さて、年末恒例のドラゴンボート・ペーロン大会観戦記事の総集編。
今回は、今年私が観戦した主に近畿圏の十数大会の中から、
個人的に印象に残った「ベスト3」の大会を紹介していこう。

第一位:スモール選手権(滋賀県)
競技志向 :★★★★★
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★
観戦の楽しさ:★★★★☆
総合評価 :4.1
まずは栄光の第一位は「ドラゴンボートスモール日本選手権大会」
である。
滋賀県大津市の琵琶湖競艇場で毎年行われている大会だ。
かつては「びわこスプリント大会」として、およそ10年近く続いて
いたのだが、時流に合わせ、10人漕ぎスモール艇を使用した
「日本選手権」として2013年にリニューアル、今年で4回目となる
大会である。
その最大の特徴は「競技指向」が極めて強い事だ。
全国から強豪チームが集まり、今年は海外チームも参戦した。

まあ、「全国から強豪チームが集まり・・」というのは、スポーツ
競技全般の解説でよくある表現なのだが、実際にどの程度の
範囲から、どれ位の強豪が集まるか、というのはその言葉だけでは
良く分からない。
しかし、本大会は、まさしく「全国」から「強豪」が集まるのだ。
東京から6チーム、静岡から2チーム、愛知から2チーム、そして
近畿圏の京都、大阪、兵庫や地元滋賀の強豪チーム数は、もう数え
切れず、さらに九州の、熊本、鹿児島からも強力な刺客が参加、
そして海外からは香港チームである。
本当は鳥取からも、昨年の本大会カテゴリー優勝の「しげる」が
参戦する筈だったのだが、ちょうど大会直前に大きな地震があり、
急遽欠場となってしまった(幸い、彼等に大きな被害はなかった
模様だ)
これだけ広い範囲から、しかもかなりのハイレベルなチームが集まる
大会は他に殆ど例がなく、本大会独自の大きな特徴となっている。
まさしく「全国から強豪チームが集まる競技指向全開の大会」なのだ。

毎年、混合カテゴリーや、オープンカテゴリーでの決勝戦は、
それはそれは物凄い激戦となる。
今年は例年にも増して凄く、「オープンの部」の決勝では、5艇が
最後まで大接戦のままもつれ込むようにゴール、トップからラスト迄
僅か1秒半差という、肉眼で見ていても「どこが勝ったのかさっぱり
わからない」という激戦が展開され、おおいに楽しむ事ができた。
この競技指向の強さにより、本大会の評価点においては、
評価項目「競技指向」が、満点の★5つとなっている。
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また本大会は、琵琶湖競艇場という、競技や運営、観戦などの面に
おいて快適な大会環境である事とは特筆すべきポイントであろう。
ただ、本大会にはジンクスがあって、前身の「びわこスプリント」
から十数年(十数回)の大会を行ってきたのだが、その6~7割が
雨に見舞われたという事である。
私はその全大会を観戦撮影しているのだが、実際にはほとんどの
回で雨降りの中だった印象がある。
これは例年、この大会は9月に行われていて、その時期に雨が多い
という事なのか、はたまた雨男(雨女)が居て、その人が来る時
だけ雨になったのか?(汗)そのあたりは勿論良くわからない。
上記「快適な会場環境」により、雨が降っても、最悪室内から観戦
する事は可能なのだが、撮影は室内からでは自由度が少なくて厳しく、
雨の中、外に出て、人も機材もずぶ濡れで撮影せざるを得ない。
まあ選手達も同様で、レース待機中は室内で過ごせるが、レースは
雨でも勿論行われるので、その際にずぶ濡れになる事はカメラマン
と同じだ。
そして今年は、本大会の実施は、10月23日であった。
幸いにして珍しく雨にはならず、快適な環境で大会を観戦する事が
でき、上記競技指向とあいまって、観戦はなかなか楽しかった。
昨年の総集編「ベスト大会編」での、本「スモール選手権」大会の
順位は2位だったのだが、それは、その年も雨で「観戦の楽しさ」
の評価項目があまり伸びなかった事にもよる。
今年は、その評価点が伸びて、評価平均点が上がり、本大会が
1位となった次第である。

