ドラゴンボート&ペーロンの熱い季節も、真っ盛りであるが、
今回の記事では、本年度下半期、2017年8月~10月の
国内各地での大会の日程をお知らせする。
同時に、私が観戦した事がある大会では、大会の模様の写真を
掲載、および、その大会の見所と評価点を示して行く。
---
では、まずこの大会から。
8月6日(日) 堅田湖族まつり 湖族舟競争
![c0032138_07200346.jpg]()
滋賀県大津市、堅田(かたた)で行われる、地元ローカル色の
強い大会。
・・とは言え、今年で大会数は第34回目を迎える事となり、
長崎や相生のペーロン競漕を除いては、ドラゴンボート系では
国内最古参と思われる大会で、長い歴史を誇っている。
ちなみに、同じく大会開催数の長さを誇る、びわこペーロン大会、
天神大会(現:日本選手権)、びわこ高島ペーロン、のいずれ
よりも僅かに初開催は古いと思う。
上写真は、地元(自治会)の部のレースの模様。
それぞれの自治会旗を船につけて颯爽と琵琶湖の湖面を滑る。
地元チームにも強豪がいくつかあって、観戦はなかなか面白い。
具体的には、「小番城」(こばき/こばんぎ)や、「柳田」
「永楽」、「堅田第一」、「今堅田」、「衣川」(きぬがわ)
あたりがなかなか速い。
なお、地元チームはコラボ編成をして、毎年「スモール選手権」
にも「堅田湖族」の名前でエントリーしている。
レースのルールはターン有りの往復500m戦、
クルー数は、12人漕ぎ+ドラマー+舵手+監督の計15名。
![c0032138_07200352.jpg]()
艇は、幅広の通称「バスタブ艇」なので、スピードは出ないが
ターンでの安定感は高いので、「高島ペーロン」のような
転覆などのアクシデントはまず発生しない。
地元自治会チーム以外は、「一般の部」へのエントリーとなるが
参加資格は特に無く自由である。
現在、ドラゴン専業チームの参戦は少なく、昨年(2016年)の
事例を見れば、「小寺製作所」および「湖鼓Ro[こころ](GPO)」
の2チームである。
昨年の一般の部では、これら専業チームが1位、2位となったが、
「ドラゴンのチームの参加は大歓迎」と実行委員の方の話。
今年は、滋賀の専業チーム「松陽台」が参戦するとも聞いている。
なお、一般(地元以外)チームの参加料は3000円と安価である。
それで賞金(現金)や、参加賞(ビール2ケース)が出るので
専業チームの場合は、ちょっと悪い気もするカも知れない。
昨年までは、一般チームの参加も無料だったので、多少の「寸志」
等を運営側に寄付しておくチームもあったのだが、今年からは
有料なので、そのあたりは気にせず参加すれば良いであろう。
大会会場等、詳しくは、2016年9月頃の本ブログ記事を参照
されたし。
余談だが、本大会会場および、多くの「琵琶湖」でのボート系
大会会場では、快晴時には殆どの時間で強烈な「逆光」となり、
写真撮影が極めて難しい。
一般アマチュアカマラマンの方々が大会の観戦撮影をする事は、
ドラゴン等の普及には良い事だとは思うが、写真はまず綺麗に
撮れないと思うので、あまり「格好良いところを撮るぞ」等と
意気込んで来る必要は無い。
むじろ客観的に、レースの展開とか、チームや選手の心理状態を
色々と考えながら(想像しながら)観戦する方がずっと楽しい
事であろう。
では最後に本大会の評価を示しておく。
競技志向 :★★☆
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★☆
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
さて、次の大会
8月6日(日) 京丹後ドラゴンカヌー選手権大会
通称「久美浜大会」と呼ばれる伝統ある大会だが、
残念ながら私は未観戦だ(他の大会と日程がかぶり易い)
ドラゴンボート専業チームでは、ここを「ホーム大会」とする
「すいすい丸」を始めとし、多数が参戦していると聞いている。
まあ、専業チームの選手の方達には、お馴染みの大会であり、
私の方から説明する必要は無いであろう。
----
8月6日(日) 九頭龍ドラゴンボート大会
こちらも残念ながら未観戦、まだ比較的歴史の浅い大会であり、
専業チームでは「打艇龍舟倶楽部」が毎年のように参戦していて
過去2連覇を遂げた、と聞いている。
(今年は「打艇」は不参加と聞いている)
ただ、近年は相生等の各地から強豪チームもエントリーして
来ている模様であり、だんだんと競技志向の強い大会に変わって
きているかも知れない。
----
8月19日(土) びわ湖ドラゴンキッズ選手権大会
![c0032138_07200311.jpg]()
今年2017年で、早くも第12回目を迎える、小学生選手を中心
とした全国でも珍しいドラゴンボート大会だ。
滋賀県・琵琶湖はマリンスポーツ環境に恵まれ、小学生の大会だ
と言っても、非常に本格的な大会となっている。
競技志向が強い理由だが、主に3つのドラゴン専業チームの
「龍人」(どらんちゅ)、「小寺製作所」、「池の里Lakeres!」
の実子の子供達が、父母からの一子相伝によりドラゴンボートの
秘術(?笑)を習い、高いスキルを持って戦うからだ。
そのタイムは、親子の部(大人10人、小学生10人)では
200m戦で(重たい琵琶湖ペーロン艇で)1分少々というタイム
にまで進化してきている、このタイムは、下手をすると中堅の
ドラゴン専業チームでも負けてしまうかも知れない(汗)
前述の3つの専業チームの「代理戦争」の様相も示してきていて
ともかく「お互いに負けられない」という緊張感のある状況だ。
![c0032138_07200298.jpg]()
そういう状況であるので当然、父兄達の応援合戦も必死となる。
でもまあ、夏の風物詩としてほぼ定着した感のある大会だ。
もう数年したら、他地区のドラゴン専業チームの選手子供達も
小学生位の年齢になり、チームを編成できる可能性があると
聞いている、そうなったら、さらに「代理戦争」が厳しく
なるのかも知れないが、それはそれで非常に楽しみだ。
各専業チームは、是非、本大会への参戦をご検討あれ。
本大会の評価点である。
競技志向 :★★★★
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★☆
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
8月20日(日) 東郷湖ドラゴンカヌー大会
![c0032138_07200288.jpg]()
こちらも残念ながら未観戦の大会だ。
この時期、各地でドラゴンやペーロン大会があり、どうしても
日程が被ってしまう。
鳥取県の強豪ドラゴン専業チーム「しげる」がホームとする
大会であり、いつか観戦に行きたいと思っている大会だ。
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8月20日(日) びわこペーロン大会
![c0032138_07200294.jpg]()
長い歴史を誇る「びわこの夏の風物詩」
「ペーロン」と言うものの、ルールは完全にドラゴンボートであり
中距離、400mの直線でレースが行われる。
地元ビギナーチームとドラゴン専業チームのエントリー比率は
約8対2だ。
なので専業チームと地元チームの実力差を回避する必要があるが、
「準実力別カテゴリー分け」のように自然になりつつづある。
上写真の「10人漕ぎ一般」ではほとんどが地元チームであるが
「10人漕ぎ混合」や「20人漕ぎ一般」は、専業チームの比率が
ぐっと増えて競技志向もかなり高まる。
![c0032138_07200203.jpg]()
現在では、ドラゴンの20人漕ぎも、そのカテゴリーがある大会が
だんだん少なくなってきている。また、短距離戦(200m)ばかり
