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【熱い季節2015】第3回スモールドラゴンボート日本選手権大会(後編)

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ドラゴンボートの10人漕ぎ日本一を決める、スモール選手権、
その第3回大会が、2015年9月6日(日)に、滋賀県大津市の
「びわこ競艇場」で行われた。

(ちなみに、「琵琶湖」というのは当用漢字では無いので、
琵琶湖そのものを現す時の他は、近年は正式・公式な施設等では
「びわこ」または「びわ湖」と書くケースが多くなっている)

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全国から多くの強豪チームが集まる、競技志向の強い
本大会であるが、それもいよいよ終盤。ここまでの感じだと、
静岡県勢の「海火」「中電」がなかなか強く、鳥取の「しげる」
も頑張っている、そして、選手権オープンは「bp」3軍団の
入賞独占になりそうな気配だ。
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救助艇に乗っているのは、日本協会のスタッフのMさん、
8月中、ずっと猛暑日が続いていたが、9月に入ってから急速に
気温が低下、この日の大津の気温は、25℃どまりと、猛暑日
よりも10℃以上も下がっている。
雨は降り続き、しかも吹きさらしの救助艇だ、たまに陸に
上がってくると、「寒い、寒い」と言っていた。

雨になるのは、この大会では極めて多い、前身の大会である
「びわこスプリント」から通算で12~13回目となるが、
その半分以上は雨になっていると記憶している。

前編で「磯風=雨男説」の有力な証拠をつかんだ。
本大会不参加であった「磯風漕友会」のメンバーの1名が
鳥取の強豪「しげる」の助っ人に入っていたのだ。
まあでも、彼1人で、これだけ「雨を呼ぶ」強力な神通力が
あるのかどうかは疑問だ、今後も証拠を固めていくとするか・・
なお、雨降り能力は「神主さんのお祈り」に負けてしまうのは、
ここ数年の天神(日本選手権)大会で実証されている(笑)
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写真は、「選手権オープンの部」の敗者復活戦の模様、
奇しくも、ライバルであり盟友である滋賀の2つの強豪
「池の里Lakers!」(2レーン)と「小寺製作所」(3レーン)
のマッチレースとなった。

レース前、私から両チームに言う
匠「え~と、このレースで勝って決勝に上がり、
  ”bp”3軍団に、いじめられるのと、
  負けて「B決勝」(下位決勝)で勝つのと、
  どっちが良いですか?」
小「ウチは、B決勝でいいですよ、B優勝狙います」
池「え~、決勝に進まないとT監督が怒るだろうなあ・・
  でも、”bp”にイジメられるのは嫌だなあ」
匠「究極の選択ですね、では、頑張ってきてください(笑)」

で、レースの模様だが、どうやら「池の里」が途中からリード
し始めた模様、「あ~あ、”bp”の餌食かあ」と思ったが、
まあ、それもまた、各チームの選ぶ道だ。

「小寺製作所」は、「池の里」に1秒のリードを許し敗退、
B決勝に進み、そこでB優勝となった。まあ、賞品がいちおう
出たのでプライドより実を取ったという形になったのであろう。
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こちらは、静岡の強豪「中電龍舟」、中編で詳しく紹介したが
強豪たちの集まる「一般オープン」のカテゴリーで、情報戦を
活用し、かつ組み合わせの運も味方につけ、見事決勝進出と
なった。

決勝進出チームは、1レーンより「しげる」「海猿火組NEO」
「中電龍舟」「松陽台」となっている。

匠「せっかくここまで来たら、入賞して帰りたいですね」
中「そうですね、頑張ります」

まあ、しかし、地元滋賀の最後の砦「松陽台」も慣れない
ドラゴン艇(彼らは高島ペーロンの強豪)で苦戦しながら、
ついに決勝まで上がってきたし、
「しげる」は、地元鳥取東郷湖以外の大会での初優勝が
かかっている。
静岡の「海猿火組NEO」は、新人中心の編成とは言え、
今回は、選手権混合、一般オープン、選手権シニアの
3カテゴリーでの優勝を狙ってきているので、ここも
負けられないところであろう・・

それぞれに勝ちたい理由がある、さあ、存分にレースを
楽しんで下さい!
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決勝レースの模様は思い切り省略したが(汗)
結果として、写真の「しげる」が、県外「初優勝」の偉業を
なしとげた。まあ、彼らは昨年の本大会で準優勝だったので、
遅かれ早かれ、という要素はあったのだが、ともかく優勝は
嬉しいであろう、ちなみに「磯風」の助っ人は決勝戦には
乗っていない、あくまで「しげる」自身の力での優勝だ。

