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【熱い季節2020】第14回びわ湖ドラゴンボート1000m選手権大会(前編)

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2020年10月4日(日)に滋賀県大津市、滋賀県立琵琶湖
漕艇場にて開催された「第14回びわ湖ドラゴンボート
1000m選手権大会」(以下、1000m大会)の模様より、
前編。
(参考:「琵琶湖」の「琵琶」は常用漢字では無い為、
近年においては地名や施設名等の固有名詞を除いては、
「びわ湖」と記載されるケースが増えてきている。
本記事では、適宜、両者の表記を混在している)
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ご存知のように、コロナ禍の影響で、今年の各地の
各種のイベントは軒並み中止となってしまい、
ドラゴン(ボート)大会に関しても同様であった。

本1000m大会が今年2020年に「びわ湖」で行われた
ドラゴン・ペーロン系のボート競技の公式大会では
初であり、恐らくびわ湖の今年ラストの大会でもある。

しかし、旧来のように無制限でイベントが開催できる
状況でもなく、本1000m大会には、コロナ対策による
様々な(自主)制限事項が課せられている。

これについては追々詳細を述べていくし、この対策が
翌年以降、各地で行われるドラゴン・ペーロン大会の
開催における有益な参考事例となるかも知れない。
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さて、季節は既に10月である。例年、びわ湖での
ボート大会は真夏に行われる事が常であるので、
ともかく暑いし、熱中症やらゲリラ豪雨対策にも
留意しなければならないのだが、流石に10月とも
なると、ずいぶんと様相が変わって来る。

大会当日10月4日の天候は曇り、朝にチラリと雨が
降った模様だが、大会中はずっと曇り空だった。
この時期は台風災害にも見舞われやすく、過去の
本大会や、同時期の静岡ツナカップ大会等でも、
台風で中止となったケースが何度かある。
ただ、幸いにして、この週末は台風の襲来は全く
無い。

会場の滋賀県大津市の最高気温は25℃くらいで
風は弱い。数日前までは関西地区でも30℃位
まで上がる日もあったので、この日は暑くもなく、
寒くも無く快適だ。日中であれば半袖でも十分な
気候である。

今年は、例年よりやや遅めと思われる「彼岸花」
(曼珠沙華)も、盛りを少し過ぎた頃で、迫る
秋の気配を感じる。

・・まあ、選手達にとっても、スタッフにとっても、
カメラマンにとっても、この日は絶好の「ドラゴン
日和」であった事であろう。

写真撮影でも、「真夏の逆光状態」とかは、極めて
撮り難く、いつも苦戦するのだが、曇天はむしろ
コントラストが低くて撮り易く「撮影日和」とも
言えよう。

そして何より、ドラゴンの選手達は、漕ぎたくて
漕ぎたくて、うずうずしていたのだ。

「専業チーム」(=常日頃からボート系競技の練習を
していて、各大会に多く参加する専門的なチーム群)
であれば、毎月1~2回の各地の大会に参戦する事が
普通である訳だ。今年は、コロナ第1波の非常事態
宣言解除後では、チーム毎で練習をする事はあった
だろうが、公式戦(大会)が、一度も無かった次第
なので、今日の大会開催を待ち望んでいた選手
(や、関係者)ばかりである。

ただ、練習の多寡は、恐らくチームにより、まちまち
だと思われる。それに、選手達に聞くところによると
選「目標となる大会の開催が無いから、練習をするに
  しても、なかなか気持ちの維持が難しい」
との話もあった。

まあ結局、もしかすると、この休止期間であっても、
チームあるいは個人で基礎練習を続けて来たケースと
そうで無い場合では、少し実力差が出てしまっている
かも知れない。そして、そういう様相も勿論選手達には
わかるから、本大会で他者の様子を見て、来シーズンに
向けて、どの程度の練習を積んでいくべきか?を再考
する機会になるのかも知れない。
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さて、本大会自体は、2年ぶりの開催となる。
昨年2019年は、会場の滋賀県立琵琶湖漕艇場が
改装工事により、使用できなかった次第であった。

とは言え、今年もまだ工事中であるのだが、なんとか
最低限の設備は確保できる。つまり、乗艇桟橋や
チームテントの設置場所、大会本部棟や無線・放送
システム等である。
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2年ぶりの大会なので、大会パンフレットの写真
は2018年のものである。今年から(あるいは
昨年2019年の一部の大会から)は、それまでの
青黒の2色印刷ではなく、フルカラー(CMYK)印刷と
なった。ネット注文等の普及で印刷コストが下がり、
カラーも2色も大差が無くなってきたのであろうか?