にもなってきている。
そういう意味では、本びわこペーロンの400m戦、20人漕ぎという
のは貴重な大会と言えるであろう。
専業チームとしては、「吹田龍舟倶楽部」と「池の里Lakers!」が
それぞれ複数回のカテゴリー優勝を誇っている。
そろそろ「チャンピオンリーグ」とか「実力別カテゴリー分け」
の採用など、大会のシステムを変更する時期にさしかっている
かも知れない。
ただ、最近では、地元企業系チームの「日立建機テイアラ」や
「シンコーメタリコン」「東レ」「パナソニック」(複数ある)
「不二ドラゴン」「トヨタ紡織」等の本気度が上がってきていて、
カーボンパドルを導入したり、事前練習を繰り返している模様だ。
今後のこうした地元チームの成長もまた楽しみな大会である、
なお、今年2017年は「琵琶湖周航の歌」が作られて丁度100年
にあたる為、滋賀県各地で「琵琶湖周航の歌100周年記念」と
してイベントが行われている模様だ。
7月に行われた「高島ペーロン」も「琵琶湖周航の歌100周年記念」
となっていて、例年より若干賞品が良かったように思える。
本「びわこペーロン」も、何らかの記念大会になるかも知れない。
さて、本大会の評価点である。
競技志向 :★★☆
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
8月27日(日)KIX国際交流ドラゴンボート大会
![c0032138_07201671.jpg]()
気が付けば今年で第14回目を迎える老舗の大会だ、私は全大会
を観戦しているが、途中2年連続で台風による中止の不運に
見舞われた。
本大会は、関西空港の水路という好環境がまず特徴にある。
そしてビギナーチームも多いのだが、専業チームもバランスの
良い参加率であり、今の所「実力差」については、あまり問題
にはなっていない。
20人漕ぎオンリー、という今では貴重な大会である。
![c0032138_07201604.jpg]()
水路の横幅は約200mと、とても広く、5艘建てから最大では
7艘建てまでも可能だ、20人漕ぎとあいまって迫力のある
レースが観戦できる。
それと、本大会の特徴は、国内空港関係チームに美人の選手が
とても多い事、さらには「国際交流」と銘打つだけあって、
海外からもエラライン系の美人選手が沢山集まってくる。
![c0032138_07201696.jpg]()
昨年の本大会では、日本の強豪専業チームの選手達に、
彼女達からも「カッコイイ~!」と声援が飛び、ちょっと鼻の下
を伸ばした選手達も居たようだ(笑)
まあ、なかなか楽しい大会である。
近年では、ちょっと競技志向が減ってきているのだが、それも
また本大会においては、大会の別の新しい方向性を模索する意味
においては良い傾向かも知れない。
つまり、勝敗よりも大会そのものを楽しむというやり方だ・・
その点については、本大会は成功しつつあり、今後の発展が
非常に楽しみである。
本大会の評価点である。
競技志向 :★★
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★★☆
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
9月17日(日)静岡県ドラゴンボート大会御前崎なぶらカップ
(旧:御前崎市長杯)
![c0032138_07201632.jpg]()
静岡県御前崎市で、例年6月末に行われていた大会であるが、
昨年より御前崎市一帯で「南海トラフ地震」対策による
「防潮堤」(津波を防ぐ)の大規模な工事が行われている。
その為、昨年の本大会は中止、今年においても、会場を移す
都合があり、会場と開催月が変更された。
![c0032138_07201430.jpg]()
御前崎は風光明媚な環境で、温暖な気候が特徴だ。
海の幸にも恵まれ、ちょっとした旅行気分でのエントリーも
良いかも知れない。
風がやや強い土地なのであるが、そのおかげで夏場のドラゴン
大会でも、あまり灼熱の暑さを感じる事が無い。
なお、この土地柄から「風力発電」の風車が非常に多いのも
特徴である。
ここをホーム大会とする地元強豪チームは、専業チームでもある
「中電龍舟」と「遠州舸(はやぶね)会」がある。
大会運営は「静岡ドラゴンボート協会」により行われ、
こちらは、「海猿火組」や「鈴与龍舟」などの強豪ベテラン
チームのメンバーが多数居るので、スムースな運営だ。
![c0032138_07201577.jpg]()
毎回の大会には写真の「御前崎市キャンペーンレディー」や
御前崎市長さんも応援に駆けつけて下さる。
注意点は、公共交通機関でのアクセスは大変困難な事であり、
車の利用がベストであろう。
なお、本大会は今年は滋賀の他大会と開催日が被ってしまい、
もしかすると観戦が出来ないかも知れない、ただ、そればかりは
いたしかたない、日程はそれぞれの会場の都合もあるからだ・・
本大会の評価点である。
競技志向 :★★★
大会環境 :★★☆
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
9月~10月 猪名川大会
![c0032138_07201547.jpg]()
前回、第1回目の開催が2014年であった本大会が、3年ぶりの
復活との事である。
正確な日程はまだ入ってきていないので、エントリーする場合は
日程の決定の情報に注意する必要があるだろう。
本大会は、大阪府池田市の猪名川をせき止めて行われる。
京都宇治大会のように2艘建てのマッチレースであるが、
特にその点で不都合は無い。
オープンの部に参戦するチームはドラゴン専業チームばかりで
あるので、競技志向はそこそこ強くなると思う。
![c0032138_07201661.jpg]()
気候がよければ、なかなか気持ちよく参戦、観戦ができる大会だ。
なお、最寄駅からは若干距離があるので、その点のみ要注意だ。
競技志向 :★★★☆
大会環境 :★★★
エンジョイ度:★★★
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
9月~10月 大阪府民体育大会
旧来、大阪北港ヨットハーバーにて、ODBA(大阪府ドラゴン
ボート協会)を中心として、大阪府のイベントの一環として
行われていた大会である。
で、ご存知のように北港ヨットハーバーは廃止となってしまい、
現在は滋賀県大津市の「オーパル」で行われる場合が多い模様で
あるが、今年の開催場所、開催日程は未定だ。
![c0032138_07202348.jpg]()
琵琶湖での開催となると、大阪のチームの他、滋賀のチームも
多数参戦してくるので、なかなか賑やかな大会となる。
旧来、北港で行われていた際には、試合後「BBQ大会」があって
選手達の交流、親睦に、とても良い効果があった。
オーパルで行う場合は、BBQが出来ないのであるが、まあ
その点も含めて、今年はODBAの方で何か考えていただいている
かも知れない・・
競技志向 :★★
大会環境 :?(未定)
エンジョイ度:★★★★
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
9月17日(日) びわ湖ドラゴンボート1000m選手権大会
早くも今年で11回目を迎える長寿大会だ、
国内唯一の長距離ドラゴン大会は、将来的に海外の長距離戦でも
通用するチームを育てる、という目的で設立されたと聞く。
![c0032138_07202399.jpg]()
その事もあってか?近年においてはエントリーするチームの
中では、長距離を苦手とするチームと、得意とするチームに
綺麗に2分される。
上写真は、長距離が得意なチームの代表格の「IHI相生」だ。
なんと3連覇中である。