準優勝は「海猿火組NEO」、まあ、3カテゴリー優勝は逃したが
新人チームとしては立派な成績であった、「海火」によると
海「新人に、そんなに簡単に勝てると思わせずに
  むしろよかった、一歩一歩が重要ですよ」との事である、
まあ、確かにその通りだと思う、来年はさらに精進して
もう1つ上を目指してください。

3位は、「中電」と「松陽台」の激戦となった、差はほとんど
無く、どっちが勝ったかわからない。
後で結果発表を聞くと、「中電龍舟」が3位だという。

「松陽台」は悔しいところだろうが、まあ、以前の記事にも
書いたが、彼らは負けてまた強くなる。地元の「高島ペーロン」
で長年強豪と呼ばれ続けていたのが、ここ数年、ドラゴンの世界
に入ってきて、惨敗を多数経験してきている。元々は実力十分の
チームであるから、負ける悔しさでさらに強くなるであろう。
事実、私は「松陽台」がドラゴンの強豪チームと互角に戦える
ようになるのは、まだ1~2年先と踏んでいたのだが、今回、
非常に頑張っていて、ドラゴン専業チーム達と互角の戦いを
したことに少々驚いている。この分だと、急速に伸びるかも
知れない、来年以降の「松陽台」を見るのが楽しみである。
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匠「おや、”中電龍舟”の・・ 3位入賞でしたね」
中「いやあ、安心したら、おなかがすいてきてしまってね」
匠「あはは、なんにせよ、よかったです、
  次の(静岡の)ツナカップも楽しみにしていますよ」
中「なんでも、「bp」と「INO-G」(村田ブラック)
  が当たるみたいですよ」
匠「ほう、それは凄い!日本選手権でも無かった対決ですね
  とても楽しみです」
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写真は、「選手権女子の部」の3回戦。

一番奥の「河童」が、例の「直立漕ぎ」の新スタイルで
今回も好調、全3回戦ともトップとなって、優勝となる。

けど、3回戦制って、1位10ポイントであったら、
2回1位になって、20点取ったら、後のチームは逆転の
チャンスが絶対無いのではなかろうか?(汗)
う~ん、2位で5点、3位が1点だったら、まずそうなるよね、
逆転になる可能性は無い。

ならば、最終第3戦は、「大逆転チャンス」でポイントを
2倍にするとか、いっそ、TVバラエティみたいに最終戦は
2万点!とか(笑、それならその1回だけやれば良いし!)

まあ、そうしたら「下克上チャンス」とかで、指名した
チームの点数を横取りするとか、そういうのもあっても
良いかも知れない(注:良いわけないだろう・・汗)
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「選手権シニアの部」の3回戦、

写真は「海猿火組」のメンバーが最終戦を動画に撮ろうと
しているのがだ、ともかく雨が酷い。
まあでも、せっかく、シニアの部の優勝がかかっているので
キャプテンのI氏あたりから「ちゃんと撮っておけ」とか
若手に厳命が下っているのかもしれない(汗)
けど、この条件では撮影は無理なので、ちゃんと撮れてなくても
怒らないように、よろしく>I氏

選手権シニアの部の説明をここまでちゃんとしていなかったが、
参加チームは4チーム、「海猿火組G」「Rスポーツマン
クラブ シニア」まあ、「海火」は、日本選手権のシニアの部で
2連覇で海外遠征もした「FUJIYAMA ALL STARS」の主力メンバー
なので強いのは当然。 また「R]も、現役最年長チームとして
各大会で皆勤賞レベルで活躍するチームなのでおなじみだ。

10月に琵琶湖で行われる「グランドシニア」大会では、
「R」は毎年優勝候補となっている(昨年2014年の同大会は
2位、3位のダブル入賞だった)また、今年のATC大会では、
エキスパートの部に若手を、チャレンジの部にシニアを
配分したが、予選のタイムはシニアの方がほんの僅かに速かった
ように記憶している。ATCでシニアチームは結局準優勝であった。

それから、シニアの部初挑戦が「Rawing Team 浪わ(まいど)」
と「池の里 senio Lakers!」だ。
「池の里」は、ほぼ現役チームなので、「海火」と良い勝負に
なるであろう、けど、ここまで2回戦とも、「海火」が1位で
抜けているので、ここから逆転のチャンスは無い、それこそ
「最終回ポイント2倍チャンス」でも無い限りは無理だ(笑)
だが、「池の里」も、今年の日本選手権以来「海火」に
ライバル意識を持ったかも知れない、まあ、その時、たきつけた
のは私なのであるが(汗)同じオープンの部では実力伯仲、
まあ、シニアの部においても、良いライバル関係になれるの
ではなかろうか、という思いである。