他の弱点としては、会場の周辺には特に”楽しめる”施設がなく、
また、飲食は会場内の売店で可能なのだが、ここに来てドラゴン
ボートをやって(見て)、帰るだけ、という形になってしまう。
例えば、知人友人を呼んで観戦してもらったとしても、ドラゴン
そのものに興味が無い場合、近隣には観光や飲食などでおすすめ
できる要素が少ないので、あまり友人達を観戦に誘うというのも
やりずらい。
なので、「エンジョイ度」の評価点は少し低くなってしまっている。
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なお、2021年5月に「関西ワールドマスターズゲームズ」という
大規模な生涯スポーツの国際大会が行われる。
これは毎年オリンピックの翌年に開催される大会で、色々な国で
廻り持ちでやるので、ほぼオリンピックのようなイメージだ。
2021年は10回目で、アジアでは初の日本、そして関西各地での
開催となる。
そこではドラゴンボート競技を行う事が決定していて、さらに、
その会場が、ここ「琵琶湖競艇場」(琵琶湖モーターボート競走場)
になると聞く。
まあ、この会場では、ドラゴンボートレースは20人漕ぎでも
10人漕ぎでも可能であるが、横幅の関係から、恐らく最大でも
5艘建てであろう。
レース距離も、200mを超えては出来ないと思う。
これらは若干の制約とはなるが、まあ十数年この会場でドラゴン
大会をやってきて、特に問題はなかったので、1日あたりの参加
チーム数が、80位までであれば、なんとか運営は可能であろう、
ただ、100チームを超えるともなると、もう2日に分けてやらざるを
得ないかも知れない。
今からそれを心配しても始まらない、そのあたりの詳細は、追々
決まっていく事であろう、4年半ほど先の話だが、今から楽しみだ。

その2021年の国際大会で、海外から参戦の超強豪チームは
恐らくかなりの実力であろうとは思うが、日本のチームも是非
頑張ってもらいたいと思う。
その時は観客も多く、報道や一般カメラマンなども多く来るのかも
知れないが、この会場は、晴天となると午前中は強い逆光となって
手におえない。しかも距離もある、レースの展開の要素もある、
きっとカメラマン達は、この会場でのドラゴンレース撮影が
いかに難しいかを思い知る事になるであろう・・・
なんだかちょっとだけ、そんな風な意地悪な楽しみ方も出てきた(笑)
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続いて評価点第2位の今年印象に残った大会である。
第二位:ツナカップ大会(静岡県)
競技志向 :★★★☆
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★★★
観戦の楽しさ:★★★☆
総合評価 :4.0
静岡県清水市で毎年行われている大会で、今年で6回目となる。
会場は今年から変わって複合商業施設の「エスパルス・ドリーム
プラザ」(ドリプラ)である。
本大会の最大の特徴は「エンジョイ」できる大会であるという点だ。

本大会に参加した選手達は、皆、非常に楽しんでいる模様であり、
「選手満足度が日本一高い大会」とも「おもてなし大会」とも
言われている。
で、上の「スモール選手権」も「全国からチームが集まる」と
書いたが、本大会も同様だ。
しかも、「地元のチーム数より県外(遠征)チーム数の方が多い」
という日本で唯一のドラゴンボート(ペーロン含む)大会である。
これはすなわち、たいてい何処の大会でも、地元のチーム数と、
他府県のチーム数を比べると、地元が7~8割になる事が普通だ。
例えば、例年、滋賀県大津市で行われる「びわこペーロン」は
四半世紀以上の長い歴史を持つ大会であるのだが、その参加チーム
数は65、そして、その中の13が滋賀県外からのエントリーであった。
参加チームの県外比率は、65分の13であり、ちょうど20%となる。
つまり、8割が地元、2割が県外チームである。
これくらいが何処の大会でもだいたい普通の状況だ。
しkし、静岡県の「ツナカップ」では、県外チーム比率は、
毎年必ず5割を越える。
まあ、県外参加率が高いというのは、それだけ「遠くても行きたい」
と思わせる大会であるという事だ。