勿論相生ペーロンの常連強豪チームであるが、相生の艇の構造と
ドラゴン艇はずいぶんと異なり、それが理由か、漕ぎ方もずいぶん
と異なってくる、しかし、いわゆるその「ペーロン漕ぎ」が特に
超距離戦にマッチしているようにも思われ、かつ、相生ペーロン
の決勝は、900m戦であるので、本大会とさほど距離が変わらず、
その点でも、相生のチームは長距離戦に慣れていると言えるで
あろう。
今年は、他のドラゴン専業チームが「IHI相生」の牙城を
崩せるのであろうか? その点が観戦の1つの楽しみだ。
地元チームでは「小寺製作所」は、かつて「長距離がとても
苦手なチーム」と呼ばれていた、他の滋賀県内の短距離大会では
殆どで優勝経験があるのに、本1000mだけは手も足も出なかった
のだ。
が、その「小寺」も、近年、中距離600m戦の「高島ペーロン」と
500m戦「堅田・湖族舟競争」で優勝し、かつ本1000m大会でも
昨年は3位という実績である、「長距離もいける”小寺”」に
なれるかどうかは、今年の本大会にかかっている(?)
なお、琵琶湖の「瀬田漕艇場」は、風光明媚で極めて良い環境で
ある事は特筆するべき点であろう。
競技志向 :★★★
大会環境 :★★★★☆
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★☆
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
9月17日(日) ドラゴンボート・グランドシニア大会
上記「1000m大会」と併設されて行われる大会だ。
通常、「1000m戦」の後に本大会が行われるので、被って
出場するチームも多いし、本大会のみに出場するチームもある。
本大会の特徴は、唯一の「年齢ハンデ戦」を採用している事だ。
この為、年齢層が高い現役チームが有利となる。
例えば「Rスポーツマンクラブ」が、毎年優勝候補となっている。
「R」には、つい先年まで70歳台後半の選手も居た位だ。
ルールは、20人艇を利用した10人漕ぎで、200mの短距離戦だ。
漕手達の年齢合計が500歳以上の場合は、マイナスハンデ(秒)
となり、若い場合は、プラスハンデがつく。
![c0032138_07202388.jpg]()
上写真のように、風光明媚な「瀬田漕艇場」の環境で行われる。
競技志向 :★☆
大会環境 :★★★★☆
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
10月? 東大島ドラゴンボート大会(東京・東大島)
残念ながら未観戦の大会だ。
勿論、観戦には行きたいが、関西からはなかなか距離がある・・
----
10月?中川運河ドラゴンボートレース(愛知・名古屋市)
こちらも残念ながら未観戦の大会だ。
こちらを観戦に行こうとすると、他の大会と日程が被りやすい。
専業チームの「東海龍舟」や「闘龍者」(とうりゅうもん)が
ホームとする大会である。
----
さて、次の大会
10月8日(日) 静岡県ドラゴンボート大会
マグロ祭りツナカップ(静岡・清水)
最も「参加選手満足度が高い大会」と呼ばれ、全国のドラゴン
チームからも大人気の大会だ。
その人気は、地元(静岡)のチームよりも、関東、中部、関西
等の「県外チーム」の方が参加数が多い、という特徴を持つ
全国でも唯一の大会となってきている。
まあ、「おもてなし大会」というコンセプトであるので、
そうした人気も高まってくるのであろう。
![c0032138_07202316.jpg]()
「ツナカップ」の楽しさは、写真の「前夜祭」から始まる。
全国各地から前泊で強豪チームが集まってくる為、この交流会は
選手同士の親睦を高める他、さまざまな情報交換とか、
強豪チームの強さの秘訣を聞き出す場としても有効だ。
会場への好アクセス、好環境はもとより、グルメに観光などの
エンジョイ度も非常に高い大会である。
![c0032138_07202344.jpg]()
いったんレースが始まると、競技志向全開となる。
「これは日本選手権か?」と思えるほどの強豪チームが多数
集まり、激戦が繰り広げられる、
特に、ここ数年決勝戦で見られる「bp」(オープン)と、
「INO-G」(混合)の異カテゴリー対決は必見であり、
このレースを見るだけでも静岡まで来る価値がある。
![c0032138_07202251.jpg]()
毎年10月の3連休の中日に行われる大会の為、
前泊、後泊の選択も自由であり、観光がてらの参戦・観戦が
おすすめである。
なお、少ないチーム数(最大20数チーム)での限定大会であり
エントリーしても毎年抽選になってしまう模様である。
毎年の年末に本ブログで掲載している「ドラゴン総集編」の
「ベスト大会編」では、例年1位か2位の屈指の好大会だ。
競技志向 :★★★★☆
大会環境 :★★★★☆
エンジョイ度:★★★★★
観戦の楽しさ:★★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
10月18日~10月23日
IDBF世界ドラゴンボート選手権大会(中国雲南省・昆明市)
こちらは大会情報のみの掲載。
----
さて、次の大会
10月?日 南大隅町ねじめドラゴンボートフェスティバル
(鹿児島)
こちらも残念ながら未観戦の大会。
関西から専業チームも参戦していて、特に「関西龍舟」や
「Team 河童」が優勝等の好成績を数多く残している模様だ。
昨年(2016年)の日本選手権大会には同大会の実行委員の方が
観戦に来ていて、色々話をしたが、なかなか面白そうな大会だ。
昨年は「スモール選手権」と同一日程でかぶってしまったが、
今年はどうなのか?まだ正式な日程の情報は無い。
----
10月29日(日) スモールドラゴンボート日本選手権大会
こちらが、本年のシーズン最後の大会になる予定だ。
10月末は、やや寒いのであるが、昨年より、このあたりの日程に
なってから、本大会や前身の「びわこスプリント」において、
「極めて雨に見舞われる確率の高い大会」という点が解消されて
きている兆しがある。
![c0032138_07202244.jpg]()
本大会は「選手権」大会であり、全国から強豪チームが集まる。
7月に行われる「日本選手権」とは異なり、本大会は10人漕ぎ
であるから、遠方からの参戦チームも多い。
その点においては、ある意味「日本選手権」よりも、本大会の
方が競技志向は強いと言えるであろう。
![c0032138_07202234.jpg]()
会場は、「びわこ競艇場」である、恵まれた水上競技用環境は、
4年後に行われる「ワールドマスターズゲーム関西2021」での
ドラゴンボートを含む水上競技の会場にも指定された。
先ほど「雨が降りやすい」と書いたが、この会場では、広大な
「屋内観戦デッキ」もある為、実のところ、あまり雨は問題には
ならない、その点でも優れた会場環境であると思う。
こちらも、本ブログ年末の「ベスト大会編」では、毎年上位に
ランクインする好大会だ。
競技志向 :★★★★★
大会環境 :★★★★☆
エンジョイ度:★★★
観戦の楽しさ:★★★★☆
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
さて、今年下半期の「ドラゴンボート&ペーロン大会」の情報は
以上である、この中の多くの大会は観戦する予定であるので、
個々の大会の模様は、また個別に観戦記事を書いていくとしよう。
今回の記事では、本年度下半期、2017年8月~10月の
国内各地での大会の日程をお知らせする。
同時に、私が観戦した事がある大会では、大会の模様の写真を
掲載、および、その大会の見所と評価点を示して行く。
---
では、まずこの大会から。
8月6日(日) 堅田湖族まつり 湖族舟競争