そして「浪わ」も、シニア初参戦ではあるが、女性メンバーが
多いということで、今回に関しては若干不利かもしれない。

「選手権シニアの部」では、結局、優勝が「海猿火組G」
準優勝が「池の里シニア、3位が「Rシニア」という成績となった。
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レース順を前後させるが、「選手権混合の部」の決勝戦の
模様が上写真だ、手前1レーンより「海猿火組」「すいすい丸」
「くまもっこり」「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」の順。

このカテゴリーも激戦区ではあるが、予選タイムなどからの
予想では、ここもやはり静岡の最強チームである「海猿火組」が
やや有利だ。

決勝戦「海火」は序盤からリードしているが、和歌山の強豪
「くまもっこり」と滋賀の強豪「琵琶ドラ」が食い下がる、
しかし、ここは予想通り「海火」が無難に逃げ切るであろう・・

最終順位は、優勝が「海猿火組」、準優勝は「くまもっこり」
3位には「琵琶ドラ」が入った。

「海火」は、3カテゴリーで、優勝、優勝、準優勝の快挙だ。

過去、「海火」は静岡の大会で優勝を続けていたのは勿論、
数年前は、大阪の日本選手権や、琵琶湖のいくつかの大会
でも入賞の好成績を残して、黄金期であった。その後しばらく
メンバー改編期であった模様で、その間、関西等への遠征を
減らし、地元静岡の大会の運営側に廻るなど、建て直しを
図っていた、新生「海猿火組」がスタートしたのは2014年の
初頭くらいからだが、そこから1年半ほどで、スモール選手権
でこの快挙である、本日の海火の「NEO」と言う名前にも
そのあたりの気持ちが込められているのかも知れない。
新生「海火」恐るべし!

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さて、残るのは「選手権オープンの部」の決勝である、
結果的に、決勝進出チームは「bp」「bpジュニアA」
「bpジュニアB」と「池の里」である。

決勝で「bp」3チーム+その他1チームとなった組み合わせは
昨年2014年のATC大会の決勝以来だ。(注:昨年の本大会では
「bp」はカテゴリーを分散させていた)

解説の「DJ西尾」さんは、そのATC大会での実況も行って
いて、また同じシーンが出てきたことになる。
今回の実況でも
西「昨年の南港の大会では、決勝で、「bp」「bp」と
  叫んだのを思い出しました」と言っていた。

で、正直言って、現在「bp」は若手が伸びている、
今年のATC大会では(海外遠征直前で)若手からなるメンバー
編成で臨んだが、他を引き離す圧勝であった。
また、カナダの世界大会でも、結果を見ると、若手の方が、
他国の強豪達と接戦になっていたように見える。
なので「ジュニア」と言っても、本家「bp」に迫る可能性が
高い、なかなか面白い決勝になりそうだ。

ちょっと大変なのは「池の里」だ、昨年ATC大会でも、
「bp」3チームに混じって決勝に「吹田龍舟」が残ったのだが、
1、2、3フィニッシュを決められてバツが悪そうであった。

今日の予選タイムから判断するに、「池の里」は、「bp」
3チームとは、2艇身(約5~6秒)程度、差をつけられて
しまうかも知れない。
レース前、「池の里」とは、こんなやりとりが・・
匠「ほら・・ だから、小寺さんのように”B決勝”に進めば
  よかったのですよ」 
池「いえいえ・・ まあ、胸を借りるつもりで頑張ります」

さあ、選手権オープンの部、決勝レースがスタートした、
午後4時、雨は酷く、かつ、暗い、もうまともな写真には
ならないが、まあそれでも一応撮ってみよう。
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匠「ほう・・ 3レーンが速いな、”bpジュニアB”か、
  この分だと、トップで入りそうな様子だ、
  4レーンの”池の里”は、1艇身ほど差をつけられていて
  もう入賞も絶望的だ、あとは、手前1レーンの”bp”が
  最後、どこまで伸びるかだな。しかし、難しいかも
  しれない、若手が本家に勝つ、下克上の瞬間かな?」

ちなみに撮影地点は、ゴール前の接戦を予想して、180m
地点としている、この位置からは、若干手前のレーンが
遅いような角度で見える(ペーロンの記事で書いた
アングルの錯覚の件) しかし、今回は背景にオーロラ
ビジョンも写っている、それを見ると、1レーンの「bp」と
3レーンの「ジュニアB」は、ほぼ互角のように映っている。