---
艇に関しては、2021年開催予定の「ワールドマスターズ
ゲームズ(WMG)2021関西」のドラゴンボートの部
(びわ湖競艇場で開催予定)に備え、滋賀県協会に
おける軽量の新型艇(20人艇、10人艇)の保有数が
大幅に増えている。(注:旧来から艇の数は多いが、
日中友好で寄贈された等の、30年間以上も使って
いる旧型の重量級の艇の比率も多かった)

また、それに伴い、新たにドラゴンボート(新艇)
専用の艇庫を借り、そこを艇の保管場所としている。
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艇庫の場所は、琵琶湖(瀬田)漕艇場の約300m南側で、
JR東海道線(琵琶湖線)の鉄橋の辺りの湖畔だ。

最寄のJR/京阪石山駅からは、道なりで約1100m、
徒歩15分程度で到着できると思われ、アクセスは
さほど悪く無い。近隣には、滋賀や京都の大学や
同好会等の艇庫が多数、林立している場所である。

新艇庫については、本記事の「後編」で詳細を説明
しよう。
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こちらが、新しいチャンピオン社製20人艇である。
5号艇まであるが、今回使用は4艇のみだ。

これらの新規入手艇は、現状では「スモール選手権」
と、前述の「ワールドマスターズゲームズ関西」に
使用予定であると聞く。
本来は今年9月に行われる「スモール選手権」で
デビューする予定だったのだが、その大会も中止と
なってしまった為、新艇は今回が初お披露目だ。

今回は、1000mの(国内ドラゴン大会では最長の)
長距離戦であるので、高速だが軽量でやや不安定な
10人艇を使用せず、安定性の高い20人艇を、持ち
出したのであろう。

それに加えての理由として、コロナ対策により、
「密」を避ける為、20人艇を用いた10人漕ぎとする。
(下写真。漕手の隙間が十分に開いている)
_c0032138_18435428.jpg
やや重い20人艇で、かつ少人数で長距離を漕ぐ為、
各チームでは瞬発力よりも「持久力」が課題となる。

まあでも、本大会も既に14回(14年)目である。
大会の最初期から出場しているベテランのチームも
多い為、この長距離戦の攻略法等は、どのチームに
とっても、「言わずもがな」の状況であろう。

ちなみに私も、本1000m大会は、台風や工事で
中止になった年(数回ある)を除き、他の全ての
大会の観戦撮影(およびブログ観戦記事の掲載)を
している。

----
さて、コロナ対策の件だが、少しづつ詳細を説明
していく。

まず、20人艇を用いた10人漕ぎである事は、前述の
通りである。これで漕手間で距離を開ける事が出来る。

ソーシャル・ディスタンス(6フィート=1.8m以上
が推奨)とまでは行かないが、現実的に取れる、
「密」への対策としては妥当な措置であろう。

それから、監督会議、表彰式等はチームの代表者のみ
として、これも「密」を避ける対策が取られている。
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開会式は放送にて、閉会式も放送にて行い、
必要な代表人員の他の一般選手達は集合しない。

次いで、選手達(および関係者も全て)は、大会本部
より支給される「口元フェイスガード」(?と呼ぶ
のだろうか? 商品名はメーカー毎でまちまちな模様。
2つ上の写真での「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」
(滋賀県、一昨年優勝チーム)の選手達が付けている
器具だ。

最近ではTV番組の出演者等もこれを付ける事が多い
と思う。(コストは1個あたり100~200円程度。
消毒して繰り返し使用できる)を、全員装着する
決まりだ。


ただし、鼓手(ドラマー)は、この口元タイプでは
無く、顔全体をカバーする「フェイスシールド」を
できるだけ装着する事が推奨されている。(下写真)
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この「フェイスシールド」の単価は、10月現在で
200円~400円台程度だと思う。