強い大会。
・・とは言え、今年で大会数は第34回目を迎える事となり、
長崎や相生のペーロン競漕を除いては、ドラゴンボート系では
国内最古参と思われる大会で、長い歴史を誇っている。
ちなみに、同じく大会開催数の長さを誇る、びわこペーロン大会、
天神大会(現:日本選手権)、びわこ高島ペーロン、のいずれ
よりも僅かに初開催は古いと思う。
上写真は、地元(自治会)の部のレースの模様。
それぞれの自治会旗を船につけて颯爽と琵琶湖の湖面を滑る。
地元チームにも強豪がいくつかあって、観戦はなかなか面白い。
具体的には、「小番城」(こばき/こばんぎ)や、「柳田」
「永楽」、「堅田第一」、「今堅田」、「衣川」(きぬがわ)
あたりがなかなか速い。
なお、地元チームはコラボ編成をして、毎年「スモール選手権」
にも「堅田湖族」の名前でエントリーしている。
レースのルールはターン有りの往復500m戦、
クルー数は、12人漕ぎ+ドラマー+舵手+監督の計15名。

ターンでの安定感は高いので、「高島ペーロン」のような
転覆などのアクシデントはまず発生しない。
地元自治会チーム以外は、「一般の部」へのエントリーとなるが
参加資格は特に無く自由である。
現在、ドラゴン専業チームの参戦は少なく、昨年(2016年)の
事例を見れば、「小寺製作所」および「湖鼓Ro[こころ](GPO)」
の2チームである。
昨年の一般の部では、これら専業チームが1位、2位となったが、
「ドラゴンのチームの参加は大歓迎」と実行委員の方の話。
今年は、滋賀の専業チーム「松陽台」が参戦するとも聞いている。
なお、一般(地元以外)チームの参加料は3000円と安価である。
それで賞金(現金)や、参加賞(ビール2ケース)が出るので
専業チームの場合は、ちょっと悪い気もするカも知れない。
昨年までは、一般チームの参加も無料だったので、多少の「寸志」
等を運営側に寄付しておくチームもあったのだが、今年からは
有料なので、そのあたりは気にせず参加すれば良いであろう。
大会会場等、詳しくは、2016年9月頃の本ブログ記事を参照
されたし。
余談だが、本大会会場および、多くの「琵琶湖」でのボート系
大会会場では、快晴時には殆どの時間で強烈な「逆光」となり、
写真撮影が極めて難しい。
一般アマチュアカマラマンの方々が大会の観戦撮影をする事は、
ドラゴン等の普及には良い事だとは思うが、写真はまず綺麗に
撮れないと思うので、あまり「格好良いところを撮るぞ」等と
意気込んで来る必要は無い。
むじろ客観的に、レースの展開とか、チームや選手の心理状態を
色々と考えながら(想像しながら)観戦する方がずっと楽しい
事であろう。
では最後に本大会の評価を示しておく。
競技志向 :★★☆
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★☆
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
----
さて、次の大会
8月6日(日) 京丹後ドラゴンカヌー選手権大会
通称「久美浜大会」と呼ばれる伝統ある大会だが、
残念ながら私は未観戦だ(他の大会と日程がかぶり易い)
ドラゴンボート専業チームでは、ここを「ホーム大会」とする
「すいすい丸」を始めとし、多数が参戦していると聞いている。
まあ、専業チームの選手の方達には、お馴染みの大会であり、
私の方から説明する必要は無いであろう。
----
8月6日(日) 九頭龍ドラゴンボート大会
こちらも残念ながら未観戦、まだ比較的歴史の浅い大会であり、
専業チームでは「打艇龍舟倶楽部」が毎年のように参戦していて
過去2連覇を遂げた、と聞いている。
(今年は「打艇」は不参加と聞いている)
ただ、近年は相生等の各地から強豪チームもエントリーして
来ている模様であり、だんだんと競技志向の強い大会に変わって
きているかも知れない。
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8月19日(土) びわ湖ドラゴンキッズ選手権大会