さらにちなみにだが、写真は実は、もう少し明るく撮る事も
後で明るく編集することは容易だ。
けど、そうすると「雨の夕暮れの決勝戦」という、この瞬間の
雰囲気が失われる。なので、実は、撮った時の明るさ(露出)
よりも、あえて暗く編集しているのだ。その方が、ずっと後で
記事を見返した時に、イメージ通りの写真になっていると思った
からだ。

先日の関空大会の記事でも書いたが、その時に撮ったり、
ブログに掲載した写真は、10年もしたら貴重な資料となる、
2025年くらいになって、「あの時の決勝戦だよね」と思って
見返す事を考えると、その場の雰囲気、イメージを大事に
しておく必要があると思う。
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さて、ゴールの瞬間、良く見ると3レーンの「ジュニアB」が
わずかだが、1レーンの「bp」よりも、速いようだ!

しかし、ここで、本大会の独自ルールに注目しておかなくては
ならない、本大会では、開会式でルール説明があったのだが、
「ドラゴンの尻尾が通過した時点で順位を決定する」という
話であったのだ。私は選手ではないので、あまりそれを真剣に
聞いていなかったのだが(汗) 一部の選手やスタッフ達は、
そのように聞いていた模様だ。

でも、後日詳しく聞いてみると、実際のところ、そういう特別
ルールは、無かったらしい(汗)

「ドラゴンの尻尾が通過した時点でレース成立とする」という
一般的なルールが、どこかで話が変わってしまったようだ。

そうであれば、ごく普通のルールなので、何も不思議ではない。
なお、そうした場合、タイムや順位は、ドラゴンの頭で決定する。

まあ、ちょっと混乱してしまった模様だが、そういうルールに
すると発表したのであれば、まあ、それはローカルルールとして
成り立つ事になる。あるいは、単に、皆の聞き違いであれば、
それはそれで、いつもの通常ルールでやっているだけの話だ。

さて、その事がレースにどう影響したのか・・

3レーン「bpジュニアB」が、トップでゴールしたと思って
安心してしまったらしい、この直後、数人が漕ぐ力を抜いて
しまった模様だ。ジュニアBの舵手から「漕げ、漕ぎ続けろ!」
という指示が飛んだ模様だが、それは急に言われても無理だ。

対して、1レーンの「bp」は、漕ぎを停止することなく、
ドラマー「謎の美少女」も、太鼓のリズムを崩さないで、
そのまま一気に走り抜ける・・

その結果、0コンマ2秒差で、1レーンの「bp」が
優勝となったという話だ。
もし実際にそうであれば、「bpジュニアB」は痛恨のミス、

まあ、でも、この話の真実のところは良くわからない。
「bp」の彼らから話を聞くと、そのような流れになっていた、
と言うだけであり、真実は、特別ルールも適用されず、実際の
ゴールの瞬間は、ちゃんとした写真判定では、やはり「bp」が
速かったのかも知れない・・
狐につままれたような話だが、結局、これもまた一つのドラマ
なのであろう。あと何年かしたら、「幻のbpジュニア優勝」
などと呼ばれる貴重なハプニングになったりして・・(笑) 
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「bp軍団」のウィニングランに向けて、救助艇から、新型の
ドラゴンの3色旗が手渡される。救助艇のMさんから
M「さあ、どの色が良いかな?」
ということで、黒、赤、青の3つの旗が選び放題(笑)

色と順位は特に関連は無い、それは恐らくだが、接戦などで
順位が未確定(審議)になっていたとしても、とりあえず
ウィニングランが可能という配慮であろう。これを優勝=赤
などと決めてしまうと、順位が確定するまで選手達は水上で
待たなくてはならない訳だから。

で、この間、4位となった「池の里」は、あっと言うまに発艇場
まで戻っていた、後で話を聞くと
池「格好悪かったので、早く戻ってきました」との事であった。

だから「bpの餌食になりますよ」と、準決勝(敗者復活)で
言っていたのに・・「それでも決勝に進みたいと」言ったの
だから、まあしかたが無いよね。

しかし、でも、戻る速度はびっくりするほど速かった!
その逃げ足を決勝戦の本レースでやってれば、もう少し
「bp」との差は縮まっていたようにも思うのだが・・(笑)
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さあ、閉会式、
「中電龍舟」は、チーム旗を2本も用意してあった。

匠「それ見ると、今年の御前崎のジャンケン大会を思い出すなあ」
中「決勝戦で1発負けでしたからね(笑)」
匠「強風でレースは中止になったけど、あれはあれで非常に
  楽しかった、御前崎市長さんも喜んでいたしね」