鼓手は、チームの司令塔の立場であり、レース中
にも様々に漕手(パドラー)や舵手に指示をする
事もある(=声を出す)からだ。

しかし、鼓手は漕手よりも、やや高い位置に座る為
飛沫感染防止の観点からは、口元タイプの方が良い
かも知れず、また、レース毎での鼓手の交代があると
シールドの他者への使いまわしが厳しいかも知れない。
ここ(鼓手)については、フェイス(顔)タイプでも、
口元タイプでも、どちらでも良いかと思われる。

プラシチック製のシールドではなく、勿論、(布製等)
マスクでも良いのだが、マスクは運動をすると呼吸が
厳しくなるケースがある為、各種シールドの方が楽な
場合もある。

(布)マスクは、今年の4~5月あたりでは入手が
困難で、たまに販売していても50枚セットで3000円
以上もする等、高額であったが、9月頃から価格が
暴落している。(恐らくは在庫過多であろう)

10月初旬での関西での都市圏での安売りマスクは
50枚入りで500円以下、さらには300円台という物
迄も見かけた。ただし、それらの安売り品の多くは、
さすがに薄く作られていて、どの程度の感染/伝播
防止効果があるかは、不明(懐疑的)だ。

各チームのアップ(=準備練習、ウォーミングアップ)
時においても、マスクとシールドの装着はまちまちだ。
_c0032138_18441026.jpg
上写真は、「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」の朝の
アップの模様、マスクとシールドが混在している。

アップ時、およびレース時では、大声での掛け声は
しないように指示をしているので、静かに走るのみ
である。

「大声での会話はしない」というのが飛沫感染防止
の基本であろうが、最近では世間でのコロナ対策も
だいぶ気の緩みがあるのか? おばちゃんの立ち話、
学生の登下校、観光地に稀に居る外国人等で、
マスク無しでの大声の会話が目だち、そういう人を
見かけると、距離を置くように注意せざるを得ない。

そして、実際のレースとなると、アップ時とはどうも
様相が異なる模様だ。
_c0032138_18441976.jpg
上写真は、「GPO」(チーム)の第一レース(前)。
選手達は、シールドではなく、マスクの装着が大半
である。

各種シールドは、実は、組み立てるのに少し時間が
かかる。滅菌された袋から出し、自分で耳ひもを嵌め
シールド上のシールを両面で剥がしたりするのだ。
「GPO」は第一レースだったので、その準備時間が無く、
マスクのまま(恐らくは、会場への来場の際に着けて
いたもの)で出場していた。

で、「GPO」が第一レースから帰ってきた際、
G「とても疲れた・・練習不足だろうか?」
という発言があった、タイムもさほど伸びていない。

匠「いや、(漕ぎが)揃っているのは確かなので、
  原因は別でしょう。まず、重い20人艇を10人で
  長距離を漕いでいる事。それから、気になるのは
  GPOさんだけ、皆、布マスクですよね・・
  他は、皆フェイスシールドですよ。マスクだと
  呼吸が苦しいのでは?」
G「ああ、そうか! きっとマスクのせいですよ。
  漕いでいて酸欠になるかと思った・・汗」

この話は、すぐに他チームにも広まり、選手達の
(口元)シールドの装着率が格段に上がった。

下写真は、前述の「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」
の、後の時間帯でのアップ(準備運動)の模様だ。
多くの選手達が(口元)シールドを付けている。
_c0032138_18442215.jpg
又、撮影の際での話であるが、布マスクは密閉性が
高く、上部の隙間から呼吸が上に向かい、カメラの
光学ファインダーやEVF(電子ファインダー)を
曇らせてしまうケースが多い。

なので、コロナ流行最初期の3月頃では、観光地
等でのアマチュアカメラマン等も、マスクをせずに
撮影をしているケースが多かった(撮り難いから
だろう) しかし、4月頃にコロナ流行が本格化
すると、マスクをせずに外出するのは無謀なので
カメラマンもマスク着用、そうこうしているうちに
全国に緊急事態宣言が発令され、「ステイホーム」で
アマチュアカメラマンを屋外で見かける事も皆無と
なっていく。
まあでも、確かにマスクとカメラの相性は良くない、

今回、口元フェイスシールドを装着しながら撮影を
してみると、ファインダー類の曇りは無く快適だし
(注:季節での、気温や湿度も影響すると思う)
カメラを構えた状態でも、口元シールドには
カメラやレンズ等が当たらないので問題は無い。