とした全国でも珍しいドラゴンボート大会だ。
滋賀県・琵琶湖はマリンスポーツ環境に恵まれ、小学生の大会だ
と言っても、非常に本格的な大会となっている。
競技志向が強い理由だが、主に3つのドラゴン専業チームの
「龍人」(どらんちゅ)、「小寺製作所」、「池の里Lakeres!」
の実子の子供達が、父母からの一子相伝によりドラゴンボートの
秘術(?笑)を習い、高いスキルを持って戦うからだ。
そのタイムは、親子の部(大人10人、小学生10人)では
200m戦で(重たい琵琶湖ペーロン艇で)1分少々というタイム
にまで進化してきている、このタイムは、下手をすると中堅の
ドラゴン専業チームでも負けてしまうかも知れない(汗)
前述の3つの専業チームの「代理戦争」の様相も示してきていて
ともかく「お互いに負けられない」という緊張感のある状況だ。

でもまあ、夏の風物詩としてほぼ定着した感のある大会だ。
もう数年したら、他地区のドラゴン専業チームの選手子供達も
小学生位の年齢になり、チームを編成できる可能性があると
聞いている、そうなったら、さらに「代理戦争」が厳しく
なるのかも知れないが、それはそれで非常に楽しみだ。
各専業チームは、是非、本大会への参戦をご検討あれ。
本大会の評価点である。
競技志向 :★★★★
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★☆
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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8月20日(日) 東郷湖ドラゴンカヌー大会