で、静岡のチームは、旗を持ってきている事が多い、その点
なんだか関西のチームと若干の文化の違いを感じて面白い。
静岡の同郷「海猿火組」も、勿論、旗を持ってきている。
ただ、「海火」は、ポール(竿)を持ってくるのを忘れたか、
あるいは移動に面倒で持って来なかったか、で、「中電」の
ように立てることができず、ちょっと後悔していた模様(笑)

まあでも、「海猿火組火は、今日は3つのカテゴリーで、
優勝、優勝、準優勝だから、十分満足でしょう。
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女子の部では、「どやさっ!」の2チームが、2位、3位と
ダブル入賞となった、大阪のチームらしく、100%全開での
ウケ狙いが楽しい。昨年もやっていた「お嬢様風受賞」や
「どやさっ!」ポーズと、色々楽しませてくれている。
協会役員のSさんまで、一緒にやってくださいと強要される
始末であるが、まあ、こういのもたまには楽しいものである。
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一般オープンの部で念願の初優勝をとげた「しげる」の選手、
首もとには、最近この大会でのトレードマーク賞品となった
小さな金メダルがかけられている。

これは、各カテゴリーの、1位~3位の選手全員に、それぞれ
金、銀、銅のミニメダルが与えられ、とても評判が良い。

実はこのメダルを作っているのは、仏具製作で細かい
金属加工を得意とする会社「小寺製作所」なのだ。
c0032138_19502290.jpg

DJ西尾さんより、「メダル製作は小寺製作所~」と紹介されて
喜ぶ「小寺」チームの選手達。

小寺社長に聞くと、
小「メダル本体は型で作れるので良いんだけど、紐の部分が
  手作業になるんだよ。社員に”残業して作れ”とは言えないし
  実は、ワシが、コツコツと夜に作っているんだ」
匠「あれま、それは大変ご苦労様です。
  でも、好評みたいですね、いずれ、全国の各大会でも!」

まあ、そんなことをしたら「小寺メダル製作所」になって
しまうかもしれない、けど、聞くところによると「赤字だ」と
小寺社長はおっしゃっていたので、それは大変か(汗)

いや、もしかしたら、自分で作ったメダルを貰うのが嫌で、
本大会で「小寺」チームは、あえて無冠に甘んじたのかも
しれない(?)まあ、それは考えすぎかあ・・(笑)

-----
さて、閉会式も無事終了だ。

今日の大会で印象に残ったチームは何処か?と聞かれたら、
やっぱ筆頭は「海猿火組」かな?3カテゴリーで大活躍だ、
それから「中電龍舟」もよく頑張ったという感じだ。
「遠州舸(はやぶね)会」が、もう少しだけ頑張っていて
決勝進出になっていれば、さらに静岡勢の活躍が目立った
大会になったように思うが、まあ、「遠州舸会」も
準決勝までは進んでいたので、ちょっと惜しいところ。

「bp」軍団の入賞独占は順当すぎる感じかな。
女子は「河童」の新しい漕ぎが印象的であった。

地元、滋賀県勢としては「琵琶ドラ」が「選手権混合」で
3位だったが、それもまあ順当という感じであろうか・・
「池の里」は初参戦シニアで準優勝、まあ、今後シニアに
移行するとしても、現在シニアは激戦区だ、万年2位の
パターンには陥らないようにしないとね(汗)
それより「松陽台」の決勝進出は、なかなかの注目ポイント
だと思う、今までは「ペーロン艇」の漕ぎで、ドラゴン艇は
大苦戦していたのが、いつの間にかドラゴン艇にも慣れた
模様だ、今後の注目株であると思う。

そして遠方からは、鳥取の「しげる」も頑張ったよね、
雨男疑惑の(笑)「磯風」の助っ人には頼らずの自力優勝だ、
しかも遠征では初優勝、そして2005年の東郷湖以来の
10年ぶりの優勝と、なかなか嬉しいところであろう。
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東郷湖ドラゴンカヌー大会は、いずれ見に行きたい大会では
あるのだが、「びわこペーロン」と完全に日程がかぶって
しまうのが痛いところだ、「びわこペーロン」の記事でも
書いたのだが、「地方大会交流委員会」のような組織を作って、
各地の大会の情報交換をするのが急務だと思えてきた。
まずは、大会日程調整と、地元チームへの他地区大会の
情報提供、その2点だけだ。最悪メーリングリストでも十分だし、
それならば経費は何もかからない、各地の大会実行委員は、
是非、その点を検討していただきたいと思うのだが、
いかがだろうか・・?

ということで、「スモール選手権」は無事終了、
来年は、九州勢、関東勢、相生勢なども、是非大挙して
押し寄せていただき、競技志向の強い大会として盛り上げて
いただきたいとも思う。

次回「1000m大会」記事に続く。

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