弱点は、撮影後に構えたカメラを戻す際、そのまま
カメラを下ろしてしまうと、口元シールドに当たって
外れたり壊れたりしてしまう事だ、ここは慣れて
よく注意する必要があるだろう。

余談だが、コロナ禍、またはそれ以前から、カメラ
市場は活気が無い。まあスマホの普及が主原因で
あろう、本格的カメラの必要性が減っているのだ。

カメラメーカー各社からも一眼レフの新製品は極めて
少なく、稀に出る新製品は、ほとんどがミラーレス機
である。(しかも、恐ろしく高価だ)
この世情を鑑み、ボート撮影で旧来、主力にしてきた
(デジタル)一眼レフから、「ミラーレス機に転換
した方が良いかも知れない?」とも思い、今回は
主力撮影機材をミラーレス機にしてみた。
(一応、一眼レフも持ってきてある)

ただ、やはりまだ、ミラーレス機よりも一眼レフの
方が遠距離の動体(つまりボート)撮影には有利な事
を痛感した。たとえ、一眼レフが重くても、あるいは
新製品が出なくなっても、当面はボート競技撮影では
一眼レフを主体にせざるを得ないであろう。

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さて、引き続き、コロナ対策の話である。

今回の大会は、滋賀県(びわ湖)で行われたが、
参加可能なチームの地域(本拠地)は、滋賀県および
京都府のチームに限定する措置が取られている。
_c0032138_18442905.jpg
上写真は、地元大津市の「小寺製作所」チームだ。
全員がマスク着用の集合写真というのも、なんだか
楽しそうでは無い雰囲気があるのだが(汗)
口元が隠れるだけで表情も読み取れないので、
まあ、そこはやむを得ない。

チーム内は、メンバーは日常で接している為、
ここでの社会的距離確保等は黙認、ただし、
異チーム間ではソーシャル・ディスタンスを
意識してもらうようにする事が望ましいであろう。

で、実は選手達は、これでも今日は機嫌が良い
のだ、なにせ、久々に大会で漕げる訳だし、
さらに言えば、およそ1年ぶりに他チームの選手
達やスタッフ達にも会えている。
お互い、皆、元気そうな様子が見られ、会話が
直接交わせる、という当たり前の事も、こんなに
楽しい事であったのだろうか・・

----
で、この参加チームの地域限定は、「県外(越境)
の移動を最小限にする措置」という訳だ。

「Go To Travel キャンペーン」も開始している為、
現状では、あまり厳しい制限を掛けずとも良いかと
は思うが、ドラゴンの選手達は、今年は公式戦が
無かったので、漕ぎたいニーズが強いと思われ、
フリー参加とすると、各地から際限なく参加チーム
数が増えてしまう恐れもあった次第だと思われる。

それと、多少の人数での、他地域チームへの越境
(飛び入り)参加等は暗黙には認められていると思う、
そこまで、うるさく言う必要は無いだろうからだ。
(もっとも、各チームとも、皆、漕ぎたいだろうから、
なかなか飛び入り参加の枠の空きも無い事であろう)

旅行関連だが、本大会の2週間前の9月の4連休では
京都嵐山等には観光客が溢れかえっていたと聞く。
客足が戻ったのは、観光業界にとっては良い事では
あろうが、新たな感染拡大を心配する声もあったのも
確かだ。

それと、ちなみに、本大会開催前1週間位での
滋賀県・京都府でのコロナ新規感染者数は、
滋賀県が、概ね0人~ヒトケタ人(1日あたり)
京都府が、ヒトケタ人~十数人、という感じだ。

そして、参加チームの選手達については、体調
(体温)記録の報告(大会当日から過去2週間)が
義務づけられている。(受付時に記録を提出)

さらに、本来、この1000m大会では、「ドラゴン
ボート・グランドシニア大会」が併設して行われる
事が通例であったのだが、高齢者が中心の同大会は
万が一の感染時での重症化が懸念される為、今年は
同グランドシニア大会は中止となっている。

ともかく、イベント実施で万が一のクラスター感染
を出さない事は、運営側にとって頭の痛い所である。
「それ(大会等)のせいでクラスターが起こった」
ともなれば、今後のイベント実施にも赤信号が
点灯してしまうからだ。イベント参加者(選手等)も
そこは十分意識する必要がある、せっかくの楽しい
イベントが出来なくなれば、選手達も困るだろう
からだ。

