
(その場所を見つけたり、移動するのは得意と言えるが、
見本と同じ写真を撮る、という行為が気に入らない・汗
どうせ観光するなら、好きに写真を撮りたいと思うのだ)
でもまあ、一般向けとしては面白い「競技」であろう。
(なお、このイベントへの参加は有料である)
まあ、これらは観光誘致としては、あまり大量の動員は
見込めないとは思うが、何かしら地域の特徴を出していく
事は必須であり、いずれ、こういったイベントも知名度を
上げていけば良い、というスタンスだと思われる。
まあ、同様に例年5月に行われる「ドラゴン宇治大会」も
観光協会などが協賛しているので、これも将来的な
観光資源にしていけば良いという考え方であろう。

観光協会などと連携して行う事により、もっと大々的な
告知も可能となるかも知れない訳だ。
ドラゴン界においても、多方面と連携する為の「政治力」が
求められる時代となってきている。
現に、各地のいくつかの大会では、それを開催するに当たり、
現地のチームや特定の関係者が、様々な政治力・交渉力・
企画力などを十分に発揮して、多数の協力・協賛者を募る
事で、それ(大会)が実現しているケースが多い。
「スポーツのチームだから、そういう事には無頓着で良い」
という訳にはいかないだろう、誰も何も動かなければ、
チームそのものが活動できる場も、いずれは縮退して
しまうのだ。
さて、観光誘致や地域振興の他、もう1つは「ビジネス」
という側面もある。
まあ「体験乗船だから無料が妥当だ」と、チームや選手達
は思うかもしれないが、あながちそういう訳でも無い。
例えば、かつて、大阪南港ATC大会の前日に行われていた
「親子体験乗船会」は、500円という有料ながら、多数の
体験乗船者を集め、1日あたり100名前後の人達がお金を
払って乗ってくださっていた。(下写真はATC体験乗船会の
申し込み受付)

訳でも無いという事だ。
・・そのケースであれば、実際に数万円という売り上げ
金額にはなっていた。それでは少ないと思うかも知れないが、
ここ宇治川の環境では、艇も観光協会所有のものがあるし、
乗艇においても桟橋等の設備を追加工事する必要も無く、
つまり、殆ど元手がかからない状態で体験乗船が出来るので
有料化できれば黒字は間違い無い訳だ。
あるいは、観光協会から「スイーツ券」を購入する形とし、
有料体験乗船時にそれを配布しても良いであろう。
そういう形であれば、両者の連携は築ける。
また、体験費用のみならず、関連グッズや土産品の販売等を
工夫して組み合わせれば、もうすこし売り上げは上がると
思われる。そこまでやれば、もうちゃんとしたビジネスと
なる訳であり、これもまた(ドラコンという)スポーツの
プロ化の視点からは、切っても切れない話となる。
プロというのは、「それで生計を立てる(飯を食べている)」
という意味では決してない。
また、物事に長けている(得意、上手)だから、プロに
なれる、という訳でも無い。
プロの人が行う行為が、顧客の方を向いていて、顧客満足を
得る事で対価を得る事ができる人達をプロと呼ぶ。
つまり、「ビジネスを意識するか否か」という事だ。
これは全ての職種でそうであろう、顧客(クライアント)の
方を見ずに何かをやっているのは、プロでは無い。
例えば、アマチュアバンドの演奏等は、演奏側が自分達だけ
で勝手に盛り上がり、観客の方を見ていない(考えていない)
事がよくある。まあ、アマチュアの中でも演奏技術に長けて
いる人は多いが、演奏や歌が上手いだけではプロとは呼べない。
いかに、観客の心を掴んで満足してもらうかが重要なのだ。
(ちなみに、何らかの物事を「極めよう」としている人達は、
プロでは無く「マニア」と呼ぶ)
まあだから、簡単に言えば、ドラゴンでも「魅せるレース」が
出来るならば、観客からお金を取れば良い訳だ。
ファンが付くようなチームともなれば、関連グッズも大きな
売り上げとなる。そうやって、段々とプロ化して行く訳である。
まあでも、「すいすい丸」は、国内では希少なスポンサーが
付いたドラゴンチームである、そういう「プロ意識」は十分
に理解しているであろう。

記者さんも来られていた。ビジネスと言っても、直接的に
そのイベント自体で収益を上げる、というだけでも無い。
NEWSとする事で、あるいは多数の人が注目する事で、様々な
別のビジネスモデルが関連して生じる事は、もう現代では
皆がよくわかっているだろう。
たとえば「YouTuber」(ユーチューバー)は、現代的な
新しい職種として既に著名だ。これは皆が注目する動画を
アップしてアクセス数を稼ぎ、そこにある広告で収益を
得るという「アフイリエイト」型のビジネスモデルだ。
まあ、単純に商品を作ったり売ったりしなくても、新しい
ビジネスモデルはいくらでもある、という事である。
様々なイベントを実施する事によって、それがどこかで
収益やビジネスに繋がらない限り、そうしたイベントを
続けていくのは難しくなる。
「スポンサーが付けば良いのでは?」と思っていても、
スポンサーにとって、何の得も無ければ、その支援行為は
いずれ無くなってしまう。ドラゴンで言えば、大会も
出来なくなってしまえば、チームの活動も厳しくなってくる。
だから「趣味だから、そういう面倒な事(営業やら調整やら)
は関係無いよ」というスタンスも、だんだんと厳しくなって
きている時代だ、という事だ。
仮にもう、そういう面倒な「大人の事情」に一切関係を
持ちたくない、というのであれば、例えば、もう徹底的に
「その道を極める」という選択肢もあるだろう、すなわち
(ドラゴン)マニアに徹する、という訳である。
ただ、全員がそうなってしまっても駄目だ、どこかで誰かが
ドラゴンを普及し、競技として成長させなくてはならない、
でも、それを協会等だけに頼っていても不足だ、チームや
選手もまた、自身が楽しくドラゴンを続ける為の方策を
考えて、実施していかなくてはならないと思う。

別にそれが「体験乗船会」であっても良いと思う、まずは
何かできる事から始める。そこから得られる様々な事は
大変多いであろう・・
今回の「すいすい丸」の体験乗船イベントは、まあ小さい
事かも知れないが、それなりに成果があったと思われる。
そして、このようなイベントは、他のチームや他地域でも
色々と応用が可能であろう、各チームも、こういう事から
ドラゴン界や地域を振興していただければ幸いだ。
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次回ドラゴン系記事に続く。もう既に年末だが、今年は
後、数記事だけ予定している。