本大会の「競技指向」はそこそこ強く、例年全国から強豪チームが
集まる。
今年の例をあげれば、東からいえば、東京、埼玉、神奈川、静岡、
愛知、大阪、兵庫のチームが集まった。
しかもその多くが、日本選手権クラスのメジャー大会で入賞あるいは
優勝の実績を持つ、超強豪クラスであり、チャンピオンの部では
「INO-G」vs「bp」という異カテゴリー対決も見る事ができる。
また、本大会には「チャレンジの部」という実力別カテゴリー分け
制度もあるので、あまり競技指向が強く無いチームでも十分に
楽しめる。

また、大会の環境としては、観光やグルメの要素が極めて大きい。
毎年10月の3連休の中日に行われる大会であるので、前泊あるいは
後泊で静岡の観光やグルメを存分に楽しむ事ができる。
ちなみにグルメとしては、会場の静岡・清水は、マグロの水揚げ量
が国内トップクラスである、豊富な海産物は、清水駅前の魚市場や
ここ「ドリームプラザ」の中の飲食店でも味わえる。
おまけに、駅周辺では、毎年10月のこの日は「まぐろ祭り」が
行われていて、静岡のB級グルメ(富士宮やきそば、浜松餃子等)
色々と楽しめる。そして、静岡なので勿論、お茶、蜜柑等も定番だ。
観光もまた、定番の「富士山」の他、三保の松原、クルージング、
サッカー関連、ちびまる子ちゃん関連、そしてちょっと足を伸ばせば
旧東海道の町並み、様々な城や史跡、ローカル線の旅(機関車もある)
バイク関連、美術館、博物館、寺社の類も豊富だし、
さらにマニアックな方向性ならば、プラモデルの博物館、ガンダム関連、
戦国武将ゆかりの地、ローカル線の廃線跡、つり橋、古墳、など、
お好みに応じて何でもある。
弱点だが、「ツナカップ」の会場は今年から「ドリームプラザ」
に変わったのだが、コース設置の都合で、少しだけ以前の会場より
観戦しにくくなった。
その結果「観戦の楽しさ」の項目の評価点が少し低くなってしまい、
昨年の総集編では1位だった本大会だが、昨年2位の「スモール
選手権」と順位が入れ替わった次第である。
ただ、「ドリプラ」の環境は良く、複合商業施設であるため、
飲食に困る事はなく、娯楽的要素も十分にある。
JR清水駅から無料送迎バスもありアクセスも良い。

賞品もかなり良く、入賞は冷凍マクゴが副賞として出る。
その他全チームにも賞品、そして全員に参加賞、さらに抽選で
景品が当たるなど豪華だ、選手満足度が高い事もうなずける。
なお、本大会は非常に人気の高い大会であり、かつ、募集チーム数は
およそ20前後と少ない、大会申し込み期間は極めて短く、かつ、
申し込み多数で毎年抽選となる大会であるので、エントリーの際は
その点要注意だ。
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さて、次いで3位だが、同率(同点)で2つの大会がある。
まずその1つ。
同率第三位:高島ペーロン(滋賀県)
競技志向 :★★★
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★★★
総合評価 :3.9

今年で四半世紀(25回)を迎えた歴史の長い「ペーロン」大会だ。
ドラゴンボート用の艇とは全く異なる形状のFRP製の専用艇、
高い舷側、長いパドル。 600mの中距離戦、ターン有り。
ドラゴンとは異なる文化の競技である。
ターン戦は、やはり観戦していて極めて面白い。
ドラゴンボートの公式戦ではターンは無い為、新鮮な印象もある。
ちなみに、各地で様々なバリエーションがあった船競争の類を、
国際的に標準化・規格化したものが「ドラゴンボート競技」で
あるのだ。ドラゴンボートの競技ルールでは直線のみであり、
だからドラゴン大会では、ターンが無い訳だ。
もっとも、ドラゴン艇の構造でターンを行うのはやや難しいとも聞く。
会場の都合でコース長の200mが取り難い静岡県で、
以前ターン戦を検討した事があったのだが、
静「ドラゴン艇ではターンは難しい、上級者向けだろうなあ・・・」
という結論になり、結局静岡の大会では現在150m戦でレースを
行っている。
まあそれはそれで「スーパースプリント戦」として面白い事も
わかったのであるが。
全国の「ペーロン競争」と呼ばれるもので、ターン戦では無いのは、
恐らく「びわこペーロン」くらいだったと思う、その大会は、ほぼ
完全にドラゴン競技のルールで行われており、艇もドラゴン用だ。
同大会でもターン戦のアイデアが出ていたと思うが、艇の構造と、
ビギナーチーム比率の多い同大会では、実現性は低いかも知れない。
さて、そんな状況の中で、ターン有りの「高島ペーロン」は貴重だ。
直線が速いドラゴン専業チームであっても、ターンの良否が勝敗を
分ける。