この時期、各地でドラゴンやペーロン大会があり、どうしても
日程が被ってしまう。
鳥取県の強豪ドラゴン専業チーム「しげる」がホームとする
大会であり、いつか観戦に行きたいと思っている大会だ。
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8月20日(日) びわこペーロン大会

「ペーロン」と言うものの、ルールは完全にドラゴンボートであり
中距離、400mの直線でレースが行われる。
地元ビギナーチームとドラゴン専業チームのエントリー比率は
約8対2だ。
なので専業チームと地元チームの実力差を回避する必要があるが、
「準実力別カテゴリー分け」のように自然になりつつづある。
上写真の「10人漕ぎ一般」ではほとんどが地元チームであるが
「10人漕ぎ混合」や「20人漕ぎ一般」は、専業チームの比率が
ぐっと増えて競技志向もかなり高まる。

だんだん少なくなってきている。また、短距離戦(200m)ばかり
にもなってきている。
そういう意味では、本びわこペーロンの400m戦、20人漕ぎという
のは貴重な大会と言えるであろう。
専業チームとしては、「吹田龍舟倶楽部」と「池の里Lakers!」が
それぞれ複数回のカテゴリー優勝を誇っている。
そろそろ「チャンピオンリーグ」とか「実力別カテゴリー分け」
の採用など、大会のシステムを変更する時期にさしかっている
かも知れない。
ただ、最近では、地元企業系チームの「日立建機テイアラ」や
「シンコーメタリコン」「東レ」「パナソニック」(複数ある)
「不二ドラゴン」「トヨタ紡織」等の本気度が上がってきていて、
カーボンパドルを導入したり、事前練習を繰り返している模様だ。
今後のこうした地元チームの成長もまた楽しみな大会である、
なお、今年2017年は「琵琶湖周航の歌」が作られて丁度100年
にあたる為、滋賀県各地で「琵琶湖周航の歌100周年記念」と
してイベントが行われている模様だ。
7月に行われた「高島ペーロン」も「琵琶湖周航の歌100周年記念」
となっていて、例年より若干賞品が良かったように思える。
本「びわこペーロン」も、何らかの記念大会になるかも知れない。
さて、本大会の評価点である。
競技志向 :★★☆
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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8月27日(日)KIX国際交流ドラゴンボート大会

を観戦しているが、途中2年連続で台風による中止の不運に
見舞われた。
本大会は、関西空港の水路という好環境がまず特徴にある。
そしてビギナーチームも多いのだが、専業チームもバランスの
良い参加率であり、今の所「実力差」については、あまり問題
にはなっていない。
20人漕ぎオンリー、という今では貴重な大会である。

7艘建てまでも可能だ、20人漕ぎとあいまって迫力のある
レースが観戦できる。
それと、本大会の特徴は、国内空港関係チームに美人の選手が
とても多い事、さらには「国際交流」と銘打つだけあって、
海外からもエラライン系の美人選手が沢山集まってくる。