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それと、消毒等の状況だ。
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チームがレースから帰ってくると、(引き続きの次の
レースへの連続出場の場合を除き)一旦全員が艇から
降りて、スタッフが艇をアルコール消毒と拭き取り
作業を行う。

この措置の為、本来は今回の参加チーム規模(少数
限定である)ならば、2艇のみでの運用も可能では
あったと思うが、消毒等の準備作業の為に、4艇を
用いた交互運用としている。

消毒済みの艇に、次のチームの選手達は乗り込む
事となる。 
_c0032138_18443428.jpg
それから、大会本部、受付、審判席等には、各々
アルコールが用意されていて、選手やスタッフ、
あるいは、(数は少ないが)観客や報道関係者等も
自由に手指の消毒等を行えるようにしている。
_c0032138_18443430.jpg
今回の大会の開催は、あまり広くアナウンスは
していない。万が一、一般観客等が多数押し寄せて
しまうと、「密」の管理とか、感染防止ルール等の
遵守・徹底が難しくなるからだろう。

ただ、そうは言っても、一般観客はゼロでは無い、
どこかには存在する情報を頼りに、大会を見物に
来る人達は、居る事は居るのだ。
(内、一人は知人であり、連絡はしていなかった
のだが、その方の地元で行われている本大会を、
過去にも何度か見学に来ている方だった)

勿論、観客、報道関係者、その他の外部の方でも
受付等でのアルコール消毒推奨、また健康状態
等の確認を行う。(出来れば非接触体温計などが
あると、なお良いであろう)

そして、もともとの「イベントの広知性」の課題も
ある。つまり、人が集まる各種イベントには、例えば
広告宣伝とか観光振興とか、様々な商業的な意味も
あるから、観客の少ない、あるいは無観客のイベント
は、なかなか開催の意義が見出せない場合も多々ある
だろうからだ・・

このあたりは難しい話だ、コロナが早く終息し、
各分野で、従来どおり様々なイベントが実施できる
ようになるのを待つしかないかも知れない。
_c0032138_18444031.jpg
さて、概ね午前中に、殆どのレースが終了している。
例年であれば、午後からは「グランドシニア大会」
が開催されるのだが、前述のように、今年はその
大会は中止となっている。

後は閉会式・表彰式と、それと選手達の有志による
新艇庫の見学を兼ねた、艇等の「後片付けである」

私も昼食を取って、その午後の部に備えるとしよう。
なお、食事におけるコロナ感染防止は、意外に色々と
あって難しい。少し前までの時期は「会食」による
感染が多発した為、自治体によっては、会食における
時間や人数に制限を掛けるケースが多かった。
_c0032138_18444008.jpg
さて、本記事では、レースの模様や、チームの状況等
の話が全く出来ていないのだが・・(汗)
(上写真は、京都から参戦の「すいすい丸」)
それらの話は、まるまる後編記事に廻す事とする。

今回の大会で1つの重要な事は、コロナ禍における
大会(イベント)実施の上で、どのような点に留意し
どのような対策を施すか? という部分がある。

その為、今回の大会でのコロナ対策については、
来年以降(今年も、まだ一部大会があるとは思う)の
各地の大会開催において、一種の手本となれば良いの
ではなかろうか? 本大会のチーム成績よりも、むしろ
これは重要な事であろう。

次回、後編記事に続く。

----
追記:2020年下期のドラゴンボート関連情報

○実施予定 2020年11月1日(日)
 大阪府高石市/大阪府立漕艇センター ODBA主催 
「大阪府民スポーツ大会」(旧:大阪府民体育大会)
 および「舵取りコンテスト」 →参加募集中

X中止(11/14~11/15に開催予定だった大会)
「Head Of The Seta 2020」 瀬田漕艇倶楽部主催
 →滋賀県の瀬田川で行われる、異種ボート混成・
  大規模・長距離ボート大会。
 →および、同大会のドラゴンボートの部に参戦の
  選手達による年度末懇親会。(こちらも中止)

X中止(例年11月頃開催)
「すいすい丸(主催)ドラゴンボート体験乗船会」
 →京都府宇治市の宇治川で行われる、一般客を
  対象としたドラゴン(無料)体験乗船会。
 

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