「ターンを制するものが高島ペーロンを制する」
と言っても過言では無い。
しかし、上写真では、同大会参加チームの中では、ターンの上手さ
で1、2を争う「小寺製作所」と「松陽台」のターンの模様なので
スムースで簡単そうに見えるが、実際にはそんな事はなく、非常に
難しいと聞く。
そもそも、この高島ペーロン専用艇は極めて操船が不安定な事が
特徴なのだ。
この為、ビギナーチームなどでは、真っ直ぐ進むことすらできず、
蛇行、スピン、衝突、転覆、落水等のアクシデントが日常茶飯事的
に起こる。

そう、この大会は「日本一デンジャラスな(ペーロン)大会」なのだ。
参加チームは大変なのだが、観戦していて、これほど面白い大会
は無い、真っ直ぐ進んでいたチームが当然蛇行を始めて、順位を
落としてしまう事も毎レースのように非常に良くある。
ドラゴンの大会では、まあ、チームの実力値により順位はある程度
予想できるし、抜きつ抜かれつ、というレース展開もなく、レース
スタートから各チームのスピードに応じて、序々に差が開いていく
という展開が殆どだ。
けれども、この「高島ペーロン」に関しては、レース展開は全く
予想ができない、いつ何が起こるか全くわからないし、実際にも
その「まさか」が起こってしまうのだ。

今年の大会においても、決勝戦で、その「まさか」が起こった。
トップを走っていたチームの漕手が、ターン直後に落水して
しまったのだ。
落水は本大会では良くあるケースで、珍しい事では無い。
でも、トップで走っていたので、さぞかし悔しかった事であろう。
クルーが落水した場合、自力復帰すればレースを続行できる、
ただ、その分タイムロスしてしまうので、順位は落ちてしまう事で
あろう。
ちなみに、勿論、落ちた選手を置いていってゴールしても「失格」
となる。さすがに、「置いてけぼり」は酷すぎるからだ。
自力で復帰できない場合、あるいは艇が転覆して、もうどうしようも
無い状態だと、すぐさま3艇の救助艇がかけつける。
ただ、その場合も勿論失格となるであろう。
アクシデントが多いため、「タイムアウト制」が採用されている。
所定の時間内にゴールできないチームは失格となってしまうのだ。
この時間は6分間と、あまり長くない。
600m戦であるから、速いチームでは4分20秒台というタイム
なので、遅いチームではそれより1分半しか余裕が無い、
この為、タイムアウト失格のチームも続出する。
今年の予選の1つでは、ビギナーチームばかりの4艇建て
レースとなって、速い3チームが次々に蛇行、いずれもスピンで
自力復帰不能、最も遅かったチームがそれでもなんとか真っ直ぐ
進み、無事ターンをこなして帰ってくる・・
まるで「ウサギとカメ」のような話だが、それでもタイムアウト制が
厳しくのしかかる、遅いチームがゴール直前でカウントダウン、
そのレースでは、なんとか5秒前の5分55秒でゴールできたのだが、
もう少し遅かったら頑張ってきたのが無駄になるばかりか、その
レースは全チーム失格という異常な事態になっていただろう(汗)
(まあ、十分ありうる話だが・・)
ともかく非常に面白い大会である、観戦はもとより、我こそは
この難しい「高島ペーロン」で勝つ自信がある、というドラゴン
専業チームも、こぞって参加をしたら良いかと思う。
そして大会環境も良い、まあ他の地区での「利便性」というよりは
風向明媚な場所なのだ、水も綺麗で、大会の合間に湖水浴もできる。
屋台がいくつか出ていて飲食には困らない。
ちなみに、開催日はたいてい日本選手権の翌週の7月末の日曜日だ。
そして、参加費はかなり安価であり、しかも入賞すると「賞金」が出る。
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さて、次は同じく3位のドラゴン大会。
同率第三位:KIX(関空)大会(大阪府)
競技志向 :★★★
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★★
観戦の楽しさ:★★★★☆
総合評価 :3.9
正式名称「KIX国際交流ドラゴンボート大会」
その名の通り、海外チームも毎回参戦する大会である。
勿論ドラゴン専業チームも出る他、主に関空(関西空港)関係の
様々なビギナーチームがエントリーする大会である。
今年で13回目を迎えた歴史の長い大会である。
(ただし台風で2回中止となっている)