彼女達からも「カッコイイ~!」と声援が飛び、ちょっと鼻の下
を伸ばした選手達も居たようだ(笑)
まあ、なかなか楽しい大会である。
近年では、ちょっと競技志向が減ってきているのだが、それも
また本大会においては、大会の別の新しい方向性を模索する意味
においては良い傾向かも知れない。
つまり、勝敗よりも大会そのものを楽しむというやり方だ・・
その点については、本大会は成功しつつあり、今後の発展が
非常に楽しみである。
本大会の評価点である。
競技志向 :★★
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★★☆
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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9月17日(日)静岡県ドラゴンボート大会御前崎なぶらカップ
(旧:御前崎市長杯)

昨年より御前崎市一帯で「南海トラフ地震」対策による
「防潮堤」(津波を防ぐ)の大規模な工事が行われている。
その為、昨年の本大会は中止、今年においても、会場を移す
都合があり、会場と開催月が変更された。

海の幸にも恵まれ、ちょっとした旅行気分でのエントリーも
良いかも知れない。
風がやや強い土地なのであるが、そのおかげで夏場のドラゴン
大会でも、あまり灼熱の暑さを感じる事が無い。
なお、この土地柄から「風力発電」の風車が非常に多いのも
特徴である。
ここをホーム大会とする地元強豪チームは、専業チームでもある
「中電龍舟」と「遠州舸(はやぶね)会」がある。
大会運営は「静岡ドラゴンボート協会」により行われ、
こちらは、「海猿火組」や「鈴与龍舟」などの強豪ベテラン
チームのメンバーが多数居るので、スムースな運営だ。

御前崎市長さんも応援に駆けつけて下さる。
注意点は、公共交通機関でのアクセスは大変困難な事であり、
車の利用がベストであろう。
なお、本大会は今年は滋賀の他大会と開催日が被ってしまい、
もしかすると観戦が出来ないかも知れない、ただ、そればかりは
いたしかたない、日程はそれぞれの会場の都合もあるからだ・・
本大会の評価点である。
競技志向 :★★★
大会環境 :★★☆
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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9月~10月 猪名川大会

復活との事である。
正確な日程はまだ入ってきていないので、エントリーする場合は
日程の決定の情報に注意する必要があるだろう。
本大会は、大阪府池田市の猪名川をせき止めて行われる。
京都宇治大会のように2艘建てのマッチレースであるが、
特にその点で不都合は無い。
オープンの部に参戦するチームはドラゴン専業チームばかりで
あるので、競技志向はそこそこ強くなると思う。

なお、最寄駅からは若干距離があるので、その点のみ要注意だ。
競技志向 :★★★☆
大会環境 :★★★
エンジョイ度:★★★
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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9月~10月 大阪府民体育大会
旧来、大阪北港ヨットハーバーにて、ODBA(大阪府ドラゴン
ボート協会)を中心として、大阪府のイベントの一環として
行われていた大会である。
で、ご存知のように北港ヨットハーバーは廃止となってしまい、
現在は滋賀県大津市の「オーパル」で行われる場合が多い模様で
あるが、今年の開催場所、開催日程は未定だ。

多数参戦してくるので、なかなか賑やかな大会となる。
旧来、北港で行われていた際には、試合後「BBQ大会」があって
選手達の交流、親睦に、とても良い効果があった。
オーパルで行う場合は、BBQが出来ないのであるが、まあ
その点も含めて、今年はODBAの方で何か考えていただいている
かも知れない・・
競技志向 :★★
大会環境 :?(未定)
エンジョイ度:★★★★
観戦の楽しさ:★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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9月17日(日) びわ湖ドラゴンボート1000m選手権大会
早くも今年で11回目を迎える長寿大会だ、
国内唯一の長距離ドラゴン大会は、将来的に海外の長距離戦でも
通用するチームを育てる、という目的で設立されたと聞く。

中では、長距離を苦手とするチームと、得意とするチームに
綺麗に2分される。
上写真は、長距離が得意なチームの代表格の「IHI相生」だ。
なんと3連覇中である。
勿論相生ペーロンの常連強豪チームであるが、相生の艇の構造と
ドラゴン艇はずいぶんと異なり、それが理由か、漕ぎ方もずいぶん
と異なってくる、しかし、いわゆるその「ペーロン漕ぎ」が特に
超距離戦にマッチしているようにも思われ、かつ、相生ペーロン
の決勝は、900m戦であるので、本大会とさほど距離が変わらず、
その点でも、相生のチームは長距離戦に慣れていると言えるで
あろう。
今年は、他のドラゴン専業チームが「IHI相生」の牙城を
崩せるのであろうか? その点が観戦の1つの楽しみだ。
地元チームでは「小寺製作所」は、かつて「長距離がとても
苦手なチーム」と呼ばれていた、他の滋賀県内の短距離大会では
殆どで優勝経験があるのに、本1000mだけは手も足も出なかった
のだ。
が、その「小寺」も、近年、中距離600m戦の「高島ペーロン」と
500m戦「堅田・湖族舟競争」で優勝し、かつ本1000m大会でも
昨年は3位という実績である、「長距離もいける”小寺”」に
なれるかどうかは、今年の本大会にかかっている(?)
なお、琵琶湖の「瀬田漕艇場」は、風光明媚で極めて良い環境で
ある事は特筆するべき点であろう。
競技志向 :★★★
大会環境 :★★★★☆
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★☆
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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9月17日(日) ドラゴンボート・グランドシニア大会
上記「1000m大会」と併設されて行われる大会だ。
通常、「1000m戦」の後に本大会が行われるので、被って
出場するチームも多いし、本大会のみに出場するチームもある。
本大会の特徴は、唯一の「年齢ハンデ戦」を採用している事だ。
この為、年齢層が高い現役チームが有利となる。
例えば「Rスポーツマンクラブ」が、毎年優勝候補となっている。
「R」には、つい先年まで70歳台後半の選手も居た位だ。
ルールは、20人艇を利用した10人漕ぎで、200mの短距離戦だ。
漕手達の年齢合計が500歳以上の場合は、マイナスハンデ(秒)
となり、若い場合は、プラスハンデがつく。

競技志向 :★☆
大会環境 :★★★★☆
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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10月? 東大島ドラゴンボート大会(東京・東大島)
残念ながら未観戦の大会だ。
勿論、観戦には行きたいが、関西からはなかなか距離がある・・
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10月?中川運河ドラゴンボートレース(愛知・名古屋市)
こちらも残念ながら未観戦の大会だ。
こちらを観戦に行こうとすると、他の大会と日程が被りやすい。
専業チームの「東海龍舟」や「闘龍者」(とうりゅうもん)が
ホームとする大会である。
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さて、次の大会
10月8日(日) 静岡県ドラゴンボート大会
マグロ祭りツナカップ(静岡・清水)
最も「参加選手満足度が高い大会」と呼ばれ、全国のドラゴン
チームからも大人気の大会だ。
その人気は、地元(静岡)のチームよりも、関東、中部、関西
等の「県外チーム」の方が参加数が多い、という特徴を持つ
全国でも唯一の大会となってきている。
まあ、「おもてなし大会」というコンセプトであるので、
そうした人気も高まってくるのであろう。

全国各地から前泊で強豪チームが集まってくる為、この交流会は
選手同士の親睦を高める他、さまざまな情報交換とか、
強豪チームの強さの秘訣を聞き出す場としても有効だ。
会場への好アクセス、好環境はもとより、グルメに観光などの
エンジョイ度も非常に高い大会である。

「これは日本選手権か?」と思えるほどの強豪チームが多数
集まり、激戦が繰り広げられる、
特に、ここ数年決勝戦で見られる「bp」(オープン)と、
「INO-G」(混合)の異カテゴリー対決は必見であり、
このレースを見るだけでも静岡まで来る価値がある。

前泊、後泊の選択も自由であり、観光がてらの参戦・観戦が
おすすめである。
なお、少ないチーム数(最大20数チーム)での限定大会であり
エントリーしても毎年抽選になってしまう模様である。
毎年の年末に本ブログで掲載している「ドラゴン総集編」の
「ベスト大会編」では、例年1位か2位の屈指の好大会だ。
競技志向 :★★★★☆
大会環境 :★★★★☆
エンジョイ度:★★★★★
観戦の楽しさ:★★★★
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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10月18日~10月23日
IDBF世界ドラゴンボート選手権大会(中国雲南省・昆明市)
こちらは大会情報のみの掲載。
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さて、次の大会
10月?日 南大隅町ねじめドラゴンボートフェスティバル
(鹿児島)
こちらも残念ながら未観戦の大会。
関西から専業チームも参戦していて、特に「関西龍舟」や
「Team 河童」が優勝等の好成績を数多く残している模様だ。
昨年(2016年)の日本選手権大会には同大会の実行委員の方が
観戦に来ていて、色々話をしたが、なかなか面白そうな大会だ。
昨年は「スモール選手権」と同一日程でかぶってしまったが、
今年はどうなのか?まだ正式な日程の情報は無い。
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10月29日(日) スモールドラゴンボート日本選手権大会
こちらが、本年のシーズン最後の大会になる予定だ。
10月末は、やや寒いのであるが、昨年より、このあたりの日程に
なってから、本大会や前身の「びわこスプリント」において、
「極めて雨に見舞われる確率の高い大会」という点が解消されて
きている兆しがある。

7月に行われる「日本選手権」とは異なり、本大会は10人漕ぎ
であるから、遠方からの参戦チームも多い。
その点においては、ある意味「日本選手権」よりも、本大会の
方が競技志向は強いと言えるであろう。

4年後に行われる「ワールドマスターズゲーム関西2021」での
ドラゴンボートを含む水上競技の会場にも指定された。
先ほど「雨が降りやすい」と書いたが、この会場では、広大な
「屋内観戦デッキ」もある為、実のところ、あまり雨は問題には
ならない、その点でも優れた会場環境であると思う。
こちらも、本ブログ年末の「ベスト大会編」では、毎年上位に
ランクインする好大会だ。
競技志向 :★★★★★
大会環境 :★★★★☆
エンジョイ度:★★★
観戦の楽しさ:★★★★☆
(★=1点、☆=0.5点、各項目5点満点)
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さて、今年下半期の「ドラゴンボート&ペーロン大会」の情報は
以上である、この中の多くの大会は観戦する予定であるので、
個々の大会の模様は、また個別に観戦記事を書いていくとしよう。