ビギナー比率は、近畿圏の各ドラゴン大会の中では多い方だ。
だからビギナーチームが何処の大会に出ようか?となった際に、
まず試してみるのは、本大会が良いかも知れない。
ただ、実力別カテゴリー分けでは無いので、ドラゴン専業チームと
当ると勝ち目が無い事は確かだ。
(そのあたりはいずれ改善されるであろう)
大会の環境はなかなか良い、関空の一期島、二期島の間の
水路の水面は広く大きく、景色も良い。
観戦デッキは整備されていて綺麗であるが、ただ、暑さを遮る
場所が無いので、開催日(8月最終週の日曜)の天候によっては、
暑すぎる場合あるので、熱中症対策などは必須だ。
(ちなみに、今年はさほど暑くなく、快適に観戦できた)

奥に見えるのが一期島、航空機の離発着がひんぱんに見られる
事も特徴だ。
ただ、有名な大阪空港の「千里川スポット」程には近くからは
見れないが、旅客機がタキシングで陸上移動する事もあるので、
その場合は、すぐ近くで大きな飛行機を見る事もできる。

ちなみにこの水路は、200mもの幅がある為、5艘建てレースは
余裕であり必要に応じて6艘建て、場合によっては7艘建て
レースすらも可能である。
競技の面では、本大会は、今となっては関西圏では珍しい
「20人漕ぎ」のみの大会である。
他大会では10人漕ぎのみか、10人漕ぎの部がある。
「日本選手権」であっても、普及を目的とした10人漕ぎの部を
併設している位なので、近い将来では10人漕ぎが主流となる事は
間違い無いが、まあ、20人で漕いでいる方が見ていても迫力が
あるし、国際大会への参戦も考えると、20人漕ぎを完全に無くして
しまうのは勿体無いとは思う。
「競技指向」は、以前は本大会では超強豪チームも参戦する事が
あってかなり高かったのだが、現在は中堅~強豪のチームの参加が
メインとなっている、なので、中堅チームにとっては「入賞の可能性」
の高い大会であるとも言えるであろう。
また、賞品が良い事もあげておく、今年は5位までが入賞で副賞が
あったり、優勝の副賞は10万円相当の食事券と、なかなか豪華だ。
チームにとっても「エンジョイ度」は高いと言えよう。
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それから「美女」の選手が多いのも本大会の特徴だ。
空港関係の女性職員などが多く参加するからかもしれないが、
海外女子選手などでも綺麗な方が多い。
ましてや、海外選手はレース待機中では水着で居る事も多い!

こういう事から「観戦の楽しさ」(?)は評価点が高い大会なのだ。
また、大会の日には、空港駅周辺では「関空夏まつり」といった
主旨のイベントが開催されているので、時間があればそれを見に
行ったり、勿論飲食なども屋台が色々あって「エンジョイ度」も高い。

例年夏休み最後の8月の最終週の日曜日に行われる大会である、
参戦でも観戦でも、十分に楽しめる大会だと思う。
さて、これで「総集編~ベスト大会編」は終了、
次回記事は「総集編~ベストチーム編」を掲載予